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舞台挨拶・イベント

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『ばあちゃんロード』初日舞台挨拶

2018-04-15 更新

文音、草笛光子、三浦貴大、桜田 通、鶴見辰吾、篠原哲雄監督

ばあちゃんロードbaachan-road

配給:アークエンタテインメント
有楽町スバル座にて公開中 ほか全国順次ロードショー
© 2018「ばぁちゃんロード」製作委員会


baachan-road 映画『ばぁちゃんロード』が初日を迎え、都内で行われた舞台挨拶に、W主演を務める文音と草笛光子、共演の三浦貴大、桜田 通、鶴見辰吾、メガホンを取った篠原哲雄監督が出席して初日を迎えた喜びを語った。


 『三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~』などの文音と『犬神家の一族』などのベテラン女優草笛光子がW主演を果たした感動の人間ドラマ。海辺の小さな町を舞台に、孫娘の結婚式でバージンロードを歩くため、リハビリに励む足の不自由な祖母と孫の奮闘を映し出す。映画美学校による、「映画美学校プロットコンペティション2016」の最優秀賞受賞作を映画化。風光明媚な富山県で昨年の夏にオールロケを行った。

baachan-road 今作で孫と祖母を演じた文音と草笛は、仲良く手をつないで登壇。主演を務める草笛は、友人に「私、『ばぁちゃんロード』という映画に出ることになったの」と話すと、その友人から「バイクに乗って高速道路を走る役なのね」と言われてしまい、「私、どれだけおてんばに見えてるの?と思った」と話し、会場に笑いを誘う。

 さらに、これまでの女優人生を振り返り、「市川 崑先生の『犬神家の一族』(1976)のようなおどろおどろしい役や、(森繁久弥主演の)『社長シリーズ』で誘惑する女の役ばかりやってきたから、こういう普通のおばあちゃんの役はとても難しかった。監督に最初から『私、芝居しません。素のままでやります』と言って、好き勝手やらせていただきました」と打ち明けた。篠原監督は「そこが逆に良かった」と話していた。

 また、日々身体を動かすようにしているという健康な草笛にとって、足の不自由な役を務めるのは大変だったようで「初めての役で苦労しました」と胸中を吐露。じっとしていることで逆に体が固まり凝ってしまったことも明かしていた。

baachan-road もう一人の主演を務める文音は、普段から草笛とは親交が深いことを明かし、「草笛さんがおばぁちゃん役だから出来た」と撮影を振り返り、「自分のプライベートと役が重なったこともすごくあって。ヴァージンロードを歩いていて、心にぐっと来るものがありました」と感慨深い表情で語った。

 劇中、ラストの結婚式のシーンで文音が純白のウェディングドレスをまとうのだが、この日は草笛が白い衣装で、文音は赤のドレス姿で登場。草笛は、「偶然、紅白になったんです。私が今日は花嫁です」とコメントして客席の爆笑を誘っていた。

baachan-road 文音とヴァージンロードを歩くのは荒井大和役の三浦貴大。長渕 剛と志穂美悦子の娘である文音と、三浦友和と山口百恵の息子である三浦が劇中で結婚する役どころだが「実際に2人が結婚したら?」と振られると、文音は「両家の顔合わせはめちゃ豪華だよね」とコメントし、三浦は「大騒ぎになる。行きたくない。欠席するわ」とつぶやき、会場を笑わせていた。

 篠原監督は「皆さんには自然体に振る舞ってもらい、人間の普通の営みを撮ることができた」と仕上がりに自信たっぷり。「静かで目立たない作品かもしれませんが、日本映画にとってこういう映画は大事だと、思っています」と語っていた。


(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)


映画『ばあちゃんロード』

(2018年、日本、上映時間:89分)

 ■監督:篠原哲雄
 ■脚本:上村奈帆
 ■音楽:かみむら周平
 ■主題歌:「この道」(作詞 北原白秋 作曲 山田耕筰) 歌 大貫妙子(アルバム「にほんのうた 第一集」<commmons>より)
 ■製作幹事:セントラル・アーツ
 ■製作プロダクション:スタジオブルー
 ■出演:文音、草笛光子、三浦貴大、桜田 通、鶴見辰吾ほか


 ■公開表記:配給:アークエンタテインメント
 有楽町スバル座にて公開中 ほか全国順次ロードショー


公式サイト: baachan-road.com (外部サイト)






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