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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『幸福Shiawase』初日舞台挨拶

初日舞台挨拶

2008-09-26 更新

小林政広監督、桜井明美、石橋 凌、橘 実里

砂時計

配給:SPO
シネマート六本木にてロードショー中!
(C)「幸福」製作委員会

  『バッシング』でカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選ばれ話題となり、東京フィルメックスでは最優秀作品賞を、テヘランファジル映画祭では審査員特別賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得ている小林政広監督が、今度は北海道の殺風景な白夜の街を舞台に、一筋縄ではいかない大人たちの“しあわせ”をあたたかく静かに描いた『幸福 Shiawase』が9月20日よりシネマート六本木にて公開した。

それではまずゲストの皆様に一言ずつご挨拶いただきましょう。『バッシング』、『愛の予感』など、世界の映画祭でもご活躍の小林政広監督です。

小林政広監督: 今日は、映画を観に来て下さって、ありがとうございます。台風も去ったみたいで良かったです。堅苦しい映画ではないので、楽しんでください。

小林監督、ありがとうございます。続きまして、今回、映画に初出演、そして初主演となりました桜井明美さんです。

桜井明美: 監督と同じになりますが、台風が過ぎて良かったです。本日はよろしくお願いします。

桜井さん、ありがとうございます。続きまして、小林監督の『殺し』に続き、主演を務められました石橋凌さんです。

石橋 凌: 心配していた台風も気を利かせてくれました。今日はたくさん公開作がある中、この作品を選んでいただけて、幸せです。3年かかってやっと公開できることになり、幸せです。公開の機会をつくってくださったシネマートさんにも感謝しています。最後までお楽しみください。よろしくどうぞ。

石橋さん、ありがとうございます。そして、小林政広監督の映画には初参加の橘 実里さんです。

橘 実里: もう皆さんに言われてしまったんですけど、やっと皆さんに観ていただけることになり、うれしく思っています。よろしくお願いします。

ゲストの皆様ありがとうございます。それではさっそく、いくつか質問していきたいと思います。まず石橋さん、小林監督の作品には『殺し』に続き2作目ですが、この映画のご出演を決めたきっかけは何だったのでしょうか。

石橋 凌: 小林監督が好きで、小林監督のつくる作品が好きなので、二つ返事で出演を決めました。

その石橋さんの相手役を演じられた桜井さん。 桜井さんは今までは舞台でご活躍で、映画は初めて、しかも主演でしたが、いかがでしたか?

桜井明美: そうですね。監督やスタッフにフォローしてもらって、とてもやりやすい現場でした。ただ、30センチの距離の芝居というのが初めてだったので、舞台だと、声とか動きが形になりやすいのですが、監督から「形にするな、ひねった芝居をしてくれ」とよく言われました。

そして、橘 実里さん。小林監督の作品には初めてのご出演ですが、いかがでしたか?

橘 実里: 小林監督がどんな人なんだろう、とずっと思っていました。独特の空気感が新鮮でしたね。

では、皆さんに大好きと言われていらっしゃる小林監督、この作品を撮ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

小林政広監督: きっかけはないんですよ。観なくちゃ分からない映画をつくろうと思って、まあ、どんな映画も観なくちゃ分からないんだけど……(笑)。

監督の『バッシング』や『愛の予感』と同じく、舞台は北海道ですが、殺風景なところに味がある町だと思いました。 桜井さん、この勇払という町での撮影はいかがでしたか?

桜井明美: そうですね。自分と町との境目がなくなるというか……地味だけど息づかいのある町でした。

そして、そろそろお時間ですが、もう少しだけお聞きしましょう。この作品のテーマは「しあわせ」ですが、石橋さんにとっての「しあわせ」とは、なんでしょうか。

石橋 凌: この映画が、公開をあきらめかけていたけれど公開できた、というのと同じで、恋愛でも何でも、一瞬あきらめたものが叶ったときに幸せを感じます。

ありがとうございます。それではそろそろお時間になってしまいました。最後にお一人ずつ、ご来場の皆様、これから「しあわせ」をご覧になる方に、メッセージを桜井さんから、順番にお願いします。

桜井明美: 私の役は、「どうしてここでこういう動きをするの?」というような、独特のユニークさを持っています。監督独特の世界に浸ってほしいです。
石橋 凌: 小林監督は、自分で書いて35ミリで撮る、日本でも数少ない監督です。その監督の作品をぜひ楽しんで下さい。
橘 実里: ささやかなことがいっぱい詰まっている作品です。心をリラックスして観てほしいです。
小林政広監督: 最後にひとつだけ。最初に出てくるのが石橋さんです。どこに出てくるのか分からない(ような演出をした)から……。石橋さんのファンに怒られるかもしれないけど、ちゃんと石橋さんに了解を得ていますので、そこのところはご了承ください。

(オフィシャル素材提供)


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