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トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会

『去年の冬、きみと別れ』完成披露試写会

2018-01-27 更新

岩田剛典、山本美月、中村文則(原作者)、瀧本智行監督

去年の冬、きみと別れfuyu-kimi

配給:ワーナーブラザース映画
2018年3月10日、全国ロードショー
© 2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会

fuyu-kimi 映画『去年の冬、きみと別れ』の完成披露試写会が都内で行われ、キャストの岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、山本美月、原作者の中村文則氏とメガホンを取った瀧本智行監督が出席して作品について語った。


 本作は、ある事件の真相を追ううちに抜けることのできない罠にはまっていくルポライター(岩田)の姿を描くサスペンス。

fuyu-kimi 主演のルポライター・耶雲恭介役を務める岩田は、原作を読んだ感想を聞かれると「すっかりダマされました。トリックや伏線がどういう映像としてまとまるのかすごく興味が沸いて、ラストの終わり方に大きな衝撃を受けました。結末を知って、また最初から読み返したくなりました」と興奮気味に語った。劇中、岩田は取材対象者の罠に落ち、結婚間近の恋人を危機に陥れてしまうという役どころを熱演している。

fuyu-kimi 役作りについて岩田は、「瀧本監督の粘り強い演出を受け、暗く深く長いトンネルを走っている気分で、いつ出口が見えるか暗中模索していました。監督が夢に出てくるくらい、役に没頭できたのは初めての経験。緊張感がありました」と振り返った。

 耶雲の婚約者・百合子役を務める山本も、作品に、はすっかりダマされたことを明かし、「中盤にものすごいことが起こるんです」とネタバレしないように話し観客の期待をあおる。また、「監督から指先の動きまで細かく指示されて、途中でちょっとイヤになりました」と監督に不満げな表情を見せたものの、「ラスト近くで1回だけ『今の良かったよ』と褒めてくれたのがすごく嬉しかった」と笑顔も見せていた。

fuyu-kimi 瀧本監督は岩田と山本について、「難しい役どころなのに、2人とも見事に演じきってくれた」と称賛。さらに、猟奇殺人事件の容疑者として出演している斎藤については「斎藤くんは最初から天才カメラマン・木原坂雄大として存在していて、何も口を出さなくても良かった。まさに適役だった」との斎藤の存在感を絶賛した。岩田も「現場で斎藤さんの目の奥にある闇を見て、何度もぞっとしました」と斎藤の演技に感心しきりだった。

 原作者の中村は映画の感想を聞かれ、「映像ならではの変更がまた面白くて、原作者であることを忘れ、いち観客として見入ってしまいました。気持ちよくダマされました」と話していた。

 最後に岩田が、「この作品は、観た方すべてがダマされるような予測不能なサスペンスになっています。これからスクリーンで起こることから、一瞬たりとも目を離さないでください」と客席に向かってメッセージを伝えた。


(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)




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