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舞台挨拶・イベント

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『ブランカとギター弾き』来日トークイベント

2017-07-14 更新

サイデル・ガブテロ/長谷井宏紀(ハセイコウキ)監督

獣道blanka

配給:トランスフォーマー

© 2015-ALL Rights Reserved Dorje Film

 日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た長谷井宏紀(ハセイコウキ)監督がフィリピンを舞台に撮影し、世界中の映画祭で高い評価を得た話題作『ブランカとギター弾き』がシネスイッチ銀座ほかにて7月29日(土)より全国順次ロードショーされる。

 舞台はカラフルでエネルギーに溢れたマニラのスラム。YouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていたブランカ役のサイデル・ガブデロは演技初挑戦ながら、美しい歌声と演技力で観る者を強く惹きつける。彼女に生きる術を教える盲目のギター弾きには、生涯を通して実際にフィリピンの街角で流しの音楽家として活躍していたピーター・ミラリ。その他、出演者のほとんどは路上でキャスティングされている。そして劇中、演奏されるスペインをルーツにした素朴で温かいフィリピン民謡「カリノサ」は必聴。母親を買うことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”。本作はどんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作。

 本作の主人公ブランカを演じたサイデル・ガブテロの来日し、『ブランカとギター弾き』イベントが開催された。


 満員の会場にMCの呼びかけで、登壇した長谷井宏紀監督は「暑いですね。空調の調子が悪いみたいなんですが、フィリピンを感じていただければ(笑)」と挨拶。初めにMCから世界での映画祭での評判を聞かれると、「スイスでの観客賞を受賞したのですが、その時に映画を観たスイスの年配の女性から(この作品を観て)今日一日が楽しい日になった、と言ってもらえたし、韓国では上映が終わった後に観客のひとりが、飲みかけのコーヒーを、私にはこれしかないけど、ってくれたんだ。私にはこれしかあげれるものがないってね(笑)。もちろん全部飲み干したよ」また、ストリートでキャスティングを行なったことについては「オーディションを途中までやっていたんですが、10歳のブランカという役に25歳のアクロバテッィックが得意な人が来たりとしたので(笑)、その土地で、その場所で生きる人を欲していたので、結局路上キャスティングをしました」スラムの子供たちと作品を作ることについては、「スラムの子供たちは遊びと仕事が同じ位置にあって、そこが良かったです」と振り返った。さらに、音楽を重要な要素の一つにしようと思ったのはなぜかという質問には「音楽が嫌いな人はいないですよね。ジャマイカとかルーマニアとか音楽が日常と一緒にある場所に行くのが好きなので」と返答。

 そしてここで主演のサイデル・ガブテロが盛大な拍手の中、元気いっぱいに登場。初めての来日について聞かれると、「たくさん回りたいところがあってとても楽しみでした。昨夜はインタビュー取材がたくさんあって、あまり回れなかったです。でも明日、帰国前にディズニーランドに行けるといいな、と思います」と13歳ながらの可愛らしい答えが。MCから去年の11月ぶりの長谷井監督との再会の感想を尋ねられると「再会はとても嬉しいです。ホテルに着くと、監督が踊りながら迎えてくれました」と話し、会場からは笑い声が湧き上がった。映画の感想を聞かれると「20日間の撮影の中で、いろいろな経験をしました。出来上がった映画を観てとても感動しました」と返した。また、今作が初めての映画出演で、初主演あることに関しては「初めての映画、初めての演技だったので、いろいろな思い出があって、どの思い出も忘れられないです」と答えた。撮影中の監督の印象を聞かれると「監督は撮影の前と後に冗談をたくさん言ってくれたり、ダンスをしてくれたりしました(笑)。また、監督の口癖が“Really(本当?)”だったので、それをからかったりしていて、本当に面白かったです」と撮影時を振り返った。

 質疑応答に続いてサイデルがフィリピンの愛国的な歌である「AKO」という歌と、2曲目に、大きくなって両親への感謝を忘れてしまったことへのメッセージが込められている「ANAK」を披露。そして最後に、「この歌をピーターに捧げ、今日来ていただいている観客の皆さんにも気に入っていただけると嬉しいです」と話し、家族の大切さをうたった歌である劇中歌「カリノサ」を披露。会場を力強く伸びやかな歌声で魅了した。歌を聞いた監督も「いいね。最高!」と、感極まってコメント。彼女の成長について聞かれると「また彼女と一緒に映画を作りたい」と、再タッグを熱望。フィリピンでも有名楽曲である「カリノサ」は長谷井監督自らが家族をテーマに作詞した。

 最後に「映画を観終わった後に渋谷の町並みを歩きながら、いい夜を過ごしていただければ」と長谷井監督、「今日はお集まりいただきありがとうございます。そしてまたこの映画を応援していただいてありがとうございます。映画を観終わって、お家に帰りながら目に涙が浮かんでいると良いなと思います」とサイデル・ガブテロが観客に向けてメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。


<サイデル・ガブテロ プロフィール>

 2004年生まれ。YouTubeに自身の歌う動画をアップしていたところ、『ブランカとギター弾き』プロデューサーに見出される。演技初挑戦ながら、物怖じしない堂々とした存在感と豊かな表現力を発揮。現在はフィリピン国内でミュージカルに出演するなど、女優、歌手として活動の幅を広げている


映画『ブランカとギター弾き』

 (原題:Blanka、2015年、イタリア、上映時間:77分)

 ■イントロダクション
 日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た長谷井宏紀監督がフィリピンを舞台に撮影し、各国の映画祭で高い評価を得た話題作。
 舞台はカラフルでエネルギーに溢れたマニラのスラム。YouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていたブランカ役のサイデル・ガブテロは演技初挑戦ながら、美しい歌声と演技力で観る者を強く惹きつける。
 彼女に生きる術を教える盲目のギター弾きには、生涯を通して実際にフィリピンの街角で流しの音楽家として活躍していたピーター・ミラリ。その他、出演者のほとんどは路上でキャスティングされている。劇中に演奏される、スペインをルーツにした素朴で温かいフィリピン民謡「カリノサ」は必聴だ。母親を買うことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”。本作は、どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作だ。

 ■ストーリー
 窃盗や物乞いをしながら路上で暮らしている孤児の少女ブランカは、ある日テレビで、有名な女優が自分と同じ境遇の子供を養子に迎えたというニュースを見て、“お母さんをお金で買う”というアイディアを思いつく。
 その頃、行動を共にしていた少年たちから意地悪をされ、ブランカの小さなダンボールで出来た家は壊され、彼女は全てを失ってしまった。途方に暮れるブランカは出会ったばかりの流れ者の路上ギター弾きの盲人ピーターに頼み込み、彼と一緒に旅に出る。
 辿り着いた街で、彼女は「3万ペソで母親を買います」と書かれたビラを張り、その資金を得るために窃盗をする。
 一方でピーターは、ブランカに歌でお金を稼ぐ方法を教える。ピーターが弾くギターの音に合わせて歌い出したブランカの歌声は、街行く人々を惹きつけていく。
ある時、二人はライブ・レストランのオーナーに誘われ、幸運なことにステージの上で演奏する仕事を得る。十分な食べ物、そして屋根のある部屋での暮らしを手に入れ、ブランカの計画は順調に運ぶように見えた。
しかし、彼女の身には思いもよらぬ危険が迫っていた……。

 ■監督・脚本:長谷井宏紀
 ■製作:フラミニオ・ザドラ
 ■制作:アヴァ・ヤップ
 ■撮影:大西健之
 ■音楽:アスカ・マツミヤ、フランシス・デヴェラ
 ■出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョほか
 ■配給:トランスフォーマー

 ■公開
 シネスイッチ銀座他にて7月29日(土)より全国順次公開!

 © 2015-ALL Rights Reserved Dorje Film


オフィシャル・サイト
 www.transformer.co.jp/m/blanka/ (外部サイト)




(オフィシャル素材提供)



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