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舞台挨拶・イベント

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『散歩する侵略者』完成披露試写会
ワールドプレミア

2017-08-12 更新

長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石 研、黒沢 清監督、前川知大(原作者)

散歩する侵略者sanpo-movie

配給:松竹/日活
9月9日(土) 全国ロードショー
© 2017『散歩する侵略者』製作委員会

 映画『散歩する侵略者』の完成披露試写会が都内で行われ、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石 研、黒沢 清監督、原作者の前川知大が出席した。会場の後方よりキャスト陣が登場すると観客は大きな声援と拍手で迎えた。

sanpo-movie 第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中の注目を集めた同作は、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台『散歩する侵略者』を『アカルイミライ』などの黒沢 清監督が映画化。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるというストーリー。平穏だった町が変化するさまが描かれる。

 「地球を侵略しに来た」と妻に告白する夫を『舟を編む』などの松田龍平、そんな夫に翻弄される妻を『世界の中心で、愛をさけぶ』などの長澤まさみ、一家惨殺事件を調査するジャーナリストを『セカンドバージン』などの長谷川博己が演じる。

sanpo-movie この日、映画のストーリーにちなんで“概念を奪えるなら誰のどんな概念を奪いたいか?”という質問をされたキャスト陣の中で、引きこもりの青年を演じた満島は「世界中で一番日焼けした引きこもりだと思っています。こんなに散歩が好きなアクティブな青年が引きこもりの役を演じるという最高の機会を与えていただきました」と笑顔で挨拶。

 「僕は、(松田)龍平さんの“落ち着き”の概念を奪いたい。龍平さんは、ナイーブで繊細な方ですが、感情が表に出てこない。僕は、落ち着きがなくて全部バレるし、全く隠せないんです」と答え、自身に無いものを松田が持っていると告白。

 また、満島は松田がいかに落ち着いているかということについて「映画は真夏に撮っていたんですけど、(気温が)36度くらいあっもて龍平さんは革ジャン着ているのにすごい涼しそうな顔をしていたんです」と撮影時のエピソードも披露。

sanpo-movie 一方の松田は、テンション高めに話続ける満島に対して「(満島とは)タイプが違いすぎて絡みづらい。苦手だな……」と返して会場を沸かせた。

 また、「大半が怒っている役で、怒るという感情はエネルギーがいるので、精神的にも肉体的にすごく疲れました」と告白した鳴海を演じた長澤の夫・真治を演じた松田は、「僕(真治)なのか、宇宙人なのか?という感覚に捕らわれるくらい不思議な経験でした。長澤さんのエネルギーだけが灯(ともしび)というか、(僕に)エネルギーが全然なかったので……」と難しい役柄を演じるにあたって、長澤の存在がよりどころだったという撮影現場を振り返っていた。

sanpo-movie 黒沢監督はカンヌ映画祭への参加を振り返り、観客の反応について「とても好意的でした。ただ映画祭には僕と松田さんと長谷川さんで行ったんですが、『アクトレスはどこに行ったんだ!?』と何人にも言われて……」と述懐。

 最後に黒沢は「ワンカットワンカット悩みながら撮ったのですが、最終的にはなんの迷いもない明快な作品になったと思います。皆さんも最初は悩むかもしれませんが、最後には確信が待っています。どうぞ楽しんで観てください」と観客に向かってメッセージを伝えた。


(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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