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『ある船頭の話』
第76回ヴェネチア国際映画祭
公式上映/上映後Q&A

2019-09-06 更新

柄本 明、村上虹郎、オダギリジョー監督

ある船頭の話aru-sendou 配給:キノフィルムズ/木下グループ
9月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開
© 2019「ある船頭の話」製作委員会
© Kazuko Wakayama

 第76回ヴェネチア国際映画祭<ヴェニス・デイズ>部門に選出され、長編初監督作で邦画としては史上初の快挙となったオダギリジョー監督作『ある船頭の話』が、日本時間9月6日(金)《※現地5日(木)夕刻》に公式上映が行われた。
 (※ミニ会見、上映後Q&A、上映後囲み取材の詳細リポートは別途、後日掲載予定。)


 上映会場となるSala Perlaには多数のカメラが集結し、約500席のチケットも完売。過去4本の出演作がヴェネチア国際映画祭に出品され、今年は監督(『ある船頭の話』)と俳優(『サタデー・フィクション』)の2作品での参加となった、“ヴェネチアに愛された男”オダギリジョーの人気の高さをうかがわせていた。

 公式上映前、日本人メディア向けに行われた会見で、ヴェネチア国際映画祭に招待されたことについてオダギリジョー監督(以下:オダギリ)は、「俳優として何度か参加した思い入れのある映画祭だったので、とても光栄です」と今の心境を語った。主演を務めた柄本 明(以下:柄本)は、「監督に船頭という役で選んでもらえて、ヴェネチアに来られたことを大変光栄に思います」と監督への感謝とともに喜びを語った。


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 ヴェニス・デイズ部門への出品についてオダギリは、「長編初監督作品で選んでいただけるのは本当に幸せで、それ以上の言葉が見つからない」と作家性を重視する部門への出品に、喜びを噛みしめていた。


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 公式上映では、オダギリ、柄本、村上虹郎(以下:村上)が参加しエンドロールから約5分間の鳴りやまないスタンディングオベーションに応えた。

 上映後のQ&Aで、脚本段階での構想について聞かれたオダギリは、「最初僕が船頭の主人公・トイチを演じるつもりで書いていて、突然現れる少女が大人に変わっていく過程を、親子のような仲で紡いでいくドラマをイメージしていたが、柄本さんにお願いすることになり、関係性を書き直した。結果的に、柄本さんがキャラクターにより深みを与えてくれて、素晴らしい高みに持っていってくれた」と自信を覗かせた。

 “諸行無常”を表す英題“They Say Nothing Stays the Same”について、「“すべてのものは変わってしまう”というタイトルだが、船頭は何も変わらなかったのではないか?」という質問に対してオダギリは、「船頭は(この先もずっと)舟に乗り続けるし、そのまま変わらないものも確かにある。そう受け取ってもらえたことは嬉しいし、そういういろいろな見方をしてもらえる映画であってほしいと思っていたので有難いです」と映画に込めた思いを語った。



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 また、ワールドプレミアとなった公式上映について、オダギリは「(上映の途中で)出ていってしまう人もいるのではないかと心配しましたが、あれだけ長い時間拍手をいただいて、皆さんに満足してもらえたように見えたので本当に嬉しかったです」、柄本は「疲れましたね(笑)。初めて試写で観た時とは感じ方が違いました。監督の志の高さをあらためて強く感じました」、村上は「僕もかなり体力と気力を奪われました。3回目の鑑賞ですが、3回とも違う映画を観ているような不思議な感覚。あと、イタリアの映画好きの方々が観終わった直後に感想を話し合っているのが印象的だった」とそれぞれ感想を語った。

 <ヴェニス・デイズ>部門の授賞式は、日本時間9/7(土) AM1:00~《※現地時間9/6(金) 18:00~》実施予定。長編初監督作での快挙となるか、その動向に注目が集まっている。日本では9月13日(金)より全国公開となる。


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(オフィシャル素材提供)



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