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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』

『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』
公開直前トークイベント

2019-01-18 更新

三上博史、酒井若菜、三浦 萌、宅間孝行監督

LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯てlove-hate-movie 配給:HIGH BROW CINEMA
1月18日(金) テアトル新宿ほかにて全国ロードショー!
© 2018 SOULAGE

 「タクフェス」主宰であり、俳優・脚本・演出を手がける才人・宅間孝行が、これまでとは全く異なるテイストと、映画界の常識を破る驚異の長回し撮影に挑んだ意欲的衝撃作『LOVEHOTEに於ける情事PLANの涯て』。いよいよ本日1月18日(金)よりテアトル新宿ほかにて全国ロードショーが始まった。

 主役には14年ぶりの映画主演となる三上博史。このふたりが組んだ予測不能の化学変化に加え、酒井若菜、波岡一喜、三浦 萌、阿部力が強烈なインパクトで怪演。各々の思惑と立場が交錯して、物語が一気に加速する。ラストまで張り巡らされた伏線がすべて回収できた時、極上のカタルシスが訪れる。「一時停止」、「巻き戻し」ができない映画館だからこそ、この映画体験はクセになること間違いなし!


 公開を前にした1月15日(火)、、三上博史、酒井若菜、三浦 萌、宅間孝行監督が登壇する公開直前トークイベントが開催された。クセモノ作品にふさわしく、イベントにも危険な香りが……。ネタバレ厳禁にもかかわらず、監督・キャストがギリギリのトークを繰り広げた。しかも作品にあわせて、「アダルトの日」(日本初のヌードショーが開催された日)&「警視庁創設記念日」に実施。


三上博史 (間宮役): 本日観終わられてホヤホヤなので、戦々恐々としております。宅間監督が仰っていた世知辛い世の中だなぁと僕ら演者にとっても思うところがあり、できるだけはみ出そう、はみ出そうと今までやってきたんですけれども、どうしても取り込まれてしまって、息苦しくなって、具体的に言っても仕方がないですが、TVとはそういうものなので、割り切ってやっているつもりではあるんですけれども、そうまでないところまで息苦しくなることはどういうこっちゃろうと思うところもあって、常にはみ出してやろう、積極的に参加していきたいというのが私の性分なので、今回はいきいきとクソヤローを演じさせていただきました。自分の反省点としては、クソ野郎になりきれたかなといまだに自信がなくて、なんか品を捨ててないんじゃないかと心配です(苦笑)。
 今回皆さんにお伝えしたいのは、数少ない登場人物を演じたキャストが、僕本当に大好きで、酒井さんは以前にドラマでご一緒させてもらい今回も一緒で、そして波岡君は今日来られなく、メールで「京都でちょんまげ結ってます!」と連絡もらって来られなくて残念ですけれども、また(三浦)萌は、演技経験無い中、あのおっぱいを惜しげもなく、僕は下から持ち上げてまして幸せでした。
 具体的に2週間ギッチリ、試しながら稽古を出来たのですごく良かったです。撮影自体綱渡り状態だったんですが、この作品って40数分の長回しのシーンが2カット入っていて、41分とかでしくじったらもう一度40分を最初から撮り直さないといけなかったので、そのテンションで何回もできないので、助け合って、心臓バクバクしながら撮影してました。宅間監督ご自身も俳優をやられていて、俳優の生態を知ってらっしゃるので、役者ってズルいし、情けないし、弱いし、そんなものだと分かった上で、このラブホテルの箱に私たちを解き放って、キワキワな状態に追い込んで写っちゃうんですよね。極限状態になることはそもそもないので、ここまで追い込まれると、ドバっと出ちゃって、それが画として出ちゃって、宅間さんにしてやられましたね。
 毎日世界のどこかで映画が生まれていると思うんですけれども、こういった映画はありそうでなくって、演技者を観察する映画にもってこいの作品です。私は伏線フェチなので、宅間監督の伏線いっぱいのこの作品をぜひ劇場で楽しんでいただけたら嬉しいです。


酒井若菜 (詩織役): 精魂尽き果てるまで命がけで撮影をした作品になりました。撮影現場で三上さんのすごさを見て「ヤバい、ヤバい」と、「もっとやってもっとやって」と、みんなで鼓舞してました。私だけではなく、キャストの皆さん、演出の皆さん、スタッフの皆さんが、今まで見たことがないものを作ろうという気持ちがありました。この作品は新しいことにチャレンジしようとした作品ではあったので、その場で生まれてくるものを大事に作っていく感じでした。監督も細かく指導してくれましたし、三上さんも撮影が終わって誰もいなくなっちゃったときにも、一緒に2、3時間2人で地べたに座って「ここのシーン、どうする?」とか私が悩んで「三上さん、私どうしたらいいか分かんない」とかそういうふうにディスカッションしながら、コミュニケーションを取りながら作っていったので、この出演キャストでなければこの映画は作れなかったということはあったと思います。
 この作品を最初に観た時、本当に三上さんがかっこよすぎるところに目がいきました。14年ぶりにスクリーンで三上博史が観られるということが大きな見どころだと思います。萌ちゃんも言ってましたけれども、何度も何度も見返したくなる作品なので、何度も繰り返し楽しんで観ていただけたら嬉しいです。


三浦 萌 (麗華役): 今、かなり緊張しています。今回の役はオーディションで勝ち取ったんですが、本読みの段階からビクビクでした。現場では皆さんがとっても温かくて、私が泣いてしまった日には、背中をバシバシたたいて押してくれたり、その後にご飯に連れて行っていただいたりして。本当に勉強になりました。私って本当に今まで勉強していなかったんだなと思っちゃいました。スタッフ、共演者の皆さんから愛のカツを頂いた現場です。絶対によそ見をしないで観てもらいたいです。そしてもう一度観たい、もう一度観たいと思っていただける作品です。ぜひ口コミお願いします。


宅間孝行監督: 本日はお越しいただきましてありがとうございます。一昨年の5月に撮影しまして、早い段階で撮影にこぎつけたんですが、公開までが期待と不安で入り混じった状態ですが、今日は皆さんにお話を聞いていただいて口コミしていただければ嬉しいです。
 偉そうな言い方にはなりますが、日本映画がちょっと堅苦しいなと思うところがありまして、バジェットがあって大規模な作品を撮るとなると制約がありまして、もはやタイトルに“LOVEHOTEL”と入った時点でいろいろなテレビ局で宣伝すらダメだと言われることがあり、低いバジェットは低いバジェットでもそれなりに良いことがあり、いろいろな制約にかからず、クリエイティブでやりたいことにいろいろとチャレンジできると、普段300館で開けるところでは出来ないことを思う存分できるということでは、逆にクリエイターとしてはチャレンジしたいという想いにかきたてられる企画でして、日本にもそういう映画を創りたいと思う熱い男もおりまして、この話が出た時にとんとん拍子に話が進んでいったんですが、どうせするのであればいろいろな制約を自分の中で課していこうと思い、なるべくカットを割らないとか、カメラの使い方とか、撮影スタイルだとか、他の映画では出来ないようなことにチャレンジしながら撮影しました。このバジェットの中で、できる範囲の、それ以上にこだわりまくって作った作品です。
 こんなバカ野郎たちが、こんなに本気で、楽しんで映画を創った作品なので、ぜひ劇場でも見ていただければ嬉しいです。



(オフィシャル素材提供)



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