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『シスターフッド』オフィシャル・インタビュー

2019-02-11 更新

兎丸愛美


シスターフッドsisterhood
© 2019 sky-key factory
製作・配給:sky-key factory

兎丸愛美

 1992年生まれ。
 19歳のとき、裸の遺影を撮られたことをきっかけに写真の魅力にとりつかれ、2014年にヌードモデルとしてデビュー。
 2017年4月に初の写真集『きっとぜんぶ大丈夫になる』を玄光社より発売。同年発売のサニーデイ・サービスのシングル「クリスマス」のジャケット写真でカメラマンデビューも果たした。
 2016年の舞台「幽霊」以降、女優としても活動している。



 3月1日よりアップリンク渋谷にて公開の映画『シスターフッド』(出演:兎丸愛美、BOMI、遠藤新菜、秋月三佳、戸塚純貴、栗林藍希、SUMIRE、岩瀬 亮)が、3月8日から17日まで開催される第14回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門に正式出品されることが決定した。インディ・フォーラム部門は、気鋭監督による斬新で挑戦的な作品を上映する部門。大阪アジアン映画祭正式出品を記念し、ドキュメンタリー部分と劇映画部分の両方に出演した主演のヌードモデル・兎丸愛美のオフィシャル・インタビューが到着した。


兎丸さんは、肩書きが「ヌードモデル」です。ただの「モデル」でなく「ヌードモデル」という言葉を使っている理由をお教えください。

 わたしは自分に素直でいたくて、ありのままの姿で生きていきたいから「ヌードモデル」として活動していくことを決意しました。ただ服を脱ぐだけではなく、心を裸にするという気持ちも込めて、「ヌードモデル」という肩書きで活動しています。


劇中でもヌードモデルになったきっかけが出てきますが、遺影として撮影したんですよね?

 ずっと死にたかったです。死にたかったというより、生まれ変わりたかったのかもしれない。そのきっかけが遺影でした。遺影を撮ったとき、それまでの自分とはお別れしました。真っさらなわたしで生きてみようと思えました。


本作は、西原孝至監督が2015年から、東京に住んでいる若い女性たちのドキュメンタリー映画を作ろうと動き始め、2017年に#MeToo運動が広がると、劇映画部分を思いつき、新たに劇映画の要素を撮影し、1本の映画にまとめたと聞いています。最初はドキュメンタリーの撮影のオファーが来たかと思いますが、どのようなオファーがあったのですか?

 メールでお話をいただいて、現代社会における問題とかを見出していくのかなと思っていて、わりとすんなり撮影に入りました。当時は、なんで自分が今悩んでいるのかだとかが分からなくて、暗い何かを抱えていて。でもその吐き出し方を分からなくて。だから、私は写真を撮っていたと思うんです。ドキュメンタリー部分の映像を観ると、やっぱりそれが滲み出ていて、面白いなと思いました。


その後、劇映画部分にも出演してほしいというオファーがあったのかと思いますが、どう思われましたか?

 (ドキュメンタリーの撮影中、)監督の答えが出るまで時間がかかったと思うんです。記録みたいな感じで撮ってもらっていたけれど、私も正直、それがどう転がっていくのか分からなくて。劇映画部分を加えるとなった時に、「ああ、監督に答えが出たんだな」と思いました。私は西原監督のことを信用しているので、「監督がそうしたいなら、ぜひ協力します」という感じで引き受けました。


その前にも舞台などに女優として出演されていたかと思いますが、本人役でのオファーというのはどう思われましたか?

 どういう気持ちで挑んだらいいか分からなくて、監督に「私はどうしたらいいんですか?」と聞いたら、「そのままでいいよ」とおっしゃってくださったので、あまり演じることなく、普通に挑みました。


脚本を読んでどう思われましたか?

 ドキュメンタリーとフィクションが入り混じっているというのは面白いと思ったんですけれど、脚本を見ても「これはどうなるんだろう?」と、分からなかったです。でも完成したものを観た時に、私はそのままで、演技とかではなく、今の私の状態でフィクション部分に挑んだので、脚本に書かれていた言葉じゃない滲み出る表情だとかで、言葉では伝わらない何かが表現できたのではないかと思いました。フィクション部分にもリアリティがあり、観た方たちは、「何がフィクションで何がドキュメンタリーなのか分からない」とおっしゃています。私もどこまでが本当なのか分からないです。ドキュメンタリーの部分を今観ると、それすらもフィクションと感じるくらい人が変わっています。


女子大生役の遠藤新菜さんとのシーンが多かったかと思いますが、共演していかがでしたか?

 新菜ちゃん、本当にいい子でしっかりしていて、普通にファン目線で応援したくなっちゃいました。目がとてもきれいで、視線が強くて、魅力的な女の子だなと思いました。


西原孝至監督はいかがでしたか?

 西原監督は撮影中もいつもと変わらず、終始おだやかな様子でした。そのおかげでインタビュー・シーンもさほど緊張せず、いろいろお話できたのだと思います。懇親会のシーンではエキストラの方がたくさんいらっしゃっていて、一人ひとりとお話している姿も印象的でした。


撮影中のエピソードは何かありますか?

 ドキュメンタリーの撮影は西原監督がひとりでカメラを回していて、そのときのことは鮮明に覚えているのですが、西原監督がいた記憶があんまりなくて。いい意味で存在感を消してくれるので、いつものわたしでいられることができました。


観客の方に特に注目してもらいたい部分はありますか?

 BOMIちゃんの幸せについて語るドキュメンタリー部分です。私もずらずら語っているんですけれど、あれは私の中ではドキュメンタリーとフィクションが混ざっています。そこだとかに注目してもらいたいです。


公開前にインタビューを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。

 わたしは昔から自分と他人を比べてしまうような人間でした。自分の幸せを考えるときも、他人の幸せと天秤にかけてしまって、悲しい気持ちになってしまうことがよくありました。わたしは裸になったおかげで自分を認めてあげることができました。わたしはわたししかいないんだって、そんな当たり前なことにようやく気がつきました。それは幸せになる一歩だったのかもしれません。きっかけは人それぞれです。この作品が自分の幸せについて考えてあげられるきっかけになったら、とても嬉しいです。


bahar


(オフィシャル素材提供)




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