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『ベルリン・アレクサンダープラッツ』予告編を解禁

2021-05-08 更新

ベルリン・アレクサンダープラッツberlin_alexanderplatz
©Sabine Hackenberg, Sommerhaus Filmproduktion ©Wolfgang Ennenbach, Sommerhaus Filmproduktion
配給:STAR CHANNEL MOVIES

 2021年5月20日(木)より、MIRAIL(ミレール)、Amazon Prime Video、U-NEXTの動画配信サービスにてオンライン上映を開始する映画『ベルリン・アレクサンダープラッツ』の予告編が解禁された。


 本作は、1920年代に出版された現代ドイツ文学の金字塔『ベルリン・アレクサンダー広場』を、新進気鋭の才能溢れるブルハン・クルバニ監督の大胆な解釈によって、愛・金・裏切りに翻弄されるギャングたちの物語として映画化された。現代社会が抱える貧困・人種・難民の問題をリアルに描き、スタイリッシュな映像で紡がれるサスペンスフルな展開に息を呑む衝撃作。第70回(2020年)ベルリン国際映画祭に正式出品され話題となり、世界各国の映画祭でも高い評価を得た。

 予告編では、難民として必死にもがきながら善人になることを誓う主人公・フランシスの懸命な姿と、彼に忍び寄るダークな魅力をもつ“悪魔”のような男・ラインホルトが描かれる。フランシスとミーツェは友人を通して出会い引き寄せられるが、ミーツェがフランシスに“愛”を与え求める一方で、ラインホルトの魔の手が2人の背後に迫る。



 また、本作の監督・共同脚本を手がけたブルハン・クルバニ監督からオンライン上映に、コメントが到着した。


<ブルハン・クルバニ監督 コメント>

 原作の『ベルリン・アレクサンダー広場』を読んで僕は育ちました。ベルリンに引っ越したとき、近くの公園には金持ちも黒人もいて、ただ麻薬のコミュニティは黒人の難民がほとんどでした。格差を目の当たりにし、僕は彼らに焦点を当てた物語を作りたいと考え、頭の中で難民の物語とフランツ・ビーバーコップ(『ベルリン・アレクサンダー広場』の主人公)の物語が重なりました。
 自慢のチームと役者たちが作った、旅をするような映画です。本作はドイツ人社会と難民の話で、そこには闇が存在する。しかし結末には希望の見える話になっています。楽しんでください。

<ブルハン・クルバニ監督 プロフィール>

 1980年、アフガニスタン人難民の息子としてドイツで生まれる。2002年、映画監督を目指しバーデン・ヴュルテンベルク映画大学に入学。卒業制作として監督した長編『SHAHADA(原題)』(2010)が第60回ベルリン国際映画祭で上映され、2本目に制作した長編『ロストックの長い夜』が高い注目を集め、ローマ国際映画祭でコンペティションのオープニング作品として上映。3本目の長編となる、本作『ベルリン・アレクサンダープラッツ』が第70回ベルリン国際映画祭でプレミア上映された。


berlin_alexanderplatz


(オフィシャル素材提供)



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