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『るろうに剣心 最終章 The Final』
初日舞台挨拶

2021-04-24 更新

佐藤 健、武井 咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井 優、江口洋介、大友啓史監督

るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginningrurouni-kenshin 配給:ワーナー・ブラザース映画
The Final 大ヒット上映中/The Beginning 6月4日(金)
© 和月伸宏/集英社 © 2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

 『るろうに剣心 最終章 The Final』の初日舞台挨拶が実施され、佐藤 健、武井 咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井 優、江口洋介の超豪華キャスト陣と、本作でメガホンをとった大友監督が登壇。「るろうに剣心」シリーズ完結編である本作が遂に公開初日を迎えた心境や、シリーズを含めたこれまでの「るろうに剣心」にまつわるエピソードをキャストと監督が語った!


 4月23日(金)より公開初日を迎えた本作は、18時時点で、興行収入52億円の大ヒットを記録した映画『るろうに剣心 京都大火編』の初日の興行収入2.3億円(公開初日:2014年8月1日)を超え、シリーズ最大のオープニングスタートを切る見込みとなっており、大ヒット間違いないなしのロケットスタートを切っている。

 登壇した佐藤は「この2部作のクランクアップを迎えたのがちょうど2年前の4月23日だそうです。いろいろな意味で今日という1日は忘れられない日になりそうだなと思いますし、非常に感慨深いです。我々にとって大切な作品を遂に皆様に観ていただける日が来たことを、嬉しく思います。ここまでやってこられたのは、支えてくださった皆様がいたからです。この先もこの映画のこと、シリーズのこと、キャラクターたちのこと、愛してくれたら嬉しいなと思います」と万感の思いを込めて挨拶。


rurouni-kenshin

 大友監督も「観ていただければ分かるのですが、撮影もハードでした。そういう時に僕らの間で合言葉にしていたのは“お客さんに届けば奇跡が起きる”という言葉です。僕らは映画の力、物語の力を信じて撮影を続けて今日に至りました。今までたくさんの作品を作っていますが、今日はとりわけ感無量です。最後エンドロールを観ていただくと分かりますが、とんでもない数の人間が自分たちにできる10年分の全てをこの作品に捧げてくれています。ぜひ観終わった時に皆に拍手を送ってください」と観客に語りかけた。

 『The Final』と『The Beginning』の2作品で総製作費50億円、撮影期間7ヵ月、エキストラ延べ6000人、キャスト&スタッフ約2200人と類まれなる規模で制作された本作。作品のスケールを感じた撮影時のエピソード、そして本編への手ごたえを聞かれた佐藤は「大友組はクランクイン初日からサプライズといいますか、スケールの大きさで我々を圧倒してくれるんです。そうすると自然にテンションもモチベーションも上がって、“やってやろう!”という気持ちになるんです。更に(キャストの)努力をちゃんと細かく汲み取ってくれて、(映像に)映し出してくれる。非常に役者冥利に尽きますし、役者をやっていてこんなに幸せな現場はないなと日々感じていますし、その中でも今回最高の映画が出来上がっていると思います。いつも言えないですけど、監督ありがとうございます!」とコメントし、大友監督も「照れくさいですね(笑)」と嬉しそうな様子を見せた。

 武井は「撮影で地方にお邪魔させていただいたときに地元の方々がエキストラとして参加して下さっていて、(我々と)同じ熱量で大友組に参加してくださったんです。それがとてもびっくりしました」と地方での撮影エピソードを明かし、新田は「監督は建物をちゃんと建てて、ちゃんと壊してます(笑)。それを目の当たりにしたときは、すごい作品だなと思いました」とセットについてコメント。大友監督からは「大物の宮大工が作ってくれたセットを壊すことになったんです」との説明が入り、登壇していたキャストも驚いた様子を見せた。

 蒼井は「私はわりと早く撮影が終わって、別の作品に入っている時に(『るろうに剣心』の)スタッフさんにお会いしまして。“そろそろ剣心出来る頃じゃない?”って話をしたら“まだ撮ってるよ!”と言われて。本当に普通の感覚だったら出来上がっているころにでもまだまだ撮影が続いていることを知った時に、本当に妥協のない作品作りをしているんだなと感じました」と語った。

 壮大なスケールの本作の撮影を行っていく中で、ここは妥協しなかった、ここはこだわったというポイントについて聞かれた佐藤は「袖の親指がどこまで隠れるかとか、一歩を踏み出したときにギリギリ引っかからない袴の丈とかを衣装部の皆さまに作ってもらいました」と衣装に関するトークを展開。武井も「衣装部さんがこだわって作って下さった薫のお着物が、お洋服で着るような分厚い生地を使っていまして。(シリーズの衣装担当)澤田 石さんがその素材が良い!とおっしゃったんだと思うんですが、着ている側からすると苦しくて、動きやすいというのは薫に関してはなかったかなと思います(笑)」と衣装について語り、会場を笑わせた。新田は「縁って所々衣装を変えているんですが、ラストの殺陣の時の着物の色を白にしたいと監督や澤田 石さんと相談したんです。白は『The Beginning』で巴が着ている着物の色なんですよね。だからそれを着てすべてを剣心にぶつけたいと思いました」と衣装に込められたこだわりを明かした。

 1作品目から出演しているキャストに対して、佐藤の中々見られない、自分しか知らない一面を教えて欲しいという質問がなされると、青木が「撮影でいろいろな地方で一緒に焼き肉を食べに行っていまして。ハラミのタレを頼んだ時に偶然切らしているお店があった時の顔がガクッとなっちゃっていましたね(笑)。“ハラミの無い焼肉って……”って言ってました(笑)」と可愛すぎる一面を暴露。それを聞いた佐藤は「パート1の時ですよね? すっかり忘れてましたけど、今エピソードを聞いてるだけで腹が立ちました(笑)」と話し、ハラミへの愛をみせた。


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 更に蒼井からも「私もパート1の時に、私が誕生日だということで、京都の撮影終わりにご飯行きましょうってなったんです。佐藤さんがお店を予約してくれたんですが、タクシーでお店に行ってみたらサイトに載っている住所と電話番号が間違っていてお寺に着いたんです(笑)。一生懸命予約してお願いしてくれていたのも、祈祷のお願いで(笑)。こんなに完璧なのに抜けた一面もあるんだなと思いました」という驚きのエピソードを披露して、キャストと会場を沸かせた。


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 更に本作の公開を祝って緋村剣心を最も苦しめた敵の1人、『京都大火編/伝説の最期編』の志々雄真実(ししおまこと)を演じた藤原竜也からコメント動画が届いた! 藤原は動画で「大友監督、佐藤 健くん、またまた大変な、本当に苦労したであろう撮影を乗り越えて公開にこぎつけたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますが、多くの人に『るろうに剣心』が届くように祈っております!」コメントし、佐藤は「光栄です。藤原さんとの最後の戦いは忘れられないですね。そんな藤原さんから今日という日を祝っていただいたこと、うれしいです」と感慨深げに語った。


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 最後に佐藤は「ここ1、2年くらいよく思うのは、やはり人というのは日々の暮らしに光が見出せないと生きていけない生き物なんだなということです。この映画が、皆さまの希望の光となれば幸いです。どうかまたお会いできる日までお元気で、皆さまの心と体の健康と、日々の幸福を願っております。本日はありがとうございました」と挨拶し、イベントを締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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