インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

記者会見

トップページ > 記者会見 > 『小さな恋のうた』

『小さな恋のうた』
完成披露会見&完成披露舞台挨拶

2019-03-15 更新

佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木 仁、トミコクレア、世良公則
橋本光二郎監督

小さな恋のうたchiikoi 配給:東映
5月24日(金) 全国ロードショー
© 2019「小さな恋のうた」製作委員会

 MONGOL800が2001年にリリースした楽曲「小さな恋のうた」。平成で最も歌われたカラオケ・ランキング男性曲1位に輝き、世代や性別を問わず今なお歌い継がれるこの名曲から1本の映画が誕生した。3月13日(水)、映画『小さな恋のうた』の記者会見&完成披露試写会が東京の新宿バルト9で行われ、佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木 仁、トミコクレア、世良公則、そして橋本光二郎監督が出席した。


 まず、マスコミ向けの記者会見に登壇したキャスト陣。ボーカル担当・真栄城亮多役の佐野は「半年前から作品に向けて準備したことはないし、本編で実際に楽器を弾いて歌うのも初挑戦。練習期間があったからこそ、バンド感が映画にも出た。実のある濃い時間でした」と手応え十分。楽器経験はリコーダー程度だったと言い、「ベースを弾いて歌うのが僕の中での課題であり壁だった。でも大好きなMONGOL800さんの歌をうたうので失礼のないよう、死に物狂いでやろうと思った」と意気込みを明かした。

 ドラム担当・池原航太郎役の森永は過去作でドラム演奏経験はあるも、「それが逆にできて当たり前というプレッシャーになった。バンドメンバー内では実年齢が最年長ということで皆を見守るという立場をとりたかったけれど、頼りない先輩だったかも……」と照れ笑い。

 ギター担当・譜久村舞役の山田は「エレキギターに触るところからのスタートで、眞栄田さんのギターの腕前が上達していてヤバいぞ!と思った。そうやってバンドとして練習したからこそ、バンドの楽しさがわかった」と報告。

 亮多の親友でギター担当・譜久村慎司役の眞栄田は本作で俳優デビューとなるが「お芝居も初でギターも初。お芝居の先輩方に囲まれていたけれど、楽器のスタートラインはみな同じ。そこは負けたくないという気持ちで臨んだ」と闘志を燃やし、「時間がある時は常にギターを触っていた」と言う。

 ベース担当・新里大輝役の鈴木は「学生時代は音楽をさぼっていたタイプなので、音楽に対して苦手意識がありました。楽器を触るのも初めてで『大丈夫か?』と。でも個人練習では成長できなかった部分も、みんなと合わせてできるようになったりして。バンドの凄さを感じた」と新境地開拓を実感していた。

 米軍基地で育ったLisa Crewman役のトミコクレアは「皆さんのバンド練習を初めて見たときに、皆さんの顔が幸せそうで私の心も幸せになった」と太鼓判。

 ライブハウスオーナー・根間敏弘役の世良も「バンドを演じた彼らの中で曲が生まれて、彼らの中で育って人を感動させていく。彼らの奏でる音楽が映画を育てていく実感があった。MONGOL800も楽曲を彼らにあげてもいいと思ったはず。それくらい最高のバンド」と大絶賛。

 橋本監督は「演じる彼らが楽器を覚えなければいけないという苦労もあったけれど、その準備期間があったからこそ、自然と築かれた関係性があった。バンドの成長を見守れたのは嬉しいことだし、まるで自分の子供を見守るような感があった」と思い入れを明かした。

 撮影は実際に沖縄で行われたが、佐野は「撮影が終わると、毎晩自分のホテルの部屋ではなくて、森永先輩の部屋に直帰! 森永君は疲れているのにも関わらず、スーパーに買い出しに行ってくれて、10日間連続で僕らのために夜ご飯を作ってくれた。バンド・メンバーというか、僕らの健康維持をしてくれた主夫だった」と森永の振る舞いに感謝。また佐野が「沖縄の有名な水族館に行きたかったけれど、遠かったので近くの公園に行って、バンドメンバー5人で遊びました」と無邪気過ぎるオフを振り返ると、山田も「おじいちゃんのための健康遊具で遊んだよね」と思い出し笑い。


 その後行われた舞台挨拶では、佐野は「完成した作品をはじめて観たときは、内容もキャストも芝居もすごくて感動した。学校の屋上で歌うシーンは演じていても、観ていても気持ち良くて感情移入できた」と見どころアピール。また再び森永の主夫ぶりが話題になると、森永は「宿泊施設にキッチンと洗濯機が設備されていたので自炊しようと思った。撮影の昼休憩が終わると『今晩のおかずは何にしようか?』と考えたりして。軽い共同生活でしたね」と笑わせた。紅一点の山田は「最初は女子一人でマジか!?と思ったけれど、バンド練習を通してみんなと仲良くなれたし、映像にも偽物じゃないバンド感が出ている」と絆を強調した。

 舞台挨拶初体験の眞栄田は「ここにいるメンバーに支えられました。温かい現場にも恵まれ、感謝しています」と硬い挨拶も「めちゃくちゃ緊張しています!」とカミングアウトし、「佐野さんは引っ張てくれたし、深い話もできた。森永さんはお泊りさせてくれて、山田さんは演技の勉強になった。仁は……大好きです。以上です」と緊張ゆえの天然ぶりで場を和ませた。そんな彼らの姿に世良は「映画は彼らのドキュメントを見ているみたい。ラストの大きな渦を生み出すシーンも作り物とは思えない。僕が再び『小さな恋のうた』をカバーする際は彼らに演奏してほしい」と惚れ込んでいた。

 最後に佐野は「共演者の皆さんとは、友達以上のバンドになれた気がする。伝えたいメッセージがたくさんある作品だけれど、皆さん各々が感じたことを周りの方々に伝えてもらいたい」と客席に語り掛けて「大自信作です!」と公開に向けて胸を張っていた。


chiikoi



(オフィシャル素材提供)



関連記事
沖縄プレミア

Page Top