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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『レッドクリフ Part2』舞台挨拶

舞台挨拶

2009-02-09 更新

ジョン・ウー監督、金城 武、リン・チーリン、alan

レッドクリフ Part2

配給:東宝東和=エイベックス・エンタテインメント
4月10日(金)より日劇1・日劇3ほか全国超拡大ロードショー!
(C)2009, Three Kingdoms, Limited. All rights reserved.

 昨年公開され、国内アジア英が史上興収50億円を突破する大ヒットを記録した『レッドクリフ PartⅠ』の続編『レッドクリフ PartⅡ』の完成披露フェスティバルがTOHOシネマズ 六本木ヒルズの全スクリーンを貸切って開催され、舞台挨拶にジョン・ウー監督、金城武、リン・チーリン、alanが登壇した。

 会場には『レッドクリフ Part2』のポスターが貼られ、入り口には2.4メートルの巨大孔明キューピーと周瑜キューピーがお出迎え、観客には飲み物とポップコーンが無料で振舞われた。曹操や孔明の衣装や小道具の展示もされた。この日のイベントの模様は中継で大阪、名古屋、福岡の劇場にも生中継された。


会場の大歓声と拍手に迎えられた一行は、それぞれが前作Part1の大ヒットを喜び、感謝の言葉を述べた。
ジョン・ウー監督は「PartⅠの大ヒットは皆さんのおかげだと思います。現在は中国の旧正月にあたる期間なので、皆さんの健康をお祈りいたします」と挨拶した。


 「レッドクリフには大好きな日本映画から学んだ多くのことが活かされています」と語り、「戦いのシーンは日本映画の巨匠・黒澤 明監督の『七人の侍』を参考にしました」と明かした。スタッフにも撮影前にエンディングのシーンを観るように指示したそうだ。「黒澤 明監督の作品は何度も何度も繰り返し観ています。観るたびに新しいヒントをもらっています」とコメントした。


この日、一番のフラッシュを浴びていた諸葛孔明役の金城 武は作品が大ヒットしたことについて「『レッドクリフ PartⅠ』を多くの方が観てくれて、好きになってくれてほんとにうれしい。個人的に喜ぶよりもいろいろな困難を乗り越えてやりとげた監督が喜んでいるのがなによりもうれしい」と語り、監督に賛辞を贈った。
金城は思い入れのあるシーンとして、孔明が戦略を練り、敵陣に矢を射させて10万本の矢を奪取するシーンをあげた。「実際に撮っているときも後ろと目の前を本物の矢が飛んでいたので、ほんとは怖いのに孔明としては怖くないと言う冷静な表情をしているのが辛かった(笑)」とコメントした。命がけの演技だったようだ。
一緒に演じている人物がほんとに怖がっていて、冷静に対応している孔明とのやり取りが面白い。

今回重要な役柄を演じた小喬役のリン・チーリンは「日本の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶したあと、「小喬は柔らかく、力強く、水のような女性です。役作りについては監督と二人で話し合いました。監督からリアルで、自然な小喬であってほしいといわれ、私は小喬の心に近づくように演じたつもりです」と語った。

Part1に続いてPart2でも主題歌を歌ったalanは「Part2は前作よりもっとスケールが大きくて、感動も前作以上です。愛と強い信念と勇気を心を込めて歌いました。エンディングで自分の歌声が流れる画面を観て、信じられない思いがしましたが、うれしかったです」と語った。
最後にジョン・ウー監督が「レッドクリフを応援してくださって本当にありがとうございます。この映画を観て元気になって、楽しい人生を送ってください」とメッセージを贈った。

前作に続き、愛と友情をテーマに壮大なスケールで、感動的な作品が作りあげられた。緊迫した戦いのなかにも人間性に関する部分がしっかり描かれている。今まで文献でしか記されることしかなかった陣形など多くのシーンが見事に映像化されている。
是非、劇場の大スクリーンで大迫力の戦闘シーンを堪能して欲しい。

(文・写真:Sachiko Fukuzumi、※メイン写真のみオフィシャル素材)


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