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『るろうに剣心 最終章 The Final』
10thアニバーサリーイベント

2021-05-18 更新

佐藤 健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督

るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginningrurouni-kenshin © 和月伸宏/集英社 © 2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
The Final 大ヒット上映中/The Beginning 6月4日(金)

 『るろうに剣心 最終章 The Final』10thアニバーサリーイベントが実施され、佐藤 健、有村架純、江口洋介といった超豪華キャスト陣と、大友啓史監督が登壇し、『るろうに剣心』シリーズ完結編である本作についての想いを改めて語った。この日の模様はYouTube、LINE、Twitter、Instagramの各プラットフォームにて配信され、抽選で選ばれたファンの方がリモートで参加、キャストや監督が質問にも直接回答する場面も! さらに本作の予告映像がイベント内で初解禁され、るろうに剣心の主題歌を担当するONE OK ROCKのTakaからのスペシャル・メッセージも披露されるなど盛りだくさんの内容となった。


 日本映画界に旋風を巻き起こしている『るろうに剣心 最終章』。剣心への復讐のため、東京に総攻撃を仕掛けるシリーズ最恐の敵縁との究極の戦いを描いた「The Final」は、4月23日(金)より大ヒット上映中。この様なコロナ渦の中での公開にもかかわらず、2021年実写映画NO.1ヒット、現在までで興行収入が26億円を超える大ヒットを記録している。この度、シリーズ完結作にして最高傑作の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開を6月4日に控え、本作の10thアニバーサリーイベントを生配信で実施し、佐藤 健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。


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 現在公開中の「The Final」が26億円を超える大ヒットを記録していることについて、佐藤は「本当に支えてくださって感謝です」と改めて深く感謝を伝え、「僕の友人もまだ『The Final』を観れてない。本当の公開日は緊急事態宣言が明けて“真の初日”を迎えられたらと思っています。その公開に向けて大きな花火を打ち上げたいです」とコメント。それを受け、監督は「観たくても観れてない方々がいるので、俺も健くんの言う通りだと思います。公開に向けて僕も何でもします(笑)!!」と、まだまだ盛り上がりを見せる本作への意気込みを語った。そして、「The Final」を観た方の97%が出口調査で“「The Beginning」への鑑賞意欲が高いことも判明しており、監督は「SNSで応援してくれる皆さんの声を見て、本当に支えられています。涙が出そうなくらい感動して、感謝しています。皆さんの期待に応えたい」と力強くコメントした。

「The Beginning」の撮影を振り返り、佐藤は「最初から監督とは気持ちを共有できていた気がします。今までとは違う作品になると思っていたので、現場での居方も自然と変わっていました」と語った。そして、佐藤と有村は共演について、「撮影は健さんとほとんど一緒の撮影で、一つひとつを丁寧に紡ぐことができたと思います。1ヵ月~1ヵ月半の撮影期間が長かった一方で、あっという間にも感じました。とても不思議な夢の中のような感覚でした」と有村。すると、佐藤も「僕もです。同じ夢の中にいたのかもしれない(笑)。ふわふわした不思議な感覚でした」と共通の思いだったことを明かした。続けて、「地に足を着けて撮影に挑んだのに、現実なのか幻想なのか、あまりにも美しくて曖昧でした。不思議な世界観で映画が続いていき、そのままその感覚が画に映っていたと思います」と他シリーズとは異なる体験を語った。お互いの印象について尋ねられると、佐藤は有村のことを「巴と同じくらいミステリアス。心の底で何を考えているか分からない。“もっと知りたい”と人に思わせてくれるような人」と表現。一方、有村は佐藤のことを「現場で安心して身をゆだねられる方」とコメント。それを聞き、「ゆだねてた(笑)!? 有村さんはセリフを間違えたことない。どんなに長いセリフも言えていて、1人でちゃんと立っていた。自立していた(笑)」と会場の笑いを誘った。

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 また、「The Final」と「The Beginning」は時代背景の全く違う作品であり、2作品とも出演している江口は「撮り終える前に、また長い旅が始まるねって健君と話したことを覚えています。7~8ヵ月、別作品の撮影も挟みながら、緊張感をずっとキープしないといけないのは大変でした。『るろうに剣心』に戻ると現場はいつも戦場で(笑)。無事に、この2作品を皆さんに観てもらえたら、おいしいお酒が飲めるかなと思います」とコメントし、監督は作目当時は本シリーズの構成はなかったものの、「志々雄と剣心は描きたいと思っていた。ただ、健くんと『The Beginning』はやらなきゃいけないねと話したのは覚えています」と当時を振り返った。

 今回、この場で特別に「The Beginning」の予告が初披露。江口は「今回僕がこの作品で演じた斎藤一は、もうすでに死んでいるような雰囲気をまとっている。この作品での新選組は人斬りの集団。本当はもの凄い時代に生きていたという、他作品とは違った“新選組”の生き方を描いているのかなと思います」とコメントし、『るろうに剣心』シリーズ、他の新選組を描いた作品とは一線を画す作品に仕上がっていると期待が高まった。映像にあわせて「ONE OK ROCK」の主題歌も流れ、その楽曲を手掛けた『るろうに剣心』シリーズには欠かせないメンバーである「ONE OK ROCK」のTakaよりスペシャルメッセージが到着。


【ONE OK ROCKのTakaからのメッセージ】

 僕は圧倒的に「The Beginning」が一番好きです。この大好きな映画に自分たちが作った曲のタイトルを入れていただけたということにも、監督の愛をすごく感じました。緋村剣心は健にしかできなかったって、「The Beginning」を観るたびに思うんです。だから僕らはそこに寄り添って、彼の心情を掬ってあげるような気持ちで、最後に曲を届けられればいいなっていうのをイメージして、今回の楽曲を作りました。『るろうに剣心』は共に歩んできた同志です。これは健に対しても、剣心に対してもそうですし、そこはふたつでワンセットなんですけど。本当に……ありがとう、っていう感じです。


 Takaからのメッセージを受け、佐藤は「本当にいい曲です。作品毎にそう思いますが、今回の『The Beginning』の楽曲が一番好きかもしれないです。Takaが『The Beginning』を観て、“この作品が一番好きだわ”って言ってくれた。Takaも侍魂を持っているので、この時代に生きる人間たちに共感してくれたのかなと思います」と語った。

 巴が復讐をするために剣心に近づき、それが究極の出会いへと繋がっていくというストーリーにちなみ、“究極の出会い”を尋ねられると、佐藤は迷わずに「もちろん、『るろうに剣心』ファミリーとの出会い」と言い切った。「『るろうに剣心』シリーズがあって、今の自分がいるのは間違いない。非常に大きい出会いです」と語った。一方、有村は「私はお寿司」と一言。会場の時が一瞬止まると、「人や作品など出会いはいっぱいありますが、私はお寿司が世界で一番大好きで……作品を走り切ったと思えた時だけ、食べられるものがお寿司なんです」と意外な事実を明かし、佐藤が「The Beginning」の後は食べたか尋ねると「食べたと思います」と笑顔で答えた。江口は「この『るろうに剣心』という作品に出会えたことは大きい。よく10年後に“あの映画のあの場面のように……”と後々の作品に影響してくる時があるんですが、この作品もそうなると思います」と確信を語った。監督は「撮影していて、現場で二度と出合えない瞬間との出合いがあって。奇跡的に芝居や風向き、カメラワークなどすべてが合致した瞬間」と語り、「この作品でも剣心と斎藤一の出会ったシーンなど素晴らしいカットがたくさんある。中でも10年前の一作目のカットを繋いでいるシーンがあります。そんなことができる作品はそうそうない。奇跡だと思います」と本作への期待を高まらせた。

 そして、抽選で選ばれたファンの方がリモートで直接質問するコーナーに。小学生の男の子から“ドリフト走りのコツ”を尋ねられると、佐藤は「あれは学校じゃできないんだよ。ワイヤーつけて何回も練習しているんだよ」と優しく答え、「壁走りならできるから」と剣心を演じてきた佐藤ならではのお勧めの仕方でエールを送った。まだ映画館が再開されず「The Final」を観られていないという女の子から“再開したら、友達を「The Final」&「The Beginning」両方に誘う効果的な誘い文句”を求められ、すかさず「そうゆうのは有村さんが得意」と振る佐藤。有村は「“本当に観なきゃ損するよ!?”はどうですか?」と言うと、それが一番と同意する江口。佐藤は「池袋に日本で一番と言ってもいいほどのIMAXの大きいスクリーンがあるので、そこで観ようって誘ったらいいと思う」と答え、監督は「やっばいを100回くらい耳元で繰り返してあげてください(笑)」と提案し、生配信のコメントでは監督の“やっばい”が一番好感触だった。


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 最後、江口は「この作品に10年携わって、最初は全く『るろうに剣心』を知らず原作を読むところからでした。シリーズ毎に予想を超える作品が完成して……今回もまたすごい作品に仕上がっています。まだ『The Final』を観られてない方は2作品連続で観れる喜びがあると思うので、ぜひ大画面で楽しんで欲しいです」とコメントし、監督は「10年もの間、『るろうに剣心』という作品で戦ってきました。改めて美しいプロジェクトだったと思うし、公開を迎える最後まで皆さんと一緒に走り抜けたいと思っています」と熱い想いを語った。有村は「この10年間、キャスト&スタッフが命を懸けて撮影をしてきて、皆様のもとへ届けてきた作品だと思います。熱い思いが込められた、そんな作品に一緒に挑戦させていただき、皆様に届くのは緊張しますが、ぜひ見届けていただけたら嬉しいです」とコメント。佐藤は「『The Beginning』は非常に描きたいエピソードで、これを描かずに『るろうに剣心』シリーズを描いたとは言えないと思っていました。どのように剣心の十字傷がついたか、なぜ消えないのか……そこには深い悲しみや感情が刻み込まれています。頬に十字傷がある限り剣心は悲しいんです。今までの過去作では、その想いを心に秘めて剣心を演じてきました」と明かし、「『The Beginning』を撮影している時間は本当に夢のような時間でした」と改めて振り返った上で、「今までは剣心という“キャラクター”を演じている、という感覚でしたが、『The Beginning』の撮影をしながら、『幕末の時代に、剣心という人が本当に存在していたんじゃないか』と思うくらい、自分の中に剣心という人が下りてきた感覚になりました。ここまで役と一体化したのは初めての経験。自分にとって特別で、皆さんの期待に応えられるような作品になっていると思います。シリーズ最後の作品で、僕たちにとってとても大切な作品です。早く皆さんに届いたらいいなと思います」とイベントを締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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