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『クナシリ』トークショー

2022-01-08 更新

鈴木宗男氏(参議院議員)

クナシリkounachir ©Les Films du Temps Scellé - Les Docs du Nord 2019
アンプラグド
シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中

 第二次世界大戦から76年、北海道からわずか16キロの近くて遠い国後島。旧ソ連出身フランス在住の監督が映し出した、国後島の《真実》とは? ドキュメンタリー『クナシリ』のトークショーが実施され、長年にわたり日ロ外交に向き合い、北方領土問題をライフワークとしている日本維新の会の鈴木宗男参議院議員が登壇した。


 上映終了後、たった今鑑賞を終えた観客の盛大な拍手に迎えられ、鈴木宗男氏が登場し、トークショーがスタート。まずは、今まで明かされなかった国後島の現実をありのままに映し出した本作について、度々国後島を訪問している鈴木氏は「国後島の生活状況がよく映されている。映画の通りです」とコメント。また映画でインタビューされていた島民についてもよく知る人物だと明かし、「劇中で語られる島民の声がロシア人の共通認識だろう」とコメント。そして話題は、安倍政権下でのロシアとの領土交渉に関して。「映画にも出てくる2018年のシンガポール合意が一番現実的である。解決はこれしかない」とした。

 また、プーチン大統領に4回対面したことがあるという鈴木氏は、日ロ関係の今後について「プーチン大統領はとても人情家。彼だけが日本をよく理解して関心を持っている」として「安倍前首相のサポートの元、岸田政権に期待したい。しっかりサポートしていく必要がある」と語った。また、コロナの感染拡大の影響で、2年間首脳会談ができておらず、外交が進まないことについては非常に悔やまれるとし、「解決するには国のトップの判断しかない」と語った。

 さらに「1万7千人いた元島民はすでに1/3に減ってしまった。さらに平均年齢は87歳。故郷を捨てざるをえなかった島民たちの、1島でも2島でも返してほしい、という思いを国益の観点からまとめあげていきたい」と任期中の北方領土問題解決についても熱く語り、大盛況の中トークは幕を下ろした。



(オフィシャル素材提供)



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