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舞台挨拶・イベント

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日本人初宇宙飛行士・秋山豊寛&小学生対話イベント&鑑賞会

2009-08-19 更新

秋山豊寛

赤い糸

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
8月21日よりTOHOシネマズ六本木ほか全国ロードショー

 8月5日(水)、目黒区教育委員会に委託され、鷹番小学校内に事務所を置くボランティア組織「夢プランたかばん実行委員会」の主催により、地域の小学生を集めて区立鷹番小学校にて、日本人として初めての宇宙飛行士となった、秋山豊寛さんを迎え、宇宙についての話や子供たちとの質疑応答、子どもたちがロケットの仕組みについて体験できる実験工作を行った。当日は、当初の予定を上回る100人以上の小学生と保護者が参加、大盛り上がりのイベントとなった。

 イベントのラストには8月21日(金)公開の映画『宇宙(そら)へ。』を皆で鑑賞。NASAの宇宙開発の50年間にわたる歴史を描いたドキュメンタリー映画に子供たちや保護者の皆様方も釘付けとなり、宇宙について学ぶとても貴重な夏休みの一日となった。


 はじめにKU-MAの的川泰宣会長(初代JAXA宇宙教育センター長)によって、スライドを使用したロケットの歴史についての解説が行われ、日本人で初めて宇宙に行った秋山豊寛さんの姿がスクリーンに映し出されたところで本物の秋山さんが登場! 秋山さんは満場の拍手に迎えられるとすぐに、「宇宙に行った感想を教えて」「宇宙で行ったカエルの実験は何ですか?」などなど子供たちから質問攻めにあった。14ヵ月の訓練を乗り越えて本当の宇宙空間で無重力を体験したときの感想は、一言で言うと「やったぜ!」という気持ちだったことや、カエルが日本初の宇宙に行った生物だったこと。筋肉の状態や放射線の量などを調べるために地球に戻ってすぐに解剖されたことなどを丁寧に解説した。

 宇宙と言われる空間までは直線距離にして地球からわずか100キロ、いま話題の宇宙ステーションも地球からわずか400キロであること。平地では近い距離でも上に伸びるとそこまで行くにはどれだけ大変かということ、などを教えた。楽しい話が終わった後には、カメラのフィルム容器に水と発泡入浴剤を入れて、入浴剤から発する炭酸ガスの力によって、容器が垂直に5~7メートルも飛ぶという実験を子供たちが行い、想像以上の科学のパワーを実体験した子供たちから、会場のあちらこちらで大歓声が上がった。

 その後行われた『宇宙(そら)へ。』の試写会は、場内の椅子が足りなくなるほどの来場者となり、最前列に陣取った男の子ばかりではなく低学年の女の子たちも多数参加し、ロケットの発射シーンや、美しい地球や宇宙の様子に真剣に見入っていた。

 この映画を鑑賞した秋山豊寛さんは「宇宙に行く、月に行くという人類の成し遂げたことについて、アメリカがどんな努力をしてきたか実に克明に記録した、改めて20世紀がどんな時代だったかを感じさせる映画です。画面からあふれてくるのは、宇宙開発といういかにも最先端の事業に信じられないくらい若い人たちが参加したということ。当時は使われていた機材も古典的能力しかないコンピューターで、その中で月への旅が実現出来たということは、人間の能力が結集されたときにどんな大きな力になるかということを証明しました。人類の技術と努力と集中力が結集されたときに月へ行くことが実現されたと気づくとき、この素晴らしきもの“人間”と思わざるを得ないですね」と感想を述べた。また人間と宇宙について「人間が生きていくのに大事なことは好奇心です。何故? どうしてだろう? おかしいな? という好奇心を育てる意味で宇宙は大きなきっかけになります。自分の心に芽生えた何故だろう?を発展させる契機になるのが宇宙です。都会でも田舎でもどこに行っても空がある。僕らの生活に結びついたところに太陽や月があって、宇宙は僕らと切り離せないところにあるんです」と話した。

 まさに世界天文年にあたる2009年。1990年に日本人として初めて宇宙に飛び立った秋山さんの言葉は、未来を担う多くの子供たちにたくさんの刺激を与えてくれたことだろう。


(オフィシャル素材提供)


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