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舞台挨拶・イベント

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『サニー/32』公開初日舞台挨拶

2018-02-21 更新

北原里英、ピエール瀧、門脇 麦、リリー・フランキー、白石和彌監督

サニー/3232

配給:日活
全国公開中
© 2018『サニー/32』製作委員会

32 現役国民的アイドル・北原里英をピエール瀧とリリー・フランキーの“凶悪”コンビが拉致・監禁することから始まる予測不能のジェットコースタームービー『サニー/32』。この日、行われた公開初日舞台挨拶にNGT48からの卒業を発表し、本作が卒業発表後初の主演作となる北原里英を始め、ピエール瀧、リリー・フランキー、そして門脇 麦、さらに、先日行われた「第60回ブルーリボン賞」において監督賞を受賞するなど今や、日本映画界をリードする存在となった白石和彌監督が登壇し、昨年2月に新潟の過酷な環境で撮影をされていた本作の爆笑エピソードなどが語られた。


 上映終了後、興奮冷めやがらぬ場内に盛大な拍手と歓声で迎えられ北原らキャスト、白石監督。24歳の誕生日に突然拉致され、事件にまきこまれていく主人公・藤井赤理(ふじい・あかり)を演じた北原は「この話が生まれてから3年半かかった分だけ愛情がある作品。ようやく初日を迎えてうれしい反面、さびしい気持ち」と公開初日の素直な気持ちを語れば、白石監督も「大切な作品であり、渾身の一本!」と本作への溢れる気持ちを口にした。

32 一方で、赤理を誘拐し<史上最もかわいい殺人犯>とネットで神格化された<サニー>の熱狂的信者・柏原(かしわばら)を演じたピエール瀧は「(鑑賞後の観客の)皆さんの頭に“?”がついているのが心地いい」と笑顔で語れば、二人目のサニーとして登場し物語を急展開させるキャラクターを演じた門脇 麦は「撮影は短い日数だったのですが濃い時間を過ごせた」と述懐。一方で、柏原とともに赤理を誘拐する小田(おだ)を演じたリリー・フランキーは、劇中、ピエール瀧が北原の顔を舐めたり殴ったり知るシーンがあり、そのシーンに際して瀧から「どっちがファンに嫌われますかね?」と相談を受け、「どっちもじゃない!?」と答えたエピソードを披露し場内を笑わせるリリー節で早くも観客の心をつかんでいた。

32 国民的アイドルを拉致・監禁から始まる本作を最初に観覧した際、「何かねじ込まれた感がある映画」と語ったピエール瀧と、「ネットの中にいる“アイドル”という偶像であったものを妄想して、それを実現させるとこのくらい間抜けになる。そこがリアル」と作品の感想を述べたリリー・フランキーの“凶悪”コンビ。さらに昨年2月の新潟・長岡で行われた過酷な環境下での撮影を振り返り、極寒の地でピンクのアイドル衣装で雪道を駆け抜けた北原をねぎらうと、「僕らは何枚も着込んでも乳首が立っていたのに」とリリー・フランキーが言えば、「逆に、あんな衣装をもってくるあの二人(柏原&小田)のセンス、ヤバいよね(笑)」とピエール瀧。ふたりの軽快なトークに登壇上の北原らと観客からは終始笑いが起こっていた。

32 そんな過酷な環境下での撮影を振り返った北原は拉致・監禁から逆転する“キタコレ”シーンについて触れると「まる1日をかけたので体力も精神力も使いました。普段は人に罵声を張ることはないですが、途中から楽しく気持ちよくなっていました」と女優としての“覚醒”を笑顔で語った。

 話は先週の新潟・長岡での先行公開に及ぶと、すでに鑑賞した地元の方から「知っている景色が多いことがうれしい」と反応をもらったことや、新潟県庁を訪問した際にも県知事から喜んでもらえたと語った北原。白石監督も「観ていただいた方々から最高と言っていただいた」と作品への手ごたえを感じたそう。そんなうれしそうに語る白石監督に対して、「監督はカーリングの審判やった直後に平昌から駆けつけたんですよ」と開催中の平昌オリンピックに絡めたリリーの愛のあるイジリにタジタジになる場面も。

32 イベントの最後に白石監督は「ずっとやりたい企画が形になって(脚本家の)髙橋 泉さんと一緒に作品に込めた想いを藤井赤理という人物、それを演じた北原さんに託せてよかった」と語れば、門脇も「完成を観て(北原)里英ちゃんが美しくて、すごく気持ちが持ってかれた」と称賛。ピエール瀧やリリー・フランキーも現場での北原の振る舞いに引っ張ってもらったと、座長・北原里英を絶賛する場面も。そんな言葉を受けて、北原は謙遜しながらも「現代の様々な問題が詰め込まれている作品。深いメッセ―ジや白石監督が作るアイドル映画をぜひ楽しんでほしい」と観客に呼びかけイベントは幕を閉じた。


(オフィシャル素材提供)



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