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舞台挨拶・イベント

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『ポルトの恋人たち~時の記憶』初日舞台挨拶

2018-11-14 更新

柄本 佑、中野裕太、舩橋 淳監督

ポルトの恋人たち~時の記憶porto-koibitotachi 配給:パラダイス・カフェフィルムズ
シネマート新宿・心斎橋ほか全国公開中
© 2017『ポルトの恋人たち』製作委員会

 18世紀のポルトガルと21世紀の日本を舞台に、3人の俳優がそれぞれ1人2役に挑んだ異色のラブミステリー『ポルトの恋人たち~時の記憶』。このたび、初日舞台挨拶として主演の柄本 佑、中野裕太、舩橋淳監督が登壇した。


 柄本 佑は、「もともとポルトガル出身のマノエル・デ・オリヴェイラ監督の大ファンで、新婚旅行もポルトガルにいったほど。ポルトガルに行けるらしいときいて、即座に「行きます!!」という感じでお仕事を受けました。脚本を読んだら、わりとヘヴィな話だった(笑)」と出演のきっかけを語った。ポルトガルでの撮影は肌があったそうで「現場は監督と撮影監督以外は、ポルトガルの方でした。ランチには1~2時間、コース料理にホールケーキが出て、ワインを飲みながら……それも映画作りの一部だという考え方なんですね。本当にほのぼのしていて。俺、あの時ポルトガル人だったのかもしれない!」と、憧れのオリヴェイラ組との撮影の日々を語った。英語のセリフにも初挑戦しており、「新しいことに挑戦するのは楽しい」と笑顔を見せた。

 「だけど本当にすごいのはこの人ですよ!」と柄本が絶賛したのが中野裕太。「話をいただいてから渡航まで1ヵ月半。(ポルトガル語を新たに習得するのは)気が狂うかと思った! 知恵熱出ました」と語った。現場に入ったときにはすでに日常会話でスタッフとコミュニケーションをとれるレベルに達していたそうで、「イケメンで言葉も喋れる、現地でもモテモテでした」と監督が明かしていた。

 スクリーンの中でも舞台上でも見事なコンビネーションを見せていた柄本と中野は「初めて会ったときからチューニングが合うというか息が合った」と互いに語ったが、柄本との初対面は「下駄をはいて現れましたね(笑)。ポルトガル人かも?とか言いながら、大和スピリッツの男なんです(笑)」(中野)、「ポルトガルへのトランジットでフランクフルトで金属探知機のゲートをくぐるときに、“ピンポーン”って鳴ってないのに検査の人に止められて。下駄を指さして“それはなんだ!”と問われて“大和スピリッツだ!”と答えたら“変な奴がいるぞ!”とスタッフがぞろぞろやってきた(笑)」(柄本)と語り、場内が笑いに包まれた。

 舩橋 淳監督は、ヒロインであるアナ・モレイラとのエピソードを披露。「崖落ちのシーンがあるんですが、あらかじめ写真は見せて、彼女も『フーン』という感じだったんですけど、実際現場を見ると『絶対嫌だ!』と言い出して(笑)。もちろん、崖の向こうにはレスキュー班やスタッフが万全の安全体制を整えてるんですけど、『絶対嫌だ!』と。スタッフが二人飛んで見せて、最終的には僕も飛びました(笑)」と監督も体当たりの撮影現場だったことを語った。

 本作について柄本は「日本とポルトガルの合作ということで、こんなにポルトガルの風景を見られる映画もないと思います。きっと新鮮で楽しんでいただけたんじゃないかなと思います。ぜひ楽しいと思われた方は家族とか、親友とかそんなに親しくない友達とか……あるいは歩きながら『ポルトの恋人たち……』って言ってみるのもありかな(笑)。すれちがった人がgoogle検索してくれるかもしれませんから(笑)」とSNS時代の画期的な口コミをお願いして締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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