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『そして、バトンは渡された』
ジャパンプレミア

2021-10-06 更新

永野芽郁、田中 圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親、前田 哲監督

そして、バトンは渡されたsoshitebaton ©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
10月29日(金) 全国ロードショー

 映画『そして、バトンは渡された』のジャパンプレミアが都内で行われ、キャストの永野芽郁、田中 圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親とメガホンを取った前田 哲監督が出席して作品についてクロストークを繰り広げた。


 本作は、2018年2月発売直後より、感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数100万部を突破する、2019年の本屋大賞受賞の同名ベストセラー作品の映画化。2つの血のつながらない親子の絆が描かれる感動作。

 4度苗字が変わった優子役を務めた永野は、撮影前には原作を読んでおり、永野に読むのを進めた母親から“主人公の女の子の役を芽郁にやって欲しい”と熱望されていたことを明かし、出演オファーに大喜び。「母は『内容を何も言わなくていいから』と、映画を観るのを楽しみにしています。ここに自分がいるのが不思議な気持ちです」と満面の笑みを見せた。


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 優子の義理の父・森宮さん役を務めた田中は「自分も父親なので、何とかなると思って臨みましたが、芽郁ちゃんとは歳がそんなに離れていないので、あてにはなりませんでした(苦笑)。現場で役を作っていきました」と話した。“お兄ちゃん”にはならないように気をつけたそうだ。


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 シングルマザー・梨花役に挑んだ石原は、初めての母親役。石原は、小4の娘・みぃたん役を務めた稲垣と前田監督から撮影前からふたり一緒に過ごす時間を与えられ、すっかり仲良しになったという。「梨花がみぃたんを好きなように、私がくるみたん(稲垣)を好きになれるかにかかっていたと思います。ふたりで一緒にたくさんの時間を過ごして、すっかり仲良くなりました」と愛おしそうに稲垣を見つめながら語った。ツーショットの写真を撮って携帯の待ち受けにしていたという。


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 稲垣も石原を「さとみちゃん」と呼び、「撮影の合間にずっとお話ししていて、本当に親子みたいな関係が作れました」と笑顔で話し、石原を大好きな様子だった。


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 梨花の2番目の夫・泉ヶ原さんを演じた市村は「さとみちゃんとは親子の役をしたことがあったけれど、夫婦になるとは思わなかった(笑)。今回はみぃたんがいたので毎日ルンルンで、仕事をしているのか遊びに来ているのか分からなかった」と稲垣を優しい微笑みで見つめ、楽しそうに現場を振り返っていた。


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 撮影時のエピソードに話が及ぶと、永野は「卒業式」の場面をあげた。ピアノを弾くシーンがあり、撮影3ヵ月前から猛練習したことを明かし、「本当に大変でした」と苦労を吐露した。そんなとき田中から「お疲れ様」とケーキの差し入れがあったことを明かし、「すごく嬉しかったです」と永野は笑顔で田中に感謝を伝えた。田中は永野の頑張りに「ピアノを弾きながら感情とも向き合っていて、俳優として尊敬しました。ピアノも3ヵ月で弾けるようになって、ほんとスゲーなと思いました」と驚きを隠せない様子だった。


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 本作にちなんで「この人の秘密を知ったことは?」という質問があり、田中が「芽郁ちゃんはトマトが嫌いですね」と話す。市村は「おかかのおにぎりが好きみたい」とコメント。永野は「以前はシャケだったのですが、今は、おかかのおにぎりが好きになりました。4~5年前からズーッと食べています」と嬉しそうに話すと、田中は「本当に食べるものが変わらないよね。今日もお昼に麻辣湯を食べてたけど、1年前からはまっているよね(笑)」と語っていた。


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 最後に永野は「とにかく優しい空気に包まれているステキな映画が出来たと自信を持って言えます。誰かを大切に思ったり、思われたり、愛情深く思うことが素敵なんだなとあらためて感じました。大事な人を前にして何か声をかけたいなという気持ちになりました。皆さんもそういう気持ちになっていただけたら……」とメッセージを送った。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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