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『とんかつDJアゲ太郎』初日舞台挨拶

2020-10-31 更新

北村匠海、山本舞香、浅香航大、池間夏海、二宮 健監督

とんかつDJアゲ太郎tonkatsudj 配給:ワーナー・ブラザース映画
全国大ヒット公開中!
© 2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会

 集英社「少年ジャンプ+」で連載されるや、ネット上で絶大な支持を集めた伝説の漫画「とんかつDJアゲ太郎」(原作:イーピャオ・小山ゆうじろう)が、『帝一の國』『翔んで埼玉』のフジテレビムービーと、「るろうに剣心」シリーズ、「銀魂」シリーズなど、「週刊少年ジャンプ」の大人気作品の映画化を大ヒットに導くワーナー・ブラザース映画によって、実写映画化! 映画『とんかつDJアゲ太郎』が10月30日(金)より公開となり、丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶が実施され、アゲ太郎を演じた主演の北村匠海を始め、山本舞香、浅香航大、池間夏海、二宮 健監督が登壇した。


 久しぶりの観客の前での舞台挨拶に北村は、「本日はお越しいただき本当にありがとうございます。こうして皆さんを前にステージに立って映画の話をする日というのは久々なので緊張しているんですが、この映画を観てくれる皆さんに感謝を伝えられればと思います」と挨拶し、続けて山本も「嬉しいですね! 久しぶりに皆さんの顔を直接見られるのは本当に嬉しいです! よろしくお願いします!」と元気よく挨拶。

 クランクアップからちょうど1年となった本日に初日を迎えた気持ちを聞かれた北村は、「本当に無事映画が公開できたことと、正直この映画をフラットに観てくれる人がどれだけいるのか不安な気持ちもありますが、僕も今日ここに立つことが少し怖かったり、いろいろな思いでいるのですが、この映画はコメディであり、音楽映画であり、サクセスストーリーです。僕一人ではアゲ太郎と言う役は演じ切れなかったし、映画の中に登場するいろいろなキャストに支えられてアゲ太郎という役を最後まで走りきることができました。それは今日も同じで、この映画を一緒に作った人たちと二本足でここに立てていることがとても心強いですし、それをこうやってお金を払って観に来てくれる方がいることに、とても幸せを感じております。この映画はちょっとおかしなアゲ太郎が真っ直ぐバカなことをしながら突き進んでいく映画なので、少しでも皆さんの笑顔の一つになれたら、嬉しいです」と今の気持ちを語った。


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 続けて、初のコメディに挑戦した本作で、役作りについてMCから聞かれた北村は、「コメディ映画に初めて出させていただく中で、人を笑わせるのってすごく難しいなと痛感しました。自分がコミカルなお芝居をする時に、どこか初めは自己暗示的に“北村はやれる! 絶対にやれる!”と思いながらやっていたんですけど、いざ始まると不安でいっぱいになっちゃって(笑)。浅香君とかにも“今の大丈夫だった?”って助けてもらいながらやっていました。そして、(撮影時の)僕の一番の心の支えはここにいないんですけど、加藤 諒くんでした。彼が毎日笑わせてくれていました」と当時の心境を語った。その時の様子について浅香は、「北村君ももちろん緊張していたと思うんですけど、僕も経験が多くあるわけじゃないから、“今のどうだった?”とか僕も聞いたり、正解が分からなったりして、みんなで一つのもの作って仲良くなっていきましたね」と答えると、北村は「僕たち、ちょっと空気感とか似てるんですよ。すごく悩むし、すごく考えるし」と共通点を明かすと、山本も「確かに!」と共感していた。

 北村の初のコメディ演技をそばで見ていた山本は、「大変そうだなと思っていたんですけど、テストの段階で変顔をして、顔のストレッチをしてから撮影に臨んでいましたね」と回答。北村は「ある種の自分の中でのスイッチなんですけど、とにかく顔を動かしておこうと思っていましたね(笑)」と明かした。その様子を現場で観ていた監督は、「そうやって格闘している北村くんがとっても可愛くて。アゲ太郎の大事なものの一つに“可愛い”っていうのは絶対に必要だったので、その時の葛藤も含めて可愛さが溢れるくらい滲み出る映画になったと思います」と自信を覗かせた。


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 北村とのシーンで印象に残っている場面を聞かれた山本は、「私の周りをぐるぐる回ってダンスを踊るシーンがあるんですけど、あれ10回位やったんですよ(笑)! しかも、毎回毎回ダンスを変えてくるんですよね、アーティストをやられているので。やっぱり踊れちゃう!天才!?なんですけど、一生懸命さにじわじわきちゃって、私が何度もNG出しちゃったんです(笑)。でもめちゃめちゃかっこいいシーンになっているので、見どころです!」と撮影秘話を語った。


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 アゲ太郎と幼馴染の三代目道玄坂ブラザーズとして、北村と共演シーンが多かった浅香は、「過ごす時間が多かったので、控室からずっと三代目のみんなでいたのですが、本当に北村君はすごい! 尊敬しました。音楽活動もやっているので、撮影を朝から夜までやった後、その後に音楽活動もしていて。そんな過密スケジュールの中で、三代目道玄坂ブラザーズはテンションの高い役だったので、そのテンションの高さを控え室でもみんなでキープしながら現場に入っていくようにしていたんですけど、忙しい中僕らと常に一緒のテンションで、現場にいる姿は尊敬しました」と感激していた。三代目について北村は、「チーム感がすごくあって。三代目のみんなとステージにいるシーンもあったんですけど、いろいろな時間を過ごしているので、そういうシーンじゃないのに彼らを見るだけですごい涙が込み上げてきたりとかするくらい、青春でした」と語った。

 アゲ太郎の妹役“ころも”を演じた池間は、北村について「すごく優しくて、いつもフラットな状態で接してくださるので、緊張もほぐれて楽しく撮影ができました。(本編を観て)一番驚いたのは、ころもの知らないところで、お兄ちゃんがあんな格好で渋谷を爆走しているんだ!っていうところです(笑)。でも最後にかけてDJにのめり込んでいくお兄ちゃんを見るのは誇らしかったし、かっこよかったです!」とコメント。

 作品を作るにあたって、意識したことを聞かれた二宮監督は「アゲ太郎も可愛いし、他に出てくる方も魅力的だし、もちろん笑って欲しい映画でもあるんですけど、純粋にアゲ太郎の成長に胸に届くと良いと思ってますし、音楽も美味しいものも人生を潤してくれるものなので、そういう美しさを感じられる映画にしたいなと思っています」と語った。

 最後に北村は、「本当に心の底からここに立てて映画が公開できたことがとても嬉しいですし、ぼくは決してかわいそうな奴でもないし、とても幸せ者だと思っています。本当に人に恵まれて監督キャスト、スタッフの皆さんに支えられてここにいますし、映画のことを話せて本当に幸せものです。この映画はいろいろな要素が詰まっているおもちゃ箱のような映画で、アゲ太郎を筆頭に個性豊かなキャラクターたちが面白おかしく映画を盛り上げてくれます。流れている音楽も映画館でこんな音楽聞いたことないと思わせてくれる最高のプレイリストが入っておりますので、音楽映画としても楽しめると思います。会場を出た後にとんかつを食べたくなったり、今日はいい日だったなと思っていただけたら幸いです」と挨拶し、会場は大きな拍手に包まれ、イベントは終了した。



(オフィシャル素材提供)



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