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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『銀色のシーズン』プレミアトークショー

プレミアトークショー

2007-12-28 更新

瑛太、田中麗奈、玉山鉄二、青木崇高、佐藤江梨子、國村隼、羽住英一郎

銀色のシーズン

配給:東宝
2008年1月12日(土)全国東宝系ロードショー
(C)フジテレビジョン/ROBOT/東宝/電通

 大ヒット作『LIMIT OF LOVE 海猿』の羽住英一郎監督が、雪山に舞台を移して3人の“雪猿たち”の活躍を描いたエンタテインメント大作『銀色のシーズン』が完成し、六本木ヒルズアリーナでプレミアトークショーが行われた。

 銀色のシーズン』は、ゲレンデで縦横無尽にはしゃいで過ごす雪バカ3人組と、町おこしのための雪上結婚式のためにやってきたスキーが出来ない花嫁を巡る物語。2003年の夏に構想をスタートした羽住英一郎監督は3ヵ月を超える雪山での撮影を敢行し、ドラマの面白さはもちろん、世界中から集まったスキーヤーたちによるアクロバティックなプレイや日本初となるスパイダーカムによる撮影など、見どころがいっぱいの話題作だ。
 会場となったアリーナには大量の雪が持ち込まれ、映画の雰囲気を再現。スタート時間になると銀色の服に身を包んだ出演者の瑛太、田中麗奈、玉山鉄二、青木崇高、佐藤江梨子、國村 隼、そして羽住英一郎監督が登場し、雪上を歩きながらステージに向かう。 「こんな大雪の中、ようこそいらっしゃいました(笑)」と挨拶するのは、主人公で元モーグルの全日本チャンピオン、雪山の何でも屋3人組のひとり・城山銀役の瑛太。スキーはほとんど初心者だったと言うが、「練習は厳しかったですが撮影は楽しくて、今まで僕が出演した作品の中では一番笑っていました。出来上がった映画を観ると、この2人(玉山鉄二・青木崇高)と連んで、素で笑っているんですね。映画は嘘をつかないなと実感しました」と嬉しそう。
 元競技スキー選手で銀の仲間・小鳩祐治役の玉山鉄二も、「撮影以外の時も、いつも3人一緒でした」と仲の良さを強調。「撮影中ぎっくり腰になりましたが、ベルトを借り痛み止めを打って撮影を続け、大変でした。2年がかりでスキーを練習し、完成にこぎ着けられたので嬉しいです」と、苦労を振り返る。 3人組の残るひとり・お調子者の神沼次郎を演じたのが青木崇高。こちらもスキーは初心者だったと言うが、「現場に着いた初日に、“とりあえずついてきて”と言われ、いきなり頂上に連れて行かれて焦りました」と超スパルタ・レッスンの恐怖を語った。

 雪上結婚式を控えたスキーの出来ない花嫁・綾瀬七海役の田中麗奈は、「最初はスキーの履き方さえ判らなかったので、とにかく怖かったですね」と、こちらもスキー経験はゼロ。慣れるまでは数え切れないほど転んだそうだ。 スノーボードが好きで都会からやってきたアルバイトの仲居・北原エリカ役には佐藤江梨子。「この3人はすごく仲がよくて、羨ましかったですね。リフトで頂上まで行き思いっきり転んだ時には、雪猿たちに大笑いされ、“くそっ”と思いました」と、現場の空気が伝わってくるようなエピソードを話してくれた。 町おこしのために雪上結婚式を企画した旅館のオーナー瀬戸雅之役の國村 隼は、「子供の頃にスケートをやっている時に転んで失神して以来、足元が滑るものは駄目ですね。撮影がない日もひとりで釣りをやっていました」と、重鎮らしくマイペースに過ごすことが出来たようだ。

 こうして見ると、スキー初心者ばかりを集めてスキーの映画を作ってしまった羽住英一郎監督だが、「デビュー作の『海猿 ウミザル』の撮影中にスタートした企画だったので、第2作が撮れるのなら何でもやろう!と思いました。僕も3年前にこの映画の準備のため滑ったのが初めてのスキーで、この時には肋骨を折りました」とにこやかに語る。
 最後にマイクを回された瑛太は「正直言って自信作、胸を張ってお勧めできます。絶対に面白いので、周囲の人にも薦めて下さい!」と会場を埋めたファンに向かって熱い想いを伝え、この日のイベントは終了した。
 東宝とフジテレビが製作メンバーに名を連ねる本作。ここでご紹介した豪華な出演者と監督に加え、主題歌はコブクロと万全の布陣だ。娯楽作品としてのツボはきっちり押さえているだけに、まずは難しいことは抜きにしてリラックスして楽しみたい。

(文・写真:Kei Hirai)


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