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舞台挨拶・イベント

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『貞子』完成披露試写会

2019-05-11 更新

池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、佐藤仁美、中田秀夫監督

貞子sadako 配給:KADOKAWA
5月24日(金) 全国ロードショー
© 2019「貞子」製作委員会

 日本のホラー映画界を牽引してきた『リング』シリーズ最新作『貞子』の完成披露試写会が都内にて行われ、舞台挨拶に、池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、佐藤仁美、中田秀夫監督が出席した。


 本作は、鈴木光司の同名ホラー小説を原作に、「見た者は一週間後に死ぬ」という「呪いのビデオ」の恐怖を描き大ヒットを記録した映画『リング』(98)のシリーズ最新作。中田監督が約14年ぶりにシリーズのメガホンをとり、記憶を失ってしまった少女と向き合う心理カウンセラー・茉優(池田)が、怪現象に見舞われていくさまを描く。SNS時代における貞子の恐怖が描かれる。

 主人公・秋川茉優役を務めた池田は、「私は本当にホラーが苦手なんです。幼少期に『リング』の洗礼を受けてからは、仕事で地方のホテルに泊まるときには、テレビに布を掛けたりするくらい、本当にテレビが怖かったので、オファーが来た時もすぐにお返事をすることが出来ず、2~3日かかりました(笑)」と説明した。池田は脚本を読んでみて、ヒューマンドラマが描かれている部分に惹かれ、「勇気を出して挑戦してみることにした」と告白していた。


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 中田監督は、池田の印象を聞かれると、「現場では感情移入して、“ここまで到達してほしい”というゾーンにバシッときてくれた」と絶賛した。中田監督から高評価を受けた池田は、「なるべく監督に演出されないように頑張っていました。(監督が)来ると10分くらい演出されちゃうから……」と説明の長い中田監督の性格をぶっちゃけて会場の笑いを誘った。


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 茉優と共に事件に巻き込まれ、解決へと導いていく石田祐介役を務めた塚本は、「『リング』の時は、まだ高校生で、SNSもまだなくて、ビデオが回ってきたら本当に呪われると思っていました(苦笑)。まさか20年後にその作品に出さえてもらうとは……」と感慨深い様子。また、池田の印象を聞かれると、「かっこいい人だなぁ~って。茉優って役も真っ直ぐな女の子なんですが、自分を追い込んで茉優になろうとする姿は現場でも伝わってきました」と女優・池田を称賛した。


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 YouTuberで貞子の呪いを呼び起こすきっかけとなる映像を撮影する茉優の弟役を務めた清水は、劇中の映像について「僕が手持ちで小さいビデオカメラで撮りました」と告白。それは予告編でも流れており、清水を喜ばせた。


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 『リング』(98)と続編『リング2』(99)に出演し、今作にも出演することになった佐藤は「そういえば私、生きてたと思って……。22年ぶりに同じ役をやるなんて、今後はないだろうなと思います」と感無量な様子だった。

 本作が“撮ったら呪われる”という設定のため、イベントでは舞台上にもカメラを設置し、ライブ中継が行われた。終盤にいきなり貞子がサプライズ登場したが、池田は貞子と共にカメラ目線でピースサインをして、会場を盛り上げた。


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 池田は「この話は全部怖いなあ……。真面目にやらせていただきました。クラシカルな要素もありつつ、皆さんが持っている電子機器から忍び寄る恐怖をぜひ感じていただけたら嬉しいです」とアピールした。


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(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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