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舞台挨拶・イベント

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『きらきら眼鏡』初日舞台挨拶

2018-09-17 更新

金井浩人、池脇千鶴、安藤政信。犬童一利監督

きらきら眼鏡kirakiramegane 配給:S・D・P
9月7日(金)よりTOHOシネマズ ららぽーと船橋にて先行公開、9月15日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開
© 2018「きらきら眼鏡」製作委員会

 『夏美のホタル』『ふしぎな岬の物語』など映画化が続く森沢明夫の小説「きらきら眼鏡」を原作に、『つむぐもの』の犬童一利監督がメガホンをとった『きらきら眼鏡』が舞台となった千葉県船橋市のTOHOシネマズ ららぽーと船橋と、有楽町スバル座にて絶賛公開中だ。新人の金井浩人と池脇千鶴がダブル主演で演じた本作は、恋人の死を乗り越えられず苦しむ主人公、余命宣告を受けた恋人を持つヒロイン、そしてヒロインの恋人との触れ合いや心情を中心に、死生観と恋愛観を織り込みながら主人公の成長を描く人間ドラマ。

 この度、9月7日(金)にTOHOシネマズ ららぽーと船橋にて先行公開を迎えた本作が、9月15日(土)に全国公開初日を記念して有楽町スバル座にて初日舞台挨拶を実施した。舞台挨拶には本作でダブル主演を務めた金井浩人と池脇千鶴のほか、安藤政信と犬童一利監督が登壇! 本作の魅力について語り尽くした。


 上映が終わると満席の観客席から大きな拍手が沸き起こり、温かな空気のなかゲストが迎えられた。トークセッションが始まると、本作で映画本格デビューを果たした金井が、主演に抜擢された時のことについて「びっくりしたというか、本当に頭が真っ白になるというのはこのことだと思いました」と語ると、犬童監督は「金井君の雰囲気や目、声が明海のイメージにだんだんと合っていき、彼しかいないなと思いました」と答え、金井は恐縮した様子を見せた。自身が演じたあかね役について池脇が「最初はとても良い人だと思っていたけれど、演じているうちに彼女の小悪魔な部分が見えてきて、インタビューを受けている時も、女性の記者さんと話すと、あかねのことを計算高く感じる人もいたようでした」と、いつも世界をきらきら輝くものとして見ているあかねの意外な一面を語った。

 また、9月7日(土)に実施された舞台となった船橋市での先行公開初日舞台挨拶で、自身の役名をど忘れした安藤政信は「先週は失敗してしまったので、今日は謝りに来ました」と語り会場を盛り上げ、自身の日常で“きらきら眼鏡”を感じる場面について聞かれると「昨日バス停で目的地への行き方がわからないで困っているお婆ちゃんを助けてあげたら『あんた、ええ子だねぇ』って言われて『俺、今きらきら眼鏡かけてる! 明日の舞台挨拶で話せる!』って思いました(笑)」と語り、安藤政信劇場を繰り広げ、会場はさらに大きな笑い声に包まれた。

 最後に本作のメガホンを取った犬童監督が「スタッフ・俳優部のみんなで一丸となって丁寧に作った作品です。劇場を出た後に皆様の日常が少しでも“きらきら”してほしいです」と本作の魅力をアピールすると、観客席からは応援の拍手が送られ、しっとりとした雰囲気で舞台挨拶は幕を閉じた。


<ゲスト・コメント>

主演に大抜擢された感想は?

金井浩人: びっくりしたというか、本当に頭が真っ白になるというのはこのことだと思いました。最初に僕が犬童監督からお声掛けいただき、その後で池脇さんと安藤さんのおふたりが決まって、「マジですか!?」と(笑)。嬉しかったのと同時にプレッシャーが大きくて怖かったのもあります。


金井を主演にした決め手は?

犬童一利監督: 金井君は元々、僕の受け持つ演技のワークショップに来ていて、自己紹介の時から印象に残っていました。雰囲気や目、声が明海のイメージにだんだんと合っていき、彼しかいないなと思いました。


自身の演じた役柄についての印象は?

金井浩人: 明海は、過去の苦しみから抜け出せずに、日々を悶々と生きていて、本当は人生を謳歌できるはずが、過去のせいで出来ないでいます。そんな中あかねと出会って、明るい彼女と一緒にいれば何かが変わるんじゃないかという思いを無意識的に持っていたんだと思います。もしくは、単純に可愛らしいあかねがタイプで、魅力的だから一緒にいただけなのかもしれないですけどね(笑)。

池脇千鶴: 台本を読んでいるときは、「あかねは本当に良い人だな」と思っていたのですが、演じているうちに「あれ? これは結構嫌な感じに映るかもしれない」と思っていて、女性スタッフとも「あかねって小悪魔だよね」という話をしていました。
 本作のインタビューを受けている時も、女性の記者さんと話すと、あかねのことを計算高く感じる人もいたようで、男女であかねに対する感じ方は違うようでした。

安藤政信: 僕の演じた裕二は、ちょうど僕と同じで、働き盛りです。彼にはあかねがいるし、僕にも家族がいて守るべき人たちがいるというところでも自分とダブりました。だからこそ、自分がこれから頑張っていかないといけないという時に、余命宣告をされるということについて、ものすごく考えさせられました。
 また演じる上では無機質で真っ白な病室のシーンばかりなので、自分自身がグラデーションを出さないと観てくれる人の印象に残らないと思いました。池脇千鶴という女優の芝居が大好きなので、普段は1日の30%をふざけている僕でも、この仕事は本気でやろうと意気込みました(笑)。


最後にひと言お願いします。

犬童一利監督: 無事に全国公開の初日を迎えられたことを、とても嬉しく思っています。スタッフ・俳優部のみんなで一丸となって丁寧に作った作品です。俳優部の皆さんには、身も心も大変な思いをしていただきましたし、スタッフ一同頑張って作りました。映画は観ていただいて初めて完成を迎えるので、ぜひいろいろな方々に観ていただきたいと思います。
 劇場を出た後に皆様の日常が少しでも“きらきら”してほしいです。本日は本当にありがとうございました。



(オフィシャル素材提供)




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