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2021-05-06 更新


明日の食卓ashitanoshokutaku
©2021「明日の食卓」製作委員会

イントロダクション

 原作は2016年に出版された椰月美智子の同名小説。親子、そして家族をめぐる光と闇にまつわるテーマを、その背景にあるごく普通の母親が日々抱える葛藤から赤裸々に描写し、子育て世代を中心に熱い反響を呼んだ。それを『64-ロクヨン-前編/後編』(16)、『楽園』(19)などの社会派ミステリーでその手腕を発揮し、昨夏コロナ禍での公開ながら興収23億の大ヒット作『糸』を手がけた瀬々敬久監督が映画化。『最低。』(17)でもタッグを組んだ小川智子を脚本にむかえ、住む場所も年齢も暮らしぶりもまったく異なる三組の母子とその家庭の内情に迫り、子どもたち側からの視点も取り入れつつ、三者三様の「石橋家」が「ユウ」という存在を通して一つのドラマにつながっていくミステリアスな群像劇を紡ぎ上げた。

 主演を務めるのは、『ジーン・ワルツ』(2011年/大谷健太郎監督)以来10年ぶりの映画主演となる菅野美穂。フリーライターで二人の息子を育てる留美子役に挑み、やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す母親を、タフな存在感と未来への希望をうかがわせる朗らかさを滲ませながら熱演。また、シングルマザーで大阪に暮らす加奈役を高畑充希が演じ、若くして母になり、パートの仕事を掛け持ちして働きづめの毎日ながら一人息子の成長だけが生きがいの愛情深く肝のすわった母親像をリアルに体現。そして年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見なに不自由なく幸せを手に入れているように見えるあすみ役を、尾野真千子が丁寧に演じている。

 子を持つ親なら誰もが直面する問題をリアルに描いた本作。実力派豪華女優陣が各々のドラマを濃密に演じ、緊迫のクライマックスへと向かわせ、観る者に共感と問題意識を喚起しながらラストには希望の光を与えてくれる、第一級のエンタテインメントが誕生!


ashitanoshokutaku

ストーリー

 同じ「石橋ユウ」という名前の小学3年生の息子を育てる3人の母親たち。

 神奈川在住・フリーライターの石橋留美子(菅野美穂)43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇10歳。

 大阪在住・シングルマザーの石橋加奈(高畑充希)30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇10歳。

 静岡在住・専業主婦の石橋あすみ(尾野真千子)36歳、夫・太一は東京に通い勤務するサラリーマン、息子・優10歳。

 それぞれが息子の【ユウ】を育てながら忙しく幸せな日々を送っていた。

 しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。

 無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。

 住む場所も家庭環境も違う【3つの石橋家の】行き着く運命は……?


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(2021年、日本、上映時間:124分)

キャスト&スタッフ

監督:瀬々敬久
脚本:小川智子
原作:椰月美智子『明日の食卓』(角川文庫刊)
撮影:花村也寸志
音楽:入江 陽
主題歌:「Motherland」 tokyo blue weeps
出演:菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、外川 燎、柴崎楓雅、阿久津慶人、和田聰宏、大東駿介、山口紗弥加、山田真歩、水崎綾女、藤原季節、真行寺君枝、渡辺真起子、菅田 俊、烏丸せつこ ほか

配給
KADOKAWA/WOWOW
2021年5月28日(金) 全国公開

■ オフィシャル・サイトhttps://movies.kadokawa.co.jp/ashitanoshokutaku/ (外部サイト)



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