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記者会見

トップページ > 記者会見 > 『バイオハザードⅢ』来日記者会見

来日記者会見

2007-10-28 更新

ミラ・ジョヴォヴィッチ

バイオハザードⅢ

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
11月3日(祝)よりスカラ座ほか全国ロードショー
(C) 2007 Sony Pictures Entertainment (J) Inc. All Rights Reserved.

人気ゲームソフト『バイオハザード』シリーズの実写映画で1作目、2作目とヒロインのアリスを演じたミラ・ジョヴォヴィッチがシリーズ第三弾のPRのために来日し、都内ホテルで記者会見を行った。
 2作目の舞台となった時代から3年後という設定で始まる本作では、世界中に広まるT-ウィルスの感染によってほとんどの人間はアンデッド(ゾンビ)化し、アンブレラ社は彼らのパワーを利用すべく秘密裏に研究を続けていた。今回は進化し続け、最強の戦士としてよりパワーアップしたアリスと最強の敵タイラントとの壮絶バトルが話題を呼んでいる。20分ほどのフッテージ上映の後、会見が行われた。

-----まずはご挨拶をお願いいたします。

 皆さん、今日は来ていただいてありがとうございます。日本には何度も来日しているけれど、今回は初めて小さな娘を連れてきたのよ。

-----一番大変だったアクション・シーンを教えて下さい。

 砂漠での撮影はとても暑くて大変だったわ。50度~60度もあったの。監督も脱水症状になって1週間入院してしまったし、カメラやすべての機材に砂が入ってしまったり、砂嵐がやって来て撮影がストップしてしまったり、自然の中での撮影は本当に大変だったわ。それに、後で確認して分かったんだけど、撮影で使用したソファーの下に、サソリが見つかったのよ。砂漠では苦労したわね。

-----クローンとして何度も撃たれるシーンがありましたが……?

 逆に、父にはよく、「今回君は一日で何人殺したんだい?」なんてシュールな質問をされるわ(笑)。

-----映画の中で無垢な頃のアリスやクローンが出てきますが、全てミラさんが演じられたのでしょうか? どのように演じられたのですか

 撮り直したものも、以前の映像を使ったものもあるの。7年前と同じセットということで、スタッフは苦労したようね。クローンにしてもそれぞれ全く同じというわけには行かないので、演じ分けたわ。違った驚きと楽しみがあって、やり甲斐があったわね。

-----アリスはどのように成長したと思いますか? ご自身は?

 3部作をやるのはとても興味深いことだったわ。最初アリスはとても無垢で、純粋で、自分と言うものを理解していない。今回はアリスが愛する人々のために犠牲を払い、自分と言うものを見つめ直すの。私も以前より自分と言うものを見つめ直すようになったわ。私もアリスと共に成長してきたけれど、アリスのほうが強くて決断力もある。アリスを尊敬しているわ。あんな決断力を持ちたいと思っている。

-----以前はアンデッド(ゾンビ)を観て、面白いと思ったほうなのか、そのシーンは早く終わって欲しいと思ったほうでしょうか?

 どちらかと言うと目をつぶって観ていたわ。基本的に恐ろしい映画はダメなの。ゲームはとても好きなので、この映画に出ることになったのかもしれないわ(笑)。

-----今回アリスはどのような能力がパワーアップしているのでしょうか?

 この作品は、今回はより大きくなって美しくなっているわ。アリスは自分でもコントロールできないくらいの大きな力を持つようになっているし、スーパーアンデッドというのも登場しているの。アンデッドたちも賢くなっている。群れて襲うことが出来るし、うまく逃げることも出来るわ。カラスも出てくるの。アンデッドを食べたことでアンデッドなカラスに変貌している。たくさんのクールな要素がふえて、本当に狂気の沙汰ではないほど、いろんな要素が入っているわ。

-----アリスのクローンの死体がたくさん出てきますが、すべてミラさんが演じられたのでしょうか?

 クローンといっても全て私なので、私が演じたわ。クローンの死体は別々に撮って、後でCGで合成したの。今回クローンは大きな役割を果たしている。皆さんが良く知っている同じようなシーンの展開があった後で、全く新しい別の展開があるの。コンセプト自体とてもクールで、クローンたち自身が活躍しているところも見どころになっているわね。

-----『バイオハザードⅣ』が作られる可能性はありますか?

 分からないわ。一応3部作ということで終わったけど、1作目のときも2作目のときもこれで終わりだと思っていたものの観客の要望があって、続編が作られて来たから。3作目が完成できたのも観てくださる皆さんのおかげね。それぞれに個々の要素が楽しめ、個性があって、シリーズといっても別々にまとまっていると思うわ。

(会見終了後、本作のイメージ・ソングを歌う幸田來未からビデオ・メッセージ寄せられた。)

幸田來未:スケジュールが合わなくて、そちらに伺うことが出来ませんでした。生でカッコいいミラさんに会えなくて残念です。言葉と映像のコラボレーションを成功させるために、楽曲のほうも一生懸命、頑張らせていただきます。そして、ミラさんにお子さんが生まれるということで、本当におめでとうございます。元気な赤ちゃんを産んでください。
ミラ・ジョヴォヴィッチ:彼女はとても才能のあるビッグ・アーティストと伺っているわ。曲を作ってくださって感謝しているの。才能のあるビッグ・スターとコラボレーションできるなんてとても興奮するわね。近いうちに本人にもお会いしたいわ。

ファクトリー・ティータイム

今まで何度も来日しているミラを取材しているが、今回妊娠6ヵ月のミラにはびっくり。お腹はもちろんのこと、身体全体が別人のようになっていた。でも、幸せ一杯のミラはとても美しかった。笑顔が輝いていて自信に満ち溢れていた。元気な赤ちゃんを無事に出産して欲しい。
過酷な運命が待ち受けるアリスのファイナル・ステージとなる本作では、アリスのクローンが何人も登場する。1作目、2作目、そして3作目と、進化し続けるアリスの、華麗でダイナミックなアクションは絶対に見逃せない。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


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