インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash





広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

作品紹介

トップページ > 作品紹介 ナポリの隣人

2018-11-08 更新

原題:LA TENEREZZA
ナポリの隣人latenerezza
© 2016 Pepito Produzioni

イントロダクション

 養護施設へ向かう幼い姉弟の旅を描き、カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、ヨーロッパ映画賞最優秀作品賞を受賞した『小さな旅人』(92)、障碍を持つ実の息子と15年ぶりに対峙する父親を描き、ヴェネチア国際映画祭で3つの賞を受賞した『家の鍵』(04)、アルベール・カミュ未完の自伝的遺作を映画化した『最初の人間』(11)等、人と人との繋がりを、時に冷徹に、時にやさしさを込めて描いてきた、ジャンニ・アメリオ監督。

 35年以上のキャリアで長編作品12作と寡作で知られるが、国内はもちろん国際的にも受賞歴を誇り、ヨーロッパ映画賞で最優秀作品賞を3度にわたり受賞するなど、イタリアのみならずヨーロッパを代表する名匠と言えるアメリオ監督が最新作で描いたのは、ミステリアスな事件を背景にした、父と娘の相剋の物語。

 主演の名優レナート・カルペンティエーリは、本作でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)、イタリア・ゴールデングローブ賞、ナストロ・ダルジェント賞というイタリアの国内主要映画賞で主演男優賞三冠を達成。ジョヴァンナ・メッゾジョルノ(『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』)、ミカエラ・ラマッツォッティ(『歓びのトスカーナ』)という、現代イタリア映画界を代表する二人の女優も、各映画賞にノミネートされる名演を見せ、国際派女優グレタ・スカッキ(『三人姉妹』)も陰影に富んだ印象深い役どころで出演している。撮影は『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の名手ルカ・ビガッツィが務め、イタリアを代表するベストセラー作家ロレンツォ・マローネの「La tentazione di essere felci」(幸せであることの誘惑)を原作としている。


ストーリー

 舞台は南イタリアのナポリ。かつて家族と暮らしたアパートに独り暮らす元弁護士のロレンツォ。娘のエレナは、アラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザーだ。母の死の原因が父の裏切りによるものと信じ、父を許せないでいた。気難しいところのあるロレンツォだが、向いの家に引っ越してきた若い夫婦ファビオとミケーラ、二人の子どもたちと親しくなり、お互いの家を行き来し合う疑似家族のような関係になる。しかしその平穏な日々は、幸せに見えた一家に起こった思いがけない事件で、突然幕を閉じることになる。



(2017年、イタリア、上映時間:108分)

キャスト&スタッフ

監督・原案・脚本:ジャンニ・アメリオ
原作:ロレンツォ・マローネ 「La tentazione de essere felci」
原案:アルベルト・タラッリョ、キアラ・ヴァレリオ
脚本:アルベルト・タラッリョ
撮影:ルガ・ビガッツィ
音楽:フランコ・ピエルサンティ
出演:レナート・カルペンティエーリ、ジョヴァンナ・メッゾジョルノ、エリオ・ジェルマーノ、グレタ・スカッキ、ミカエラ・ラマッツォッティほか

配給
ザジフィルムズ
2019年2月9日(土)より、岩波ホールほか全国順次ロードショー

オフィシャル・サイト
www.zaziefilms.com/napoli/ (外部サイト)



関連記事
『ナポリの隣人』公開&邦題決定!ビジュアル&予告解禁

Page Top