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『私は、マリア・カラス』
プライベートで歌うマリア・カラスの貴重映像解禁!

2018-12-21 更新

私は、マリア・カラスmaria-callas
© 2017 - Eléphant Doc - Petit Dragon - Unbeldi Productions - France 3 Cinéma
配給:ギャガ

 音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラス—―いちど聴けば忘れられない世界にひとつの歌声と、高度なテクニックを自在に操る歌唱力、役柄とひとつになる女優魂、さらにエキゾティックな美貌と圧倒的なカリスマ性で、聴衆をとりこにした不世出のディーヴァ。没後40年にして初めて紐解かれる彼女の人生を綴った映画『私は、マリア・カラス』が、本日12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他にて全国公開中だ。

 本作は、監督のトム・ヴォルフが3年に渡る〈真のマリア・カラスを探す旅〉で入手した、彼女の未完の自叙伝やこれまで封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像や音源がふんだんに使用され、作品内の実に50%以上が“初公開”素材で構成されている。この度、そんな初公開素材の中から、プライベ ートで訪れたギリシャのレフカダ島の村祭りに飛び入りで参加し、歌唱するマリア・カラスの姿をとらえた本編映像が解禁となった。



 1964年に撮影されたこの映像は、恋愛関係にあったギリシャの海運王オナシスとのクルージング旅行の途中でギリシャのレフカダ島にたまたま立ち寄ったカラスが、地元のお祭りで歌を披露する姿をとらえたもの。ピアノしかないような小さな広場で、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のアリア“ママも知るとおり”を歌い上げている。舞台で歌唱するカラスの姿をとらえた映像以上に、プライベートで、しかも飛び込みで歌う姿をとらえたこの映像は超貴重。映像には「この2ヵ月、口を開けるのは笑うため。歌の練習はお休みです。歌詞に自信がありませんが、1曲歌います。歌詞カードがあるので何とかなるわ」と自然体で挨拶するカラスの姿が。しかし、ひとたび曲がはじまると、一瞬でプロの顔に切り替わり、オペラの舞台さながらののびやかな歌声を披露している。これまで働き詰めだったカラスが、オナシスとのクルージング旅行に癒され、歌を心から楽しんでいる様子が伝わってくる。

 『私は、マリア・カラス』には、ステージやメディアの前での“カラス”の姿だけでなく、プライベートフィルムに記録された、一人の女性“マリア”としての姿をたっぷりと見ることができる。今まで知られることのなかったマリア・カラスの真実の姿が、彼女自身の言葉と映像だけでつむがれる本作に注目したい。



(オフィシャル素材提供)



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