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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『彼女がその名を知らない鳥たち』完成披露試写会

『彼女がその名を知らない鳥たち』
完成披露試写会

2017-09-30 更新

蒼井 優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督

彼女がその名を知らない鳥たちkanotori

配給:クロックワークス
10月28日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー
© 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』の完成披露試写会が都内で行われ、キャストの蒼井 優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊とメガホンを取った白石和彌監督が登壇した。当日は、本作が10月26日から開幕する第12回ローマ国際映画祭のオフィシャル・セレクション部門に出品されることも発表された。

kanotori 本作は、沼田まほかるの同名小説を原作に、『凶悪』(13)や『日本で一番悪い奴ら』(16)の白石和彌監督がメガホンをとったラブストーリー。

 出演者たちが全員で自身が演じた役について、「共感度ゼロ。クズ合戦」と言い切るクロストークで、蒼井は客席に向かって、「ここにいる方全員に嫌われるだろうな」とおびえる。「わたしのこと最低だと思うかもしれないけど、お手柔らかに観て下さい」と客席に呼び掛ける。蒼井は、自分勝手で嫌な女・十和子役を務めており、「女性が常識や人間関係のしがらみによって捨てている選択肢を全部体現していて、理解できる部分もある」とコメントした。

kanotori 十和子を愛する不潔で下劣な男・陣治を演じた阿部は「現場に入った瞬間に服などを汚された。地べたに座ってもいいと言われ、陣治の格好をしているときは地面に落ちたものも食べた。監督は細かいこだわりがすごいんです。足の指の間にもゴミが入っているんですよ」と白石監督の細部のこだわりをアピールする。

kanotori 性欲のためだけに動く最低な男・水島を演じた松坂は「ゲスだなーと思った。ペラペラペラ男ですよ」と自身の役を説明し、「共感できたら終わりだなと思った。皆さんも僕のことも嫌いになる」と言い切った。

 保身のために・十和子を道具として扱うクズ・黒崎に扮した竹野内もオファーを受け、「クズしか出てこない映画で、ちゃんと演じられるかなって不安があった」と告白したが、「監督が的確なヒントを投げてくださったので、現場が楽しかったし、幸せな時間でした」と述懐した。

 初共演だったという3人の男性キャストたちについて蒼井は「阿部さんは軽やかに芝居をされる方。松阪さんは、笑いが止まらなくなるくらい、こんなに薄いセリフをよく言えるなぁ~って(苦笑)。竹野内さんはホントに気を使ってくださって……。この役は受けてくださらないと思っていたのに来てくださって、『この映画の最後ってどう思われます?』と聞いてくださって、映画の核になる部分を最初に話せて、一緒に映画を作れる方なんだなと思いました」とそれぞれの印象を語った。

kanotori そんな蒼井に竹野内は「いつかご一緒出来たらと思っていました。本物の女優さんだと改めて感じました。女優である前に蒼井さんが素敵な方で……」と称賛した。竹野内の言葉に蒼井は「すいません。ありがとうございます」と恐縮しきりだった。

 最後に白石監督は「『クズだ』とか『サイテーだ』という発言がたくさん出ましたが、最後は美しく愛おしい映画になったと思うので、皆さんぜひ応援をよろしくお願いします」と客席に向かってメッセージを伝えた。


(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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