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『犬王』先行上映会 舞台挨拶

2022-05-10 更新

アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、湯浅政明監督

犬王inu-oh ©2021“INU-OH” Film Partners
©M. Angeles Salvador

配給:アニプレックス、アスミック・エース
5月28日(土) 全国ロードショー!

 『夜は短し歩けよ乙女』、「映像研には手を出すな!」などで知られる湯浅政明監督による、“まるでフェス”、“ロックオペラ”との呼び声も高いミュージカル・アニメーション映画『犬王』が5月28日(土)より全国公開。開幕直前の先行上映会が5月6日(金)に都内で行われ、湯浅政明監督はじめ、W主演のアヴちゃん(女王蜂)と森山未來が出席した。


 カリスマ性と歌唱力、そして野心を抱く能楽師・犬王を演じたアヴちゃんは、本作をイメージしたオレンジとパープルのオリジナル和装で登場。偶然オレンジ色のジャケット姿の森山を見て、アヴちゃんは「私たち仲がいいんやなぁ~」と微笑ましい場面も。また完成した本作を観たときのことを振り返り「映画を観ながらすごい泣きそうになって。最後の最後のエンドロールに自分の名前があってダメ押しの涙。こんなすごいことってあるんや!と泣いちゃいました」と感涙を報告した。

 その相棒となる琵琶法師・友魚役の森山は「能は世界で最古のミュージカル。『犬王』はそれをモチーフに作られた作品。大事な言葉や想いが、音楽や踊りの中にぶつけられている。色彩や音楽、歌も含めてエネルギーが波動のようにぶつかって来る、凄い体験をしました」と絶賛。アヴちゃんと森山は10年来の友人と言い、森山は「アヴちゃんと、ずっとどこかで関われたらと思っていたけれど、『犬王』で会えたことに縁を感じました」と共演に喜びもひとしおだった。

 今年TVアニメも放送された「平家物語」に連なる物語として描かれた、古川日出男による「平家物語 犬王の巻」をアニメ化。その魅力について湯浅監督は「犬王は逆境にありながらも動じない、真っ直ぐな気持ちを貫く理想的なキャラクター。逆境の中で力強く生きた二人の生き様やエネルギーを見てほしい」と話した。

 劇中曲の作詞もアヴちゃんが担当。「“レペゼン室町”という感じで、室町時代に思いを馳せて楽曲を作るのは初めてだったけれど、湯浅監督と脚本の野木亜紀子さんが描いたものを私が咀嚼して繋いでいくという気持ち。それは劇中で犬王がやっていることとすごく似ていたので、筆が止まらなかった」と手応えを語った。一方の森山は歌唱シーンの収録について「ブースの外に湯浅監督と音楽の大友良英さんに挟まれる形でど真ん中にアヴちゃんがいて、アヴちゃんからのトークバックで作っていった感じ。歌に関してはすごく引っ張られました」とアヴちゃんのディレクションにも感謝していた。

 またアヴちゃんはアフレコ収録を振り返り「声優初主演だからといって、そこで借りて来た猫になったらもったいない。思い切り伸び伸びとやりました。マイクのない時代の歌なので喉がつぶれるのではないかと思うくらい、ひたすら歌っていました」と熱演を振り返った。

 さらにこの日は本作のバディな部分にせまった「犬王と友魚 バディな一問一答!」を実施。森山はアヴちゃんの第一印象を「物の怪」と呼び、アヴちゃんは森山の第一印象について「広大な砂漠」と個性的に表現した。舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の構想中に女王蜂の存在を知ったという森山は「アヴちゃんの姿を見たときに、練っていた構想がすべて崩れ去った。それくらい大きな衝撃。人の生き値を超えているような感覚というか、圧倒的存在感があった。それに僕は妖怪好きですから……(笑)」とユーモア交じりに「物の怪」と書いた理由を説明。一方のアヴちゃんも森山の第一印象について「初めて会った当時はギラギラしていて。破滅的な部分に広大な砂漠を見ました」と解説し「それから10年が経ち、各々が誰もいかない道を進んで『犬王』でクロスできた」としみじみしていた。現在の森山についてアヴちゃんが「砂漠のままでここまでレベルアップするのは凄い!」と褒めると、森山は「砂漠での楽しみ方を覚えたのかもしれない。野営とかをしてね」とジョーク交じりで互いの健闘を称え合っていた。


inu-oh

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 また「日々のバディ(相棒)なもの」について聞かれるとアヴちゃんは「ステージ」、森山は「車」、湯浅監督は「ボディ」と回答。アヴちゃんは「ステージは絶対に私を受け止めてくれる場所で、ステージに立つために今生きている」といい、森山は「普段から車移動をしているし、プライベートな空間でもあるから」と話し、湯浅監督は「自分の体と対話しながら仕事をしている」と語った。


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 最後に森山は「この映画の音楽、色彩、アヴちゃんの歌声や湯浅監督のアニメ―ションは、映画館で浴びるべき作品です!」と猛プッシュ。アヴちゃんは「この映画に出るためにここまでやって来たのではないかと思うことがたくさんあります。犬王として自分がもう一つの自分を手に入れたような不思議な気持ちに浸っています。ライブとは違って映画だから何度も通えるので、いつか応援上映がしたい! たくさんの人に見届けてほしい!」と大ヒットを祈願していた。



(オフィシャル素材提供)



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