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舞台挨拶・イベント

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『長いお別れ』公開記念舞台挨拶

2019-06-03 更新

蒼井 優、竹内結子、松原智恵子、北村有起哉、蒲田優惟人
中野量太監督

長いお別れnagaiowakare 配給:アスミック・エース
絶賛公開中!
© 2019「長いお別れ」製作委員会 © 中島京子/文藝春秋

 商業デビュー作映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が高評価を得た中野量太監督が、直木賞作家・中島京子氏の小説を映画化した『長いお別れ』。全国公開翌日の6月1日にはTOHOシネマズ日比谷で公開記念舞台挨拶が行われ、蒼井 優、竹内結子、松原智恵子、北村有起哉、蒲田優惟人、中野量太監督が参加した。


 父親:東昇平役の山﨑 努は、残念ながら都合がつかずに急遽欠席。そんな山﨑から手紙が届いた。「昇平さんと僕は同年齢です。彼と共に暑い一夏を過ごしました。今、“ゆ~っとするんだな”のシーンを思い出しています。皆さんもときどき芙美のように“ゆ~”っと寝転んで下さい。今日のご無礼、お許し下さい」とのメッセージ。それに蒼井は「山﨑 努さんの著書『俳優のノート』を10代の最後のほうに買って、それに一生懸命線を引きながら読んで学んできて、こうして10年以上のときを経て大先生と共演できた感じがした」と山﨑との初共演にシミジミ。「自分にとって意味のある作品になりました」と感慨を口にした。


nagaiowakare

 映画にちなんで『時代が変わっても変わらないでほしいこと』を聞かれた中野監督は「帰れる田舎、帰れる場所は変わらないでほしい。でも将来的に変化して無くなっていくのが分かるからこそ愛おしいのかも」と故郷の風景を挙げた。「監督のお母さんと私は同い年! 私も頑張ります!」と声を弾ませた松原は「16歳から映画の世界に入り、これからも続けていきたいので、皆さんに観てもらうことが大切。私たちの活動の場は皆さんの支えによって得られます。末永くよろしくお願いいたします」と生涯現役宣言だった。


nagaiowakare

 蒼井は「値段は変わらないのにハンバーガーやアイスのサイズが変わって小さくなるのは切ない……と言おうと思ったけれど、松原さんの素晴らしい発言の後なのでやめます」と笑わせつつ「誠実な映画作りはなくならないでほしい。いい時代に映画の世界に入れてもらったので、自分が映画に触れて得た興奮を次の世代にも味わい続けてほしい」と継承に願い。竹内は「私も食べ物のサイズは変わってほしくない。でも私の手が大きくなっただけではないのか?とも思う」と、蒼井の食べ物の実質値上げ疑問にかぶせつつ、「この映画には、恋人であり家族であり親子であるという部分が詰まっているので、私も健康的にいつまでも美味しくゴハンを食べ、美味しいお酒を呑めればいい」と変わらぬ家族愛を理想とした。

 現在中学1年生の蒲田は「ネット配信の作品なども盛んだけれど、映画館に行って映画を観るというのは変わらないでほしい」と映画愛を口にすると、すかさず中野監督から「ネット配信の作品は出ないってことね?」と意地悪なツッコミが。それに蒲田は「出ないわけではないです!」と大慌ての即答だった。北村も変わってほしくないものは「映画」で「映画、演劇、芸術、娯楽。これらはいくらネット配信が盛んになっても滅びないと思う。なぜならば、しぶとい存在だからです。それは変わりません」と断言した。

 作品の見どころについて中野監督は「作品全体の中で、家族を通して父・昇平を際立たせている構成だが、一ヵ所だけお父さん目線が入っています。そこがいいシーンになっていると思うので、注目して」とアピール。松原は「中野監督からは階段掃除の仕方など、日常のことをたくさん教わりました。これからも丁寧にお掃除いたします。そしていい2人の娘にも囲まれて楽しい撮影ができました」と感謝を込めた。

 蒼井は「東家の家族のお話ですので、それぞれの登場人物の目線に立って観ても成立する作品。自分が一体誰目線になるのかを楽しんでほしい」と期待し、竹内も「映画を観ながら、家族っていいなぁと思った。この作品を観て誰かの顔を思い浮かべる瞬間があると思う。その瞬間があることを楽しみにしています」とニッコリ。蒲田は「孫とおじいちゃんが繋がっていることを意識して観てほしい」と観客にメッセージし、北村は「どのように役作りをしたのか、山﨑さんに聞きたかった。家族からどんどん記憶が離れて、忘れていく模様が絶妙です」と名優であり大先輩の熱演に舌を巻いていた。


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 最後に中野監督は「山﨑さんが試写を観たときに、『媚びずに堂々とした立派な映画だ』と言ってくれました。それがとてもとても嬉しかった。この作品はそういう映画です。笑って泣けて、認知症を扱った今までにない映画になりました」と完成に胸をはっていた。


【山﨑 努 手紙全文】

 作品は皆さんに観ていただいて完成するのだと思います。封切りを祝うお祭りに参加出来ず、残念です。
 『長いお別れ』は、小説を読んだとき、これは映画化されるのではないか、とすれば「昇平」役は僕に来るのではないか、という変な予感がありました。そしてしばらくして量太さんの準備稿が送られてきました。こんな奇妙な体験は初めてでした。
 昇平さんと僕は同年齢です。彼と共に暑い一夏を過ごしました。今、「ゆ~っとするんだな」のシーンを思い出しています。皆さんもときどき芙美のように「ゆ~」っと寝転んで下さい。今日のご無礼、お許し下さい。でも、昇平さんはもういないのだから、僕がのこのこ出ていくのも興醒め?というのは言いわけですね。
 『長いお別れ』に関わった皆様に感謝します。ありがとうございます。



(オフィシャル素材提供)



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