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舞台挨拶・イベント

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『ココロ、オドル』初日舞台挨拶

2019-07-01 更新

尚玄、加藤雅也、池間夏海、仁科 貴、赤嶺かなえ、岸本 司監督

ココロ、オドルkokoroodoru 配給:株式会社ファンファーレ・ジャパン
新宿K's Cinemaにて絶賛公開中ほか 全国順次公開!

 沖縄発の映画『ココロ、オドル』の初日舞台挨拶が新宿K's Cinemaで行われ、尚玄、加藤雅也、池間夏海、仁科 貴、赤嶺かなえ、岸本 司監督が満場の観客に迎えられた。


最初の挨拶

尚玄: 皆さん、こんにちは。雄飛(ゆうひ)役を演じました尚玄です。初日からたくさんの方が来てくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

加藤雅也: 皆さん、どうもこんにちは、今日は沖縄の人が多いんですか? (会場に呼びかけ)沖縄の人は? あ、結構多いというか……いや、意外に少ないですね(笑)。よかったです、沖縄の人以外にも観ていただけるということですから。良い映画なんですよ。ハンブルクで(審査員)賞を獲ったんです。それくらい、良い映画です。

池間夏海: 皆さん、こんにちは。碧(あお)役を演じました池間夏海です。今日はこんなにたくさんお越しくださり、ありがとうございます。もう、2年前くらいに撮った作品なんですけど、2年ぶりに観ても、やっぱり温かい映画だなぁと思って。皆さんも、観ている途中クスクスと笑ってくださって、すごく嬉しかったです。

赤嶺かなえ: 泉(せん)役を演じました赤嶺かなえです。今回は東京での公開ということで私も緊張しているんですけど、これからご覧になる方も、もうご覧になった方も、本当にありがとうございます。沖縄の温かさが伝わると言いなぁと思っています。ぜひ、これからもよろしくお願いします。

仁科 貴: こんにちは、仁科 貴と申します。今日は雨も降ってきているみたいですが、こんなにたくさんの方に初日をご一緒していただいて、本当に感極まっています。よろしくお願いします。ありがとうございます。


沖縄での撮影エピソードについて

尚玄: (まだ観ていない方もいるので)ちょっとしゃべりづらいんですけど、観てくださった方は映画を楽しんでいただけたでしょうか?(大きな拍手)監督とは10年以上いっしょに映画を創っているんですけど、監督もやっぱり東京で上映したいという想いがあって、今回ようやく新宿K's Cinemaで公開させていただき、本当にありがとうございました。今日は1回目ですからね、人が入ってくれるか心配したんですけど、こんなにたくさんの方に来ていただいて、本当に嬉しいです。……エピソードじゃないですね(笑)。エピソードは、じゃあ、雅也さんにお願いして(笑)。

加藤雅也: 僕、『マリリンに逢いたい』をこの座間味島で撮ったんですね、30年前に。僕の実質的なデビュー作です。あの(犬の)マリリン像は映画に写ってた? ……あ、写ってないそうです(笑)。車がエンストした辺りですか。そのシーンになったら、「あ、この辺か」と観ていただくと、マリリン像がそこにあります。その向かいの阿嘉島という所に(マリリンが海を泳いで逢いに行った恋人犬)シロくんが住んでいたんでけど……何言っているか分かりませんね(笑)。ぜひ『マリリンに逢いたい』をご覧ください。僕のデビュー作です(笑)。
 この映画は岸本監督と出会って参加しましたが、本当は「琉球ノワール」という分野でハードボイルドな映画を創りたいという、そういう監督なんですよ。ところが、沖縄県から助成金が出たのかな?

岸本 司監督: はい、観光のため、ということで(笑)。

加藤雅也: 観光のためなので、暴力は絶対ムリ!ということで、最初の話は「琉球ノワール」だったんですけど、行ってみたら、いつの間にかああいう……フツーの映画になってました(笑)。いや、「ココロ、オドル」映画になっていました(笑)。僕のキャラクターがちょっとだけ過去のあるような感じでしょ? あそこだけが「琉球ノワール」でして(笑)。
 (池間を見て)彼女はまだ小さかったんですよ。この2年くらいでこんなになってビックリしました。

池間夏海: 10センチくらい伸びました。加藤さんの後にしゃべるのはちょっと……(笑)。すごい久しぶりにお会いして、「すごく大人っぽくなったね。遊んでない?」って言われました(笑)。全然遊んでないです。真面目です(笑)。

加藤雅也: セクハラとか、そういう発言じゃないですからね(笑)。映画の中では普通の島の女の子だったのに、今見たらもう、ビックリしました。変わるんだな~女の人って(笑)。

池間夏海: 2年で変わりました(笑)。あの時は座間味に独りで行って、1週間くらい滞在しました。ホントに海が綺麗で、その美しさがちゃんと映されているので、そこも注目ポイントです。これで、座間味を知らない人にも良さを知ってもらえたらなぁと思って。本土の海とも違うので、ぜひ座間味に行ってみてください!

赤嶺かなえ: 本当に景色が綺麗で、撮影がないときはフラフラ独りで出ていって、海を眺めるだけでも癒しになりました。それくらい綺麗だし、島の人たちもすごく温かくて。座間味島ってそんなに大きな島じゃないんですよ。私は沖縄本土出身で、座間味には1週間いたかいなかったかくらいなんですけど、「あれ、あたしここに住んでいたかな?」と思うくらい、商店の場所とか、ここにはいつも猫がいるとか、初めての場所なのに、久しぶりに来たような感じがしました。それが、すごく印象に残っていますね。映画を観て、地元じゃないのに帰ってきた感がすごくあるので、これから観る方もそういう温かい気持ちになっていただけたらな、と思いました。伝わってますか(笑)?(観客の拍手)

仁科 貴: まだご覧になっていない方がいらっしゃるので話すのが難しいんですけど……座間味島がいかに素晴らしい所かという話になるんですかね(笑)。

岸本 司監督: 仁科さん、助成金のことはあまり気にしなくてもいいですよ(笑)。

仁科 貴: はい(笑)。結構寒い時期に撮ったんですけど、この中で沖縄の人じゃないのは雅也さんと僕ぐらいなんで、他の方たちよりたぶん、沖縄の海とかに感じるインパクトはすごかったと思います。あとやっぱり、夜になると何もかもが寝静まる感じで、僕自身、夜寝られなかったら寝られないままで、どうしようかと思ったこともありましたが、でもそういう意味では、自分自身と向き合え、ありのままでいられた良い現場だったんだなと、あらためて思います。最後までぜひご覧ください。


 『ココロ、オドル』は新宿K's Cinemaにて7月5日まで公開中ほか、全国順次公開。



(提供素材より文・構成:Maori Matsuura、写真:オフィシャル素材)



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