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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『この世界の片隅に』第29回東京国際映画祭 舞台挨拶

『この世界の片隅に』
第29回東京国際映画祭 舞台挨拶

2016-10-29 更新

のん、片渕須直監督

この世界の片隅にkonosekai

配給:東京テアトル
11月12日(土) テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー
© こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

konosekai 第29回東京国際映画祭にて上映されたアニメ映画『この世界の片隅に』の舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズで行なわれ、声優を務めたのんとメガホンを取った片渕須直監督が出席した。

 本作は、「夕凪の街 桜の国」などで知られる、こうの史代の同名漫画をアニメ映画化。太平洋戦争期の広島県・呉を舞台に、ある一家に嫁いだすずが、大切なものを失いながらも懸命に日常を生きる姿が描かれる。

 監督は、テレビアニメ「BLACK LAGOON」シリーズや『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直。今年7月に芸名を能年玲奈から改名したのんが、初の主演声優を務めている。

konosekai ヒロイン・すずのアフレコを務めたのんは、「今までは漠然と戦時下の時代が別の世界にあるものだと思っていた」と話し、「すずさんが日々を一生懸命暮らしている姿がすごく素敵で、素晴らしい作品だと思いました」と原作を読んだ時の感想を語った。

 役作りについて聞かれたのんは、「すずさんという人は、戦争にあからさまな嫌悪感を示す人ではないと思いました。それよりも、目の前にある毎日を、懸命に生きるという部分を意識しました」と語る。

 そんなのんの声優ぶりについて、片渕監督は、「広島弁や呉弁など難しかったと思うのに、とてもナチュラルに習得してくれて、完成度の高いものになった。彼女のことが誇らしい」と絶賛。

konosekai 本作は、フランスやイギリス、アメリカなど世界14ヵ国での配給も決定している。のんは、「どんなことがあっても毎日がめぐってくるという、“普通”がすごく愛おしくなる作品です。日々を生きることや普通に生活していくことの切なさや感動はすべての人に響くと感じているので、日本国外の方にも見ていただけるのは素敵なことだと思います」と作品をアピールした。



(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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