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舞台挨拶・イベント

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『影踏み』群馬県3市長表敬訪問

2019-06-07 更新

表敬訪問先:前橋市・山本龍市長/伊勢崎市・五十嵐清隆市長/高崎市・富岡賢治市長
山崎まさよし、篠原哲雄監督、横山秀夫

影踏みkagefumi 配給:東京テアトル
11月 全国ロードショー
© 2019 「影踏み」製作委員会

 「64ロクヨン」「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫の「影踏み」(「祥伝社文庫」)。警察小説の旗手である横山作品の中でも犯罪者側を主人公にした異色の物語が、ついに映画化! 監督に『花戦さ』の篠原哲雄、主演に山崎まさよしを迎えた映画『影踏み』が11月より全国公開となる。

 本作のはじまりは映画『月とキャベツ』(1996年公開、監督:篠原哲雄、主演:山崎まさよし)のロケ地としても有名な群馬県・中之条町。同作が切っ掛けとなり始まった同地の「伊参スタジオ映画祭」に、偶然にも2016年にゲストとして参加した山崎、篠原監督、横山氏が運命的な出会いを果たし、もともと互いのファンだった山崎と横山氏が意気投合したのは言うまでもなく、その約一年後の2018年初頭には、映像化困難とされていた横山氏の小説「影踏み」の映画化が発表されることになる。山崎は本作で、『8月のクリスマス」(05)以来、約14年ぶりに長編映画の主演を務め、篠原監督とは『月とキャベツ』(96)以来、約22年ぶりのタッグ結成となった。

 全編オール群馬ロケで撮影された本作。まさに本作の“誕生の地”である群馬に、この度、山崎、篠原監督、横山氏が揃って凱旋! 前橋市、伊勢崎市、高崎市の各市長を表敬訪問し、撮影でお世話になった御礼を兼ねて本作の完成を報告し、群馬の皆さんに一足先に本作をPRした。


 まず訪れた前橋市では、篠原監督から「前橋では弁天通り商店街や図書館、裁判所、刑務所等で撮影させていただきました。映画を始めてから毎年群馬に通っていて、ずっと繋がりがあるので、群馬は第二の故郷のようです」と挨拶。山本市長は「映画作りはパワーが要りますよね。でも、映画の中で見る自分たちの街はまた少し違って見えたりするので、とても楽しみです」と3人を労わった。

 ここで山崎が語ったのは横山作品の魅力。「横山作品は根底に“民”と“官”のせめぎあいを感じます。主人公の真壁は泥棒で、地べたを這いずり回っているような人間で。もちろん犯罪はだめなので自分との共通項を見出すのは難しいけれど、私はオーラが出ていないとよく言われるので(笑)、ちょうど良かったのかもしれません。足音をできるだけ立てないようにしました」と語り、横山作品の魅力を伝えた。

 続いて、保育園や尾野真千子演じる久子の住むアパート、真壁が忍び込む家、川沿いの土手等、主要キャストが登場する印象的なシーンを多く撮影した伊勢崎市を訪問。五十嵐市長は「横山さん原作という日本を代表する映画が群馬から生まれて大変嬉しいです。伊勢崎が少しでもお手伝いできたのはとても名誉なことです」と喜びを語ると、山崎は「撮影で使わせてもらった文房具屋の横にあった楽器屋でギターを購入し、そのギターを主題歌に使わせてもらいました!」と伊勢崎での思い出を披露した。

 本作の見どころを聞かれると、篠原監督は「山崎さんが忍び込む姿。尾野真千子さん演じる恋人との関係や、北村匠海さん演じる弟との関係。原作の設定を映画ならではの方法で活かしています」、山崎は「すべてがクライマックス。泥棒は犯罪者なので本当のヒーローではないけれど、“民”の立場からどんどん動くという役を演じ、とてもやりがいを感じました」とコメント。横山氏は「自分の作品が映像で表現されるとどうなるのか。はっと息を呑む場面も何度かありました」と3者3様の言葉で本作の魅力をアピールした。

 続いて3人は高崎市へ。篠原監督から「冒頭の野良猫にえさをあげるシーンは柳川町あたりで撮影しました。山崎さんに本当に猫が寄ってきてドキュメンタリーのようなシーンになっています。風景もすごく良かったです」と挨拶。富岡市長は「高崎では毎年たくさん映画の撮影をしていますし、エキストラもすぐに集まり、協力体制が整っています。とても嬉しいことですし、高崎を映画の街にしたいですね」と語った。

 横山氏はこの映画が誕生した経緯について、「伊参スタジオ映画祭でたまたま出会って始まった。これまで何度も自分の作品が映画化されていますが、今回のように自分の目の前で企画が動いているのを感じることができるのは初めて。『影踏み』は映像可不可能と言われていて、ここまで映画化されずに残っていた。もう1年くらい待ってくれたら山崎さんに1級建築士の役がやってもらえたのに(笑)」と自身の最新作「ノースフライト」を笑顔でアピールしつつ、「映画が完成して、今思うのは、想像以上に山崎さんが泥棒にはまっていて、真壁役は山崎さんしかいなかったと思う」と山崎の演技を絶賛。「家族のこと、世間と個人との関係性、地べたスレスレから物を見る視点……この映画は観る人によって引っかかるところが違います」と異色の犯罪ミステリーである本作の魅力をアピールした。

 山崎は主人公の真壁役のオファーが来た時の感想を「自分にはもったいない話。自分は役者ではないけれど、求められるならやりたい、というスタンスでここまで来ました。“民”と“官”なら“民”の方が自分の目線のままで演じることができる。弁護士や医者を演じることは出来ないが、(この映画の中での)“民”代表の泥棒役の方が感情移入ができそうだなと思った」と語り、「泥棒役なので、今日も表から入るか、裏から入るか、とても悩みました(笑)」と会場を和ませた。

 篠原監督は、本作での山崎の演技について、「『月とキャベツ』はミュージシャンとしての役どころだったが、今回は泥棒という滅多にない役。とても大変だったと思うけど、お互い葛藤しながらセリフにもひとつひとつ拘った。山崎さんが演じてくれたことで皆さんに親しみやすいキャラクターになったと思います」と山崎の苦労を労わった。

 また、山崎は主題歌を含め、本作の音楽も担当している。「自分の主演の作品で音楽を担当するのは非常に苦しい作業で、自分の演技を見ながら2、3回は挫けました。でも開き直るしかない。いろいろな挑戦をさせていただき、ストーリーに寄り添うような音楽が作れたと思います」と語り、「役者のスタートである『月とキャベツ』も群馬。群馬にはとても親近感があるので、ぜひこの映画を盛り上げてください!」と各市で本作をアピールした。



(オフィシャル素材提供)



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