インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash


舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『決戦は日曜日』

『決戦は日曜日』完成披露報告会

2021-12-14 更新

窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田 慈、小市慢太郎、音尾琢真、坂下雄一郎監督

決戦は日曜日kessen ©2021「決戦は日曜日」製作委員会
クロックワークス
2022年1月7日(金) 新宿バルト9ほか 全国ロードショー

 映画『決戦は日曜日』の完成披露試写会が都内で行われ、舞台挨拶にキャストの窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田 慈、小市慢太郎、音尾琢真とメガホンを取った坂下雄一郎監督が登壇してクロストークを繰り広げた。


 衆議院議員・川島昌平の私設秘書である谷村 勉(窪田)はことなかれ主義。川島が病に倒れたことをきっかけに、政界に無知な川島の娘・有美(宮沢)が選挙に出馬することに――。前代未聞の選挙戦が幕を開ける! 選挙活動を秘書の視線を中心にシニカルに描く社会派コメディ。

 主演の窪田は満員の客席を見渡して、「こんな景色は久しぶりで、ちょっとどうしていいか分からないです。感無量でございます」としみじみ。作品について「たくさん笑ってもらえる、でもどこか他人事じゃない、とてつもない映画が完成しました」とアピールした。


kessen

 窪田と宮沢は本作が初共演となる。窪田は宮沢について、「エネルギーの集合体のような方で、すべてがポジティブなパワーで出来ていて、一緒にいるだけで治癒されていくんです……。お芝居で出そうとしても普通は出せない。そばにいて有美さんという役を通してダイレクトに(パワーを)もらっていたので最高に楽しかった。僕にとっての“パワースポット!”ですね」と笑顔で共演を振り返った。


kessen

 また、自身の演じた秘書という役について、「そつなくこなすようでいて、中身はちょっとポンコツなところもあるのですが、役を通してめっちゃ毒を吐きました(苦笑)。日頃のものを全部出したっていう作品でもありました。浄化しました!」とコメントした。


kessen

 宮沢は「私の役が本当に感情をストレートに出す、世間知らずというか自由奔放な役だったんです。本当にストレスがなく、モヤモヤがない役だったので、毎日撮影に行くのが楽しかった。でもそれを受け止めきる窪田さんは大変だったろうなと思います。窪田さんは受け止めてくれる許容範囲が広いので、安心感があって心強かったです」と窪田へ感謝のまなざしをむける。


kessen

 秘書チーム最年少の岩淵役を演じた赤楚は脚本を読んで、「本当にユーモアがきいていてすごく笑いましたが、読み終わった後に『考えることがやっぱり大事』なんだとすごく考えさせられました」と素直な感想を述べた。また、坂下監督からは衣装合わせの時から『若者代表として演じてほしい』と言われたことを明かし、「若者らしさを全面に出していこうと頑張りました」と話した。撮影現場ついては「素敵な先輩方の中でめちゃくちゃ緊張しましたが、本当に楽しくて、あっという間の2週間でした」と撮影を振り返っていた。


kessen

 坂下監督は「働いている人たちの映画が好きなので、議員ではなく秘書をメインにするのは最初から決めていました。親しみやすい映画になっていると思います」と作品をアピールした。オリジナル脚本も務めた坂下監督は、5年以上の月日を掛けて本作を完成させた。

 最後に、窪田は「こんな宮沢りえさん、見たことある人いないんじゃないかと思います(笑)。監督が作られた空気を、映像を通して体感してもらえたら嬉しいです」と客席に向かって呼びかけた。


kessen

kessen

kessen

kessen


(取材・文・写真:福住佐知子)



関連記事
公開記念イベント

Page Top