『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見|シネマファクトリー[Cinema Factory]

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『ペンギン・ハイウェイ』製作発表会見

2018-03-06 更新

北 香那、蒼井 優、石田祐康監督、森見登美彦(原作)

ペンギン・ハイウェイpenguin-highway

配給:東宝映像事業部

© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

 「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる森見登美彦の小説「ペンギン・ハイウェイ」のアニメーション映画化が決定し、製作発表会見が都内で開かれた。会見には主要キャストのアフレコを担当する北 香那、蒼井 優と石田祐康監督、原作者の森見登美彦が出席して作品について語った。

 物知りだが少し生意気な小学4年生“アオヤマ君”が、海のない街に突然現れたペンギンの謎を解こうと奮闘するさまが描かれる。「フミコの告白」「陽なたのアオシグレ」で知られるスタジオコロリドの石田祐康が監督を務める。脚本は森見原作のアニメ作品「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」を手がけてきたヨーロッパ企画の上田 誠が担当。キャラクターデザインを『台風のノルダ』(15)の新井陽次郎が担当する。

 オーディションで“アオヤマ君”役を射止めた北は「“声のお仕事をしてみたい”というのは夢だったので、すごくドキドキしてオーディションに向かいました。合格の報せを受け取った時は感極まって泣いてしまいました。夢が叶いました」と大感激の様子。


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 北はアフレコ時を振り返って、「キャラクターの表情や口の形で(声を)合わせるのは、本当に難しかったです。私にはアオヤマ君と同世代の妹がいるので、授業参加に行って、小学4年生の男子の動きみたいなものを参考にしました」と語り、作品については「脚本を読んで、柔らかくてかわいらしい作品だと感じました。それに、生きるとは何かを考えさせる物語だと思いました」と話した。北は憧れだという蒼井から「(アフレコが)初めてとは思えなかった。完璧でしたよ」と絶賛されて、「嬉しい!」と笑顔を弾けさる一幕も見られた。


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 アオヤマ君の初恋相手であり、歯科医院で働くミステリアスな“お姉さん”役の蒼井は「アオヤマ君に影響を与えるお姉さん役です。遠い昔にキラキラしていた時間があったことを思い出させてもらえました。かわいらしいペンギンも出てきますし、小さいお子さんだけじゃなくて大人も楽しめる作品です。特にお父さんたちに観てほしいなと思いました」と作品をアピール。


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 また、「今回“お姉さん”を演じて、自分にはあまり“お姉さん”要素がないことに気づいて、(演じるのが)難しいなと……。その分、新しいチャレンジをさせていただきました」とコメント。蒼井のアニメーションの声優は『花とアリス殺人事件』(岩井俊二監督)以来3年ぶりとなる。

 原作者の森見は「僕の子どもの頃を舞台にした作品で、一番根っこにある世界を描いているので、小説家としても特別な作品です。監督にお会いした時に熱意がはっきりとありました。素敵な作品になりそうなのでとても楽しみです」と期待を寄せる。


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 本作が長編デビューとなった石田監督は「これまで小さなスタジオで、短編やCMなど小規模の作品を自分なりに作ってきましたが、今回、このような大きな舞台を用意していただき、大変嬉しいです。やるだけやろうと思っています。完成したら、ご覧になる皆さんの反応を早く知りたいです」と興奮気味に語っていた。



(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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