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2021-06-27 更新


いとみちitomichi
©2021『いとみち』製作委員会

イントロダクション

 心を震わす日本のソウル・ミュージック――津軽三味線がつむぐ珠玉の人間ドラマ。祖母、父と共に三世代で暮らし、家族愛に包まれていた少女が、社会の荒波をたくましく生きる人たちとふれあい、成長する――。映画化され大ヒットした『陽だまりの彼女』の原作者である越谷オサムのベストセラー青春小説『いとみち』(新潮文庫刊)がついに映画化!

 脚本・監督は『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』などで知られる青森出身の鬼才・横浜聡子。先の見えない時代に生きる市井の人々を温かなまなざしで描いた最高傑作が誕生した。

 ぶっきらぼうな中に、凛とした意志を感じさせるヒロイン・いとを演じたのは主演2作目の駒井 蓮。未経験の津軽三味線を約1年かけて猛特訓し、劇中で演奏に挑んだ。シングルファーザーで民俗学者の耕一役には名優、豊川悦司。幼くして母を亡くした思春期の娘の自立に動揺しながらも、懸命に寄り添おうとする父親を演じた。父娘それぞれが不器用に生き方や愛の形を探り、すれ違いながらも、再び親子の絆を結び直していく。

 シングルマザー、若者の困窮、友人関係……格差社会や女性問題など、現代が抱える社会問題がさりげなく盛り込まれているが、我々に与える感動はシンプルだ。「けっぱれ」(津軽弁で「頑張れ」)という方言が熱くストレートに胸に迫る。どこを切っても本物の味。先の見えない時代に贈る至上の人間賛歌が、津軽の雄大な地に鳴り響く――。


ストーリー

 主人公の相馬いとは、津軽三味線が得意な青森・弘前市の高校生。津軽三味線を弾く時に爪にできる糸道に名前の由来を持つ。濃厚な津軽弁訛りにコンプレックスを持ち話すことが苦手で友人も少ないが、芯はじょっぱり(意地っ張り)。

 一大決心をして津軽メイド珈琲店でのアルバイトをはじめたことをきっかけに、祖母、父、バイト仲間たちに励まされ、16歳のいとは成長していく。


itomichi

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(2021年、日本、上映時間:116分)

キャスト&スタッフ

監督・脚本:横浜聡子
原作:越谷オサム『いとみち』(新潮文庫刊)
音楽:渡邊琢磨
撮影:柳島克己
協力:青森県弘前市、青森県北津軽郡板柳町、青森県平川市
企画協力:新潮社
制作プロダクション:ドラゴンロケット
出演:駒井 蓮、豊川悦司
   黒川芽以、横田真悠、中島 歩、古坂大魔王、ジョナゴールド(りんご娘)、宇野祥平、西川洋子ほか

配給
アークエンタテインメント
大ヒット公開中

■ オフィシャル・サイトwww.itomichi.com (外部サイト)



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