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『続・深夜食堂』完成披露上映会

2016-10-03 更新

小林 薫、河井青葉、小島 聖、キムラ緑子、渡辺美佐子、多部未華子、不破万作
安藤玉恵、宇野祥平、金子清文、須藤理彩、小林麻子、光石 研、松岡錠司監督

続・深夜食堂meshiya

配給:東映
11月5日(土)より全国ロードショー!
© 2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会

 日本を代表する国民的「食」コミック「深夜食堂」(ビッグコミックオリジナル)の映画化第二弾、『続・深夜食堂』が11月5日(土)より全国公開となる。

 2015年1月に公開し、全国80館という規模での上映にもかかわらず、興収2,5億円、動員数20万人超を記録するヒット作になった映画『深夜食堂』。原作は550万部超えの安倍夜郎の大ヒットコミック。ドラマ化もされ、中国、韓国、台湾でも人気を集め、映画『深夜食堂』もアジア各国で大ブームとなりました。それから1年『続・深夜食堂』として再びスクリーンに戻ってくる。

 10月3日、映画の完成を記念して、完成披露上映会が実施された。マスター役の小林 薫はじめ、ドラマ・シリーズでおなじみの常連客、不破万作、安藤玉恵、宇野祥平、金子清文、須藤理彩、小林麻子、光石 研、前回映画版ゲストで出演し、本作では常連客として登場する多部未華子、さらに、本作にて本シリーズ初参戦となった河井青葉、キムラ緑子、小島聖、渡辺美佐子、そしてドラマシリーズ第一弾から世界観を作り上げてきた松岡錠司監督と、個性豊かな“深夜食堂ファミリー”総勢14名が集結!

 劇中で“めしや”店内にも飾られている新宿、花園神社の酉の市名物で、商売繁盛を願う“熊手”が登場。実際の花園神社の酉の市にも出店する中村屋の職人たちが本作の完成披露のためだけに、全長約4メートル、約50万円相当の超豪華絢爛な巨大“熊手”を制作! 前作の大ヒットに続くべく、スタッフ、キャストが巨大な“熊手”前で『続・深夜食堂』の商売繁栄(大ヒット)を祈願した。


meshiya 公開までいよいよあとひと月となった3日、会場にはいち早く本作を観ようと、観客500名が詰めかけた。鈴木常吉によるおなじみのテーマ曲が流れ、総勢14名のキャスト・監督が登場! まずは主演の小林 薫が「めしやでマスター役をやってます、小林 薫です。完成披露ということで大勢であいさつに伺いました。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつ。続編ということで「映画も2作目、ドラマは4作目に入りましたので、全部含めてここまで続くと思っていませんでした。うれしいことなんですが、予想外というか、前作は公開規模は大きくなかったけれど、1館あたりの売り上げは2番目だとか。そういう数字を調べている人がいて、ありがたいなと。東映さんも、もう1回おいしいものをいただきたいと思ってらっしゃるのかなと(笑)」と会場を笑わせた。

meshiya 小林に続き、今回初出演となる女性ゲスト陣もあいさつし、本作で出演した渡辺美佐子は「こういうお話し大好きです。人間って馬鹿でかわいくてせつなくて。松岡監督とはこれで5回目の作品。私よりずっと若いのに生意気で、『そこは美佐子さん泣かないほうがいいと思うよ』とか『まじめにやって』とか言いたいことをおっしゃるけど、素直に聞いてしまいまいます。不思議な魅力」と松岡監督について語った。キムラ緑子は「めしやはゆるやかで情緒あふれる世界。曲を聴いただけで泣いてしまいそうな。初日にめしやに入って思ったのは、思ったよりものすごく狭くて、横に座っていた不破さんとものすごく距離が近くて袖を“すりすり”しながらやらせていただいて」と撮影時を振り返った。小島 聖は「おいしいものがたくさん食べられるんだろうなと期待してたんですが、枝豆とビールだけでした(笑)。人の呼吸が分かるようなカウンターで芝居ができたのはすごくうれしかったです」と初参加の印象を語った。

meshiya 河合青葉は「いつか出られたらいいなとずっと思っていたんですが、今回続編で願いが叶ってすごくうれしかったです。ミーハーな感じで、常連さんのやりとりをずっと見ていました」と念願の出演だったことを明かした。前作で初出演し、本作からレギュラー陣の仲間入りとなった多部未華子は「前作でみちるはどこまででも話を広げられる終わり方で、もし続編があるならまた……と思っていた。ラッキーという気持ちでガッツポーズをしました。取材の方々に『レギュラーとして』と言われるのがまだ慣れなくてこっぱずかしいというか、でもすごくうれしいです」とあいさつした。

 総勢14名という大所帯を前にした松岡錠司監督は「これだけの人数がいると気が遠くなりますよね。名誉だなと思ったのは、20代から80代まで、1つの映画の中で様々な世代が演技のアンサンブルを繰り広げること。その幅の広さは僕の1つのテーマでもある。面白いと思います。庶民の人情喜劇、それを魅力的な方々が演じることでいかに面白いか、今日確かめていただきたいと思います」と語った。

 また、劇中では「めしや」店内に新宿・花園神社の熊手が飾ってあるが、今回は舞台上に全長4メートル、約50万円相当の巨大熊手が登場! なんと実際に花園神社の熊手を作っている中村屋さんが「続・深夜食堂」のために特別に制作したもの。豪華絢爛な熊手の下で、それぞれ自分の役名が書かれたちょうちんを手にフォトセッションが行われた。

 さらに、フォトセッション後には、中村屋が半被姿で舞台上に登場。実際に花園神社の酉の市で、熊手を購入した際に、商売繁盛を願ってお店の方々が手締めを行うが、舞台上でも、花園神社の酉の市と同様に、中村屋の「ヨオー!」の勢いのある掛け声と、拍子木の音とともに、監督・キャスト、集まった客席500名全員で三・三・七拍子の手締めを行い、映画の大ヒット、登壇者、客席全員のご多幸を祈願した。息のピッタリと合った監督・キャスト陣のやりとりに、酉の市さながらの豪華な手締めと、会場中がお祭りムードのなかイベントは終了した。


■小林 薫のコメント

meshiya 路地から入った店(めしや)も主役だし、料理もゲストも主役だし、そう思っていたけど、パンフレットを見たらレギュラー陣は絞っても16人いる。オダギリくんたちもいれたら24~25人いて、ドラマでも映画でもそんなのないんじゃないかなと。常連というくくりで、彼らにもドラマがあるというのを、不破さんとか綾田さんとか見ていて感じるでしょ? 常連さんも主役だし、そういう意味ではいろんな見方がちりばめられている作品だなって。
 どういうわけだか「深夜食堂」という作品が少し独り歩きしているようなところがあって、去年韓国に行った時もネットでドラマを見ているファンがすごく多かった。台湾でもそのままのタイトルで台湾版がはじまったり、「深夜食堂」には人の気持ちをとらえるというか、アジアに広がってファンが増えているというのをソウルいったときに実感しました。続編になっても「深夜食堂」はまだいくらでもあるんだなって、こんなお話しも紡いでいけるんだと楽しみに思っていただけたら幸いです。


■松岡錠司監督のコメント

 今日がお披露目なんですけど、初めて身銭を切った方々が観る会です。それに応えられているか、戦々恐々としていますが、楽しみにしています。続編はやったことがないからハードルが高いなと思った。「深夜食堂」を分かっている方々に「続編」として作品を発信するのはけっこうなプレッシャーだなというのを感じた。唯一言えるのは、前回よりもっとお腹がすきます。ご覧になった後は何か胃に入れたくなる。そうやって誰かと話してどんどん広がっていくといいなと思います。これからも一つよろしくお願いします。


■不破万作のコメント

 7年間ずーっと忠さんをやっています。そんなにやっていたんだと思いますが、“めしや”はマスターが飽きない限りもう何年か続けてほしいです(笑)。


■安藤玉恵のコメント

 小島(聖)さんが演じられた役のことが自分にも起こったらどうしよう、すごく若い男の子に惚れられたらどうしようとか、自分にも起こったらいいなって思いました。妄想しちゃうというか、楽しいですよね。


■宇野祥平のコメント

 7年間続いているので、変わらない“めしや”があって、とずっと思っていたんですけど、今回観てみんな年を取っていて、そういう変化も見れるなって。みんなの顔でも時間を感じてもらえたら素敵な作品だと思います。


■金子清文のコメント

 こういう風体をしてますが、映画ではサラリーマン風の常連客をやらせてもらっています。多部未華子さんはじめレギュラーが増えまして、頼もしく観ました。町内会に顔の見える人が増えたみたいでよかったです。


■須藤理彩のコメント

 7年マスターのところに通い続けているんですが、だれでも受け入れてくれるし、疲れた女性陣には癒されるというか、温かい世界に包まれるなと。じんわりと振り返る。


■小林麻子のコメント

 いろいろな世代の女性が右往左往して悩んでいるのを見るといいですよね。頼もしい先輩たちがいっぱいいていいなと思いました。


■光石 研のコメント

 現場に行ったら薫さんがいらっしゃって監督もいらっしゃって、そこに行くとすごくホッとするんですよね。また帰ってきたという気持ちで、すごく素敵です。



(オフィシャル素材提供)



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