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舞台挨拶・イベント

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『曇天に笑う』プレミアイベント&完成披露舞台挨拶

2018-02-01 更新

福士蒼汰、中山優馬、古川雄輝、桐山 漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏
加治将樹、若山耀人、本広克行監督

曇天に笑うdonten

配給:松竹
3月21日(水・祝)全国ロードショー
© 映画『曇天に笑う』製作委員会
© 唐々煙/マックガーデン

 女性層を中心に熱狂的なファンを持つ大ヒットコミックシリーズ「曇天に笑う」。2011年のコミック連載開始直後から人気を博し、2014年にTVアニメ化、そして2015年からは舞台化。様々なメディアで人気を博す大ヒットシリーズが満を持して映画化となり、3月21日(水・祝)に全国公開を迎える。主演は、若手実力派俳優の筆頭・福士蒼汰。そしてメガホンを取るのは、『踊る大捜査線』シリーズ、『亜人』をはじめとする日本映画界随一のヒットメーカー、本広克行監督。本作を語る上では欠かせない主題歌を担当したのは、サカナクション。この最強コラボで贈る、ド派手なアクション、そして笑いや感動も満載の、圧倒的なアクションエンタテインメント作が誕生した!

donten 本作の公開に先駆け、1月29日(月)に東京・増上寺で大ヒット祈願とプレミアイベント“曇天祭り”が開催された。イベントでは冒頭から、劇中にも登場し国内外で活躍する和太鼓バンド「GOCOO」のパフォーマンスにあわせ、キャストたちを乗せた“曇印”の特製山車がド派手に登場! 本作の主題歌であるサカナクションの「陽炎」をBGMに、和装でキメた福士蒼汰(曇天火 役)、中山優馬(曇空丸 役)、古川雄輝(安倍蒼世 役)、桐山 漣(金城白子 役)、大東駿介(鷹峯誠一郎 役)、小関裕太(永山蓮 役)、市川知宏(武田楽鳥 役)、加治将樹(犬飼善蔵 役)、若山耀人(曇宙太郎 役)が山車の上から手を振ると、会場は一気にヒートアップ! 集まった900名を超えるファンたちに“祝いの飴”をおひねりとして投げながら、大盛り上がりのオープニングを迎えた。

donten 主人公・曇天火を演じた福士は、ちょうど曇りから晴れつつある空模様を指しながら、「今日はみんなの笑顔次第で晴天になりそうだと思います!」と元気に挨拶。続いてステージと化した山車の上に本広克行監督も登場し、トークセッションが行われた。

 激しい殺陣によるアクション・シーンが見どころである本作について、撮影中の苦労を問われた福士は、下駄を履いて行う立ち回りの難しさについてコメント。ただし「鉄扇」という特殊な武器を使ったアクションについては、「フィリピンの武術『カリ』をやっているので、それを応用して行いました」と涼しげに回答し、主役の貫録を見せつけた。曇三兄弟の次男・空丸を演じた中山は、兄弟役の福士と若山について言及。「僕に男兄弟はいないのですが、福士さんは最初に会ったときから兄貴として受け入れられたし、(若山)耀人の弟はかわいくて人なつっこいし、男兄弟がいたらこんな感じかなと思いました」と、関係性の良さが役柄にも反映されていたことを明かした。福士もまた、「僕はバリバリ末っ子ですが、(中山)優馬と耀人が弟として現場にいてくれていたから、二人が兄にしてくれました」として、曇三兄弟の絆の深さを語っていた。

 そして三男・宙太郎役の若山には、最年少キャストということで、「現場で一番優しかったお兄ちゃんは誰?」という質問が。なかなか一人を選べなかった若山だが、最終的には「本広お兄さん」とまさかの監督を指名。曇三兄弟と共に暮らす金城白子役の桐山は、皆から愛される若山のキャラクターを絶賛しつつ、「耀人とお風呂で背中を流しあったし、兄弟の契りを交わしたかと思っていたのに……」と一番に選ばれなかったことを嘆く一幕も。キャスト陣からも「社会の生き方を覚えたな!」とツッコミが入るなど、彼らの仲良しぶりに会場からも爆笑が巻き起こった。

 そんな同世代の実力派男性キャストが集結した“ヒロイン不在”の本作だが、現場は終始男同士ならではの和気あいあいとした雰囲気だったそう。特殊部隊・ヤマイヌ(犲)の副隊長 鷹峯誠一郎を演じた大東は、「洞窟での撮影が多く電波も届かないところにいたから、カードゲームでコミュニケーションをとっていた」と楽しかった思い出を語り、本広監督もまた「日々ムードメーカーが変わるし、男子校みたいだった」と彼らの仲の良さに言及した。

donten 続いて、映画のタイトル『曇天に笑う』にかけ、キャスト陣が「これがあれば笑顔になれる」ものを回答。福士は、「家族の笑顔。喜ぶ顔を見ると自分も喜べるし、それって幸せですよね」とコメントし、優しさあふれる回答に会場からは「おお……」と感嘆の声が漏れた。中山は、「ワンちゃんです。いつも一緒に寝ているんですが、最近は寒くて布団から出てこず、『仕事に行くからね!』と言うとやっと来てくれる」と愛犬の溺愛ぶりを吐露。若山は「欲しいものを欲しいだけ買って、やりたいことをやりたいだけやると笑顔になります!」と無邪気に語り、会場からも思わず笑いが!

 桐山は「優馬とかぶったけど、犬か猫。一人暮らしだから飼えないけど、動画を見て癒されています」と意外な一面を披露。ヤマイヌの隊長・安倍蒼世役の古川雄輝も、「僕も猫。こういう場所(神社)に来ると猫を探してしまうし、ご縁があれば拾うし、動画も見てニヤニヤします」とコメントし、動物好きな顔をのぞかせた。ヤマイヌの一員にして二丁拳銃の使い手・永山 蓮を演じた小関は、「食パンですね。中学生の時に目覚めまして」と笑顔を見せ、会場も思わずほっこりとした雰囲気に。同じくヤマイヌの新人メンバー・武田楽鳥を演じた市川は、「テニスボールみたいなストレッチグッズ。これで体をほぐしているときが一番幸せ!」とお気に入りアイテムについてコメント。ヤマイヌ一の巨体で腕力自慢の犬飼善蔵を演じた加治は、「プリンです」とギャップあふれる回答で会場を爆笑の渦に!「 この見た目で甘いものが食べられなかったんですが、差し入れでいただいたプリンがおいしくて……今、抹茶のプリンにハマっています」とスイーツがマイブームであることを明かした。大東は「音楽」と即答し、「もともとサカナクションの大ファン。この映画で書き下ろし主題歌になると聞いたときはすごく興奮したし、素晴らしい曲を作っていただいた。しかも東京のど真ん中で、GOCOOさんの生演奏と共に『陽炎』を聴けたということが一番幸せですね」と、本イベントの豪華さをあらためて実感している様子だった。

最後は主演の福士から、映画を楽しみにしているファンへ「この映画は、誇れるスーパー・エンタテインメントになっていると思います。明るく元気な作品なので、皆さんに楽しんでほしいです」とメッセージが。惜しみない拍手と大歓声の中、プレミアイベント“曇天祭り”は大盛況のうちに幕を閉じた。


■完成披露試写会 上映前舞台挨拶

 続いて同日夜には、丸の内ピカデリーで実施された完成披露試写会を実施。上映前には福士、中山、古川、桐山、大東、小関、市川、若山、本広監督が登場し、大歓声のなか上映前舞台挨拶が実施された。

 福士は「天火は明るく笑顔が多い役。皆さんにも笑顔になって観てもらえたらうれしい」とスマイル全開でコメント。女性客の黄色い悲鳴が鳴りやまぬ会場を見た本広監督は、「この映画のターゲットは女性だと思って作ったけど、今日はほとんど女性ですね」とさっそく手ごたえを感じていた様子だった。

 本作で「座長」務めた福士に対する印象を聞かれると、中山は、当初同い年の福士が兄役を演じることを心配していたが、「現場で積極的に話しかけて皆を繋げる役割をしてくれたので、自分に兄貴がいたらこんな感じかなと思った」とすぐに兄弟役に集中できたことを告白。同じく弟役の若山も、「福士さんは僕を引っ張ってくれて、強くて、身長が高くてイケメンで、今でもずっと大好き。(福士と中山と)かっこいいお兄ちゃんが二人もいて幸せです!」と目を輝かせた。そんな純粋さが際立つ最年少の若山だが、撮影現場でも全キャストからかわいがられていたようで、福士からは「(この中で)誰が一番好きなの? 監督以外で!」と無茶ぶりまで出る始末。悩んだ末に若山が「福士さんで」と答えると、福士は満面の笑みを浮かべ、他キャストは残念そうな顔を見せ、会場からは大きな笑いが沸き起こった。

 続いて映画の見どころに話題が及ぶと、古川は自身初挑戦だったという本格的なアクション・シーンをピックアップ。「ヤマイヌで一番強い役なので、アクションが初めてとはいえ強く見えるように意識し、原作漫画も何度も読み返して演じた」とその役作りを明かした。大東は、映画冒頭の「お祭りのシーン」を挙げ、「自分が出演している作品は客観的に見えないけど、このシーンを見たら一瞬でお客さんになった」とその迫力あふれる映像を絶賛。小関は「見どころは武器」と即答し、「特にヤマイヌは武器や戦い方にも個性があって、でも全員でヤマイヌだし、全体通して見た時にかっこよくて憧れる。自分が小さい頃に観たかった作品」と熱いコメントを残した。

 市川は「ヤマイヌの登場の仕方やタイミングがかっこいい!」と回答するも、本広監督から「市川は登場する全カットで立ち位置を探してるよね」とまさかの大暴露!? 思わぬ“見どころ”の登場に、会場も大盛り上がり! 対する監督は、本作の注目ポイントを「萌え」だと回答し、「軍隊萌え、制服萌え、いろんな“萌え”を凝縮させているから、各々で見つけてほしい」とそのこだわりを熱弁した。

 次のトーク・テーマは、「自分が女性だったら、登場人物の誰に惚れるか」。福士が選んだのは、桐山演じる金城白子。「やっぱり優しい人が好き。白子の支えてくれる感じが素敵」とキャラクターへの思いを語った。中山は「(大東演じる)鷹峯誠一郎。見るからに強い感じに惚れる」、古川は「(福士演じる)曇天火。笑顔が素敵なので」、そして桐山も天火を挙げながら、「カップル成立?」とおどけつつも「天火は明るく前向きな言葉をくれるのでそこに引き寄せられるし、男も女も明るい人がいいですよね」と見解を述べた。大東は、同日昼に行われた“曇天祭り”で若山に「現場で一番優しかったお兄ちゃん」に選ばれなかったことを受け、「(若山演じる)曇宙太郎! 選ばれなくて本当にがっかりしたんですよ!」とついに自らアプローチ。小関は「(中山演じる)曇空丸。ハングリー精神が好きです」として、ストイックに強さを追い求める姿を称賛した。市川は、「(東山紀之演じる)岩倉具視さん!」とまさかの登壇者以外のキャラクターを指名。「権力者が好きなんで」と笑わせつつも、「東山さんがかっこいいし色気も凄い」と惚れ込む理由を語った。そんなキャスト陣を「結局いちゃついてるよなあ」と微笑ましく見守っていた本広監督だったが、どのキャラクターに惚れるかの質問には「市川くんって言うしかないよね! 役とかじゃない、立ち位置を探す市川くん」と斜め上の回答で爆笑をかっさらった。

 最後は、登壇者を代表して福士と本広監督からメッセージが。福士は「この映画は、出演者やスタッフが全身全霊で、命がけで作った作品です。かっこいい男たちがたくさん出ていて、胸熱な映画だと思うので、皆さんも胸が熱くなって、最後は笑顔で帰ってください」とコメント。本広監督は、「2年ぐらいかけてみんなで苦しんで一生懸命作った作品。最後にサカナクションの主題歌『陽炎』がかかりますが、これは『シネマバージョン』といって映画館でしか聞けない編集になっているので、そこも楽しんでください」と楽曲のこだわりにも言及。拍手が鳴りやまぬなか舞台挨拶が終了した。


(オフィシャル素材提供)



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