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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』初日舞台挨拶

『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』
初日舞台挨拶

2017-10-22 更新

山田孝之、知英、安田 顕、FROGMAN(監督)、バト田・スパ田(着ぐるみ)

DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団dc-taka

配給:ワーナー・ブラザース映画
全国公開中
© WBJ and DLE

 世界的ヒーロー、ジャスティス・リーグとのコラボで話題の『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』が、10月21日(土)より、全国ロードショーとなった。鷹の爪とは、2006年テレビ朝日系列で放送したテレビアニメ番組「THE FROGMAN SHOW」にて完全新作アニメシリーズとして作られ、人気を博し以降シリーズ化。CGクリエーターである、FROGMAN(本名:小野 亮)が監督、作画、声優(女性キャラ以外すべて)をほとんど一人で制作を行っているフラッシュアニメーション。「鷹の爪」劇場版として9作目となる本作は、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンを始めとするハリウッド屈指のDCスーパーヒーローたちと鷹の爪団がまさかのコラボレーション! ゲスト声優として山田孝之、知英、安田 顕らを迎え、主題歌にはGLIM SPANKY、挿入歌KenKenなど、世界征服に向け、豪華メンバーが勢ぞろい! 鷹の爪史上最高峰の作品となった。

dc-taka この度、初日を迎えた10月21日(土)に、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶を開催した。舞台挨拶にはバットマン役の山田孝之、ハーレイ・クイン役に元KARAの知英、ジョーカー役の安田 顕、そして監督のFROGMANが登壇。イベントでは先日の絢爛豪華な完成報告会見とは打って変わって、宣伝予算がまさかの崩壊……! スーツやドレスの衣装代も捻出できなくなり、スタイリング費を抑えるため監督自らデザイン、入稿、キャストのサイズ確認、一番安く発注可能なTシャツ会社のコンペ選定のすべてを一人で行い作成されたオリジナルTシャツをキャスト全員が着用して登壇いたしました!


今日はキャスト全員がおそろいのTシャツを着て登壇。FROGMAN監督にそのことについて尋ねると、「この映画のテーマということで、“予算は計画的に”と出てると思うんですけども、僕らも計画的に使っていたつもりですが、ド派手な映像や豪華な記者会見をやったり、キャストの皆さんも豪華ですし、実は今日の舞台挨拶の予算を残していなかったというですね、宣伝プロデューサーからガチで言われまして(笑)。そしたらネタにしてTシャツに予算崩壊!と書いたらどうだ、と」なんとも鷹の爪らしい理由が飛び出した。

dc-taka 監督が「題字は伊集院静さん」ということを話すと、ジョーカー役・安田から「それで予算崩壊じゃないですか!」とツッコミも。今回、山田の収録スタジオのスペースが一畳にも満たないスペースだったということで、「ドアがあって、スタンドマイクがあって、ここが壁です。(と、スペースをジェスチャーで説明。)もう動けない。ので、少しやっていると、『ごめんなさい! 暑い!』ってブースを飛び出したんです」同じ収録場所だった知英は「2回やったんですが、2回目がすごく狭かったですね」と収録の苦労話について語っていると、なんと安田だけ、快適なスペースでの収録だったことが判明。「すっごい僕、快適な場所でやらしていただきました。全然普通のスペースでしたよ」と安田が暴露すると、監督は「なんでヤスケンさん言っちゃうんですか……!」と少し焦り気味の様子で、「僕に与えられたのは60センチくらいでした」と山田が追い打ちをかけると、「その話は……次にいきましょう(笑)」と誤魔化す監督だった。

 山田が、今回の特徴的なバットマンの低い声づくりについて聞かれ、「(機械でやる)と思っていたので、ある程度低くすればいいのかと思っていたんですけど、本家のようにやってほしい、と言われて。『機械でやるんじゃないんですか?』と聞くと『いや、ご自身でやってほしい』と言われたので……予算の問題だったんですか?」と監督に尋ねると、「いや……僕知らなかったんです。機械で出来るんだって。あとで音響監督から言われて『あ!』と」と、衝撃の事実に、一同大爆笑だった。

dc-taka 知英は今回の役を演じた感想を聞かれると、「声優は今回が2回目なんですけど、ハーレクイン・クインは悪役だったんですが、ジョーカーのことが大好きでとってもかわいいなと思って、とても好きでした」とお気に入りのキャラクターであることを話した。鷹の爪団の独特なギャグについての感想を聞かれると、「予算のことを前面に出しちゃうのが面白いし、本当にくだらない話をしてるのに、笑っちゃうというのが面白いですよね。これ、ほめてますよ(笑)!」とフォロー。

dc-taka 安田は「監督が、『水曜どうでしょう』という番組で私が白塗りで巻物を読んでいる、というシーンがあったんですが、そのままやってくれ、ということで。僕としてはジョーカーがやれる、と思ったんですが、FROGMAN監督が『あれがいい』ということだったので、そのままやらせていただきました」と本作のジョーカー役に起用された際の裏話を披露。監督も「(イメージが)ありました。怪優といえば安田さんじゃないですか。怪優しかこのジョーカーはできない、と」と安田のキャスティングについて確信をもっていたことを話した。

 映画のテーマにちなんで、『もくろみがはずれてしまったこと』について質問されると、「この舞台挨拶の予算崩壊してしまったこと自体が、もくろみがはずれてしまいましたね」とFROGMAN監督。安田は「笑い声の芝居をいろいろやらせていただいたんですが、本国のほうからNGが出てしまいまして、撮り直しました(笑)」と役作りにおいて苦労した部分を語った。知英は「マスクを買いにコンビニにいって、500円だけ持って行ったんですが、いろいろ買いたくなっちゃって」とかわいらしいエピソードを披露。山田は「こう見えてすっごく慎重に動くので、あんまりないですね。ただお酒ですかね、今日のこの舞台挨拶があったので2時には寝なきゃと思ったんですが、結局6時に寝ました」と昨日がちょうど誕生日だった山田。今日が誕生日を迎えた後の初めての仕事で、キャスト・観客の皆から拍手でお祝いされる場面もあった。

 最後に「鷹の爪も映画が10周年を迎え、感慨ひとしおです。正式な映画のシリーズとしては4年ぶりの作品で、最初のころを思い出してしました。当時は全部、舞台挨拶も一人でやっていたんですけども、こんなに華々しいことができるなんて、夢にも思っておりませんでした。一つの画面をみんなで共有できるのは劇場という空間しかないので、今日は鷹の爪をご覧いただきましたが、日本には素晴らしい作品はたくさんあるので、これからも劇場に足を運んでいただければなと思います」と、FROGMAN監督のコメントで締め、鷹の爪らしさもありつつ、舞台挨拶は大盛り上がりの中終了した。


(オフィシャル素材提供)



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