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作品紹介

トップページ > 作品紹介 > 我が至上の愛~アストレとセラドン~

2009-01-17 更新

原題:Les Amours d'Astree et de Celadon

我が至上の愛~アストレとセラドン~
(C)Rezo Productions / C.E.R.

イントロダクション
心から愛する人に誤解され、別れを告げられたら……。
身を引くのが愛なのか? それとも身の潔白を晴らすまで説得するのが真実の愛なのか? 人を愛するとは何か? 愛とは?
この普遍的かつ永遠のテーマを、フランス映画界の巨匠エリック・ロメールが、彼ならではのユーモアと官能を織り交ぜて描いた『我が至上の愛~アストレとセラドン~』。小鳥のさえずりとともに、時の流れを忘れるような緩やかで軽やかなリズムで綴られる、陽光の中で輝く若い恋人たちの瑞々しくひたむきなこの愛の物語は、観る者に人を愛することの喜びを感じさせてくれる。
愛するがゆえに命をも顧みないひたむきさを持ちながらも、容姿の美しさでニンフ(精霊)たちを虜にするセラドンを演じるのは、モデル出身でフランス映画界の期待の新星アンディー・ジレ。そして、若々しく健康的な魅力あふれるアストレには、ベルギーの大作家マルグリット・ユルスナールを大叔母に持ち、本作が初の映画出演かつ主演となるステファニー・クレイヤンクールが大抜擢された。彼女はもともと歌手志望で、フランス本国ではシャンソンのCD発売を今後予定しており、劇中ではその歌声も披露している。
本作は、17世紀にオノレ・デュルフェという作家によって書かれた、大河ロマン小説の原点とも言われている「アストレ」(Astree)が原作。全篇5000ページで構成された原作は、当時のフランス文学サロンや知識ある女性たちの間で大人気となり、アストレのように、羊飼いでありながらも最高級の宮廷人のように話すことが理想とされた。

ストーリー
ローマ時代――純粋な愛を育んでいた羊飼いのアストレとセラドン。しかしアストレは、セラドンが浮気をしたと思い込み、「私の前にもう二度と現れないで欲しい」と拒絶する。絶望したセラドンは入水自殺を図るが、ニンフ(精霊)に助けられ、死を逃れていた。
その端麗なる容姿からマダムに気に入られ、村へ戻ることを許されないセラドン。彼を兄のように慕うレオニードの計らいでマダムの城から脱出するが、アストレの「二度と現れないで欲しい」という言葉を忠実に守り、彼は村には戻らずに森で暮らし始める。そんなセラドンを不憫に思ったレオニードとドルイド僧が、アストレに会う機会を彼に与えようとするが――。
(2007年、フランス、上映時間:109分)

キャスト&スタッフ
監督・脚色:エリック・ロメール
原作:オノレ・デュルフェ
出演:アンディー・ジレ、ステファニー・クレイヤンクール、セシル・カッセル、ジョスラン・キヴランほか

配給
アルシネテラン
銀座テアトルシネマで公開中ほか全国順次公開

オフィシャルサイト
http://www.alcine-terran.com/wagaai/(外部リンク)

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