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舞台挨拶・イベント

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『海を駆ける』完成披露イベント

2018-04-12 更新

ディーン・フジオカ、太賀、阿部純子、鶴田真由、深田晃司監督

海を駆けるumikake

配給:日活 東京テアトル
5月26日(土) テアトル新宿、有楽町スバル座ほか 全国ロードショー
© 2018「海を駆ける」製作委員会

 映画『海を駆ける』の完成披露イベントが都内で行われ、舞台挨拶に主演のディーン・フジオカ、共演の太賀、阿部純子、鶴田真由と深田晃司監督が出席した。


 本作は、第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で『淵に立つ』で審査員賞を受賞した深田監督がディーン・フジオカと初タッグを組んでメガホンを取った。2004年にスマトラ島沖大震災の津波で壊滅的な被害を受けつつも、今では完全に復興を遂げたインドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェで全編ロケを敢行したファンタジー作品。正体不明の男・ラウが、数々の不思議な奇跡と事件を巻き起こしていくさまが描かれる。フランス、インド、インドネシアなどでの公開も決定している。

umikake 満員の会場からは「ディーンさーん!」と黄色い声援が飛ぶ中、手を振りながら笑顔で登場したディーンは「今日はちゃんと服を着てきました(笑)。映画では裸で登場していますが、今日はジャケット姿で皆さんにご挨拶させていただくことをうれしく思います」と挨拶して会場から大きな拍手を浴びた。

 謎の男・ラウ役で主演したディーンは、作品オファーを受けて「チャレンジングな作品。監督とたくさんコミュニケーションを取って演技をしていこうと思いました」と話す。そして、インドネシアでのオールロケに話が及ぶと「インドネシアでのオールロケと聞いて、『気が狂ってるんじゃないか』って思ったんです(笑)。アチェは、インドネシアの中でも内戦のあった地域で、ジャカルタにいる家族からも『そんな危ないところに何しに行くの?』って言われました(笑)。でも、いつかインドネシアで映画の撮影をしてみたいと思っていたので、撮影できたことを誇りに思います。作品の中にラウとして一部になれたことは、すごく不思議な体験でしたね」と感慨深げに語った。

umikake ラウと一緒に暮らすことになるタカシを演じた太賀は、「撮影中に出来るようになろうと決意して、ディーンさんにインドネシア流の食事の仕方を教えてもらいました。スリーフィンガーなのか、フォーフィンガーなのかとか、そういったアプローチも楽しかったです」と笑顔で撮影を振り返った。

 太賀の母役を務めた鶴田は「幸せな現場でした」と撮影を振り返り、共演のディーンについて「私とのラストシーンでのディーンさんはものすごく美しいです。ディーンさんの普段の佇まいや美しくてピュアな感じがそのまま出ていて、芝居しながら見とれました」とエピソードを語り、会場に詰めかけたディーンファンを喜ばせた。

umikake ディーンはそんな鶴田のある行動に驚いたという。「撮休の時に、1人でジョグジャカルタに行かれたのが衝撃的でした。役の設定だったり、作品との向き合い方、個人的な好奇心もあると思うんですが、インドネシアでの移動は難易度が高いんですよ。僕も最初はどうやって移動したらいいか分からなかったのに、一人で行かれたなんてスゴイ。本当にリスペクト」と感心しきりだった。当の鶴田は「(撮休)が1週間あったので行っちゃいました」と余裕の笑顔を見せていた。太賀と鶴田は、今作で難しいインドネシア語にも挑戦。ディーンからお墨付きをもらっていた。

 インドネシア愛が強いディーンは「アチェのコーヒー、すごく美味しいですよ」と突然のアピール。「僕はコーヒーが好きじゃなかったんですが、アチェで1ヵ月過ごしている間にコーヒーって美味しいものなんだって思えるようになりました」とロケ地エピソードを語っていた。

 深田監督は「観てくれた人で意見を交わしてほしい」という思いで同作を作ったことや、撮影現場は和気あいあいとした様子だったことも明かしていた。

umikake 最後にディーンは「僕らのいる世界では、どの角度から見るかで解釈が変わるってことを考えさせられる作品です。スマトラ島の地震を経験しているアチェの人たちの明るさや優しさに触れて、未来に対する希望が生まれました」と思いを伝える。

 同イベントで、深田監督がフランスの文化通信省より芸術文化勲章の1つ“シュバリエ”の受勲が決定したことが発表される場面もあり、会場からは福田監督に大きな祝福の拍手が贈られた。



(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)




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