インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash




広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『盆唄』

『盆唄』
第19回東京フィルメックス上映後ティーチイン

2018-11-26 更新

中江裕司監督×岩根 愛(写真家・アソシエイトプロデューサー)

盆唄bon-uta 配給:ビターズ・エンド
2019年2月15日(金)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー!
フォーラム福島、まちポレいわきも同時公開!
© 2018テレコムスタッフ

 『ナビィの恋』『ホテル・ハイビスカス』の中江裕司監督による最新ドキュメンタリー映画『盆唄』が2019年2月15日に公開が決定した。また、11月24日(土)にただ今開催中の第19回東京フィルメックスにて本作が上映され、上映後のティーチインには中江裕司監督と写真家であり本作のアソシエイトプロデューサーの岩根 愛氏が登壇した。


中江監督「縁を感じて撮影することを決めた!」

 上映後、会場は大きな拍手で包まれ、そんななか、中江裕司監督とアソシエイトプロデューサーの岩根 愛氏が登壇した。本作は、福島県双葉町の豊かな伝統芸能とハワイのボンダンス・日系文化にまつわる唄や音楽、その背景を追うドキュメンタリーである。まず『盆唄』を作るきっかけを聞かれると、岩根は「私がハワイのボンダンスがとても好きで、2006年から個人的に通って写真を撮りに行っていたんです。その中でも人気があったのがフクシマオンド。そして震災があった年に、その唄はいったいどこから来たのか、調べて行くうちにハワイと福島の交流に関わるようになった。一度、本作に出演されていた双葉町の横山さんたちを連れて行ったときは、あまりの賑やかさにびっくりしていましたね」と述べた。


bon-uta

 また中江監督は「岩根さんとは『白百合クラブ 東京へ行く』でスチールを担当してもらって、かれこれ20年の付き合い。ある日、福島の原発のその後や、双葉町とハワイの交流を撮りたいから監督をしてくれと頼まれて。双葉町はいろんな監督やドキュメンタリーで取材されていたのですが、僕はしたくないと思っていたので断り続けていたんです」と衝撃の事実を暴露。それに対し岩根さんは「ずっとふられ続けていたんですよー」と返し、会場からは笑いが。続けて「けれどそのタイミングでハワイに住んでいる沖縄系移民のドキュメンタリーを2本連続で撮ることになりまして(笑)。それもあり、縁を感じて撮影することを決めました」と明かした。


bon-uta

アミール・ナデリ監督「とても素晴らしい!」と絶賛!

 続けてティーチインに移った時、真っ先に手を挙げたのは『駆ける少年』や『CUT』などを監督し、同映画祭でも特集が組まれているアミール・ナデリ監督! 開口一番「とても素晴らしい映画だった! とても心に響きました」と絶賛! さらに「震災という一言では表せないような大きな被害を受けた問題に対して、『盆唄』は人々がそこから回復しようとするエネルギーや日本人の情熱さが、音と伝統に完全に上手くマッチングし、とても素晴らしく表現できていたと思います」と賞賛の言葉を贈った。それに対し中江監督は、「撮影中はずっと状況が厳しかった。ふるさとに帰れなかった人たちを撮らなければいけない。けれど辛い状況を映すだけで終わらすわけにはいかない。どうやったらこの映画を救うのか、岩根さんと3年間ずっと話し合いながら撮りました」と当時の想いを語った。

 また本作を観て、盆踊りが好きだった子供の頃を思い出しましたという人は、これから双葉町がどうなっていくのか、そして監督が福島の方とこれからどう接していくのか聞かれると「これからどうなるかは分からないですが、仮設住宅ではなく復興住宅が出来てきて、福島の皆さんのなかに明るい兆しが出来てきているのは確かです。横山さんとハワイへ行ったとき、彼が“絶対に双葉町は復興する”という核心を持っていると再認識しました。そういう気持ちには寄り添っていきたいと思います」と真摯に述べた。

 会場からは監督へ次々と質問が寄せられ、中には思わず涙を流さずにはいられなかったという人も。最後に監督は、「撮影中は皆さんに迷惑をかけてばかりで、頂いてばかりだったんです。だから、双葉の人たちに映画からメッセージを送れないか、映画に出て良かったと思ってもらうにはどうするかというのを常に考えていました」と本作に出演した双葉町の人たちへの想いを語った。


bon-uta

 ティーチイン終了後、監督へ「今年ベストの作品!」「東京フィルメックスでたくさんの映画を観たが、本作が一番良かった!」「ナデリ監督が褒めちぎるのも分かる大傑作!」など直接感想が寄せられ、ナデリ監督もツーショットを要望し、最後に熱い握手を交わした。


bon-uta


(オフィシャル素材提供)



関連記事

Page Top