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舞台挨拶・イベント

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『家族はつらいよ』初日舞台挨拶

2016-03-15 更新

橋爪 功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、中嶋朋子
妻夫木聡、蒼井 優、徳永ゆうき、中村鷹之資、山田洋次監督

家族はつらいよkazoku-tsuraiyo

配給:松竹
大ヒット上映中!
© 2016「家族はつらいよ」製作委員会

 「男はつらいよ」シリーズ終了から20年、山田洋次監督待望の喜劇『家族はつらいよ』がいよいよ3月12日(土)より公開となった! 結婚50周年を迎える夫婦に突如訪れた“熟年離婚騒動”に大慌てする家族の物語。本舞台挨拶では、お馴染みの家族メンバー8人に加えて、長男夫婦の息子役を演じた中村鷹之資、調子のいい鰻屋を演じた徳永ゆうきが登壇した。

 3月12日(土)に全国321館で封切られた『家族はつらいよ』の公開初日を祝して行われた初日舞台挨拶。特別に「35mmフィルム」で上映を行う丸の内ピカデリーには多くの観客が訪れ満席に。(※丸の内ピカデリーで3/12~4/15、35mmフィルムでの上映)

 3月14日のホワイトデーに先駆け男性キャストから“ホワイトデー”プレゼントとして、それぞれのパートナ―の皆様に花束をプレゼント。各々から花を選んだ理由も聞き出し大盛り上がりの舞台挨拶となった。


 司会から呼びこまれ、橋爪 功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、中嶋朋子、妻夫木聡、蒼井 優、徳永ゆうき、中村鷹之資、山田洋次監督の総勢11名が登場。大きな拍手で迎えられそれぞれ挨拶した。


山田洋次監督: よくぞ来てくださいました。『東京家族』で一緒になった皆と、もう一度、今度は喜劇がやりたいと思って『脱線家族』などと言っていましたが、今日『家族はつらいよ』として封切を迎えられて嬉しいです。アンサンブルを楽しんでいただければと思います。

橋爪 功: これからご覧になる方の前での挨拶かと思ったら、もうご覧いただいた後だと聞いて嫌な気持ちです(笑)。楽しかったですか? (会場から大きな拍手)良かったです。(反応が無ければ)心は花冷えでした。馬子にも衣裳とはこのことですね(笑)。これからご覧になる方々もぜひご高覧くださいませ。

吉行和子: 初日を迎えられ嬉しく思っています。こんな夫(橋爪)に仕えているもんで疲れてしまいました(笑)。でもこの作品では言いたい放題言ってストレスを解消させていただきました。これからもお誘いあわせのうえご覧くださいませ。

西村雅彦: 待ちわびた公開初日。大勢の方と迎えられて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう!

夏川結衣: お越しくださいまして本当にありがとうございまます。嫁っていやだな、家族ってつらいなと思っていましたが、少しうらやましくもあり愛おしい家族だと思います。よろしくお願いします。

中嶋朋子: ご覧いただいた皆さんの前だとドキドキします。何でも言いあえて、ケンカもできる家族をご覧いただいたので、皆様の中に沸々としたものが沸いている方もいらっしゃるかと思います。ぜひご家族もお連れになって、ご覧いただければと思います。

林家正蔵: 家族はつらいです、家に来たらわかります(笑)。辛くても良いもんです。ご覧いただいて色々なお話ができると思いますので、ぜひお誘いあわせの上ご覧ください。

妻夫木聡: 朝早くから大勢の方にお越しいただき誠にありがとうございます。ご覧いただいて、ちょっとでもほっこりとした気持ちになっていただけていたらありがたいです。なぜか上映後の舞台挨拶だと「すみませんでした」って言いたくなっちゃうのですが、皆さんニッコリと笑っていただいていて、楽しんでいただけたようで良かったなと思います。

蒼井 優: 家族が一緒になって笑って観られる映画が最近あまりないような気がしているので、この映画は大好きです。今日一緒にお越しになっていない家族の方も連れてきて観ていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

中村鷹之資: 山田洋次監督の作品で初めて映画に出演させていただいたことをとても嬉しく思っています。父も“寅さん”が大好きだったので感激しています。現代劇でカルチャーショックを受けましたが、温かみが皆さんに届けば良いなと思っています。

徳永ゆうき: 調子の良いウナギ屋という紹介で笑わないで下さい(笑)。山田洋次監督と初めてご一緒させていただき嬉しいです。映画もウナギ上りになると良いなと思っていますので、皆さんよろしくお願いします。


 MCから『東京家族』と同じキャストで新作を撮影した意味を聞かれると山田監督は、「“はじめまして”で顔を合わせて作品を作っていくのが普通ですが、『東京家族』一作品やってせっかくわかってきてアンサンブルの良さが出てきたのにもったいない、もう一度やりたいと思いました。アンサンブルを生かして家族の想いが伝わる作品にしたいと思ったからです。寅さんシリーズも中心人物は8人一緒でした。今回も8人で、ちょうどそのくらいが良いアンサンブルになるんだと思います」と答えた。

 そしてホワイトデーを翌々日に控え、感謝の気持ちを込めた花束贈呈。橋爪から吉行にチューリップが、妻夫木から蒼井にラナンキュラス、西村から夏川にダリア、林家から中嶋へピンクのカーネーションが送られた。

 橋爪は花を選んだ理由として「私が選んだ花は紫色のチューリップなんですが、花言葉が、“永遠の愛”なんです。吉行さんしかいないでしょう」とコメントすると吉行も、「また、口が上手いわね。心の中はどう思っているか分からないけど、やっぱり口に出してもらうとうれしいわ」と応え息の合ったところをみせた。

 妻夫木は黄色のラナンキュラスを選び、「優ちゃんが、『東京家族』も『家族はつらいよ』も“黄色”の衣装が多いなと思って、ピュアで太陽のようなイメージにぴったりだから」とコメントすると、蒼井から「ピュアって死語じゃない?」と突っ込まれ場内が笑いに包まれると、山田監督がすかさず「幸福の黄色い女」(代表作・『幸福の黄色いハンカチ』にかけて)と続け、会場から拍手が上がった。

 西村はダリアを送り「花言葉が、“優雅”なんです。 “優雅”の“雅”は、雅彦の“雅”、そんな思いも込めて選びました」とコメントすると夏川は「えー自分勝手ねー!」と応え笑いを誘った。

 林家はピンクのカーネーションを送り、「朋子さんへ贈る花は、花言葉“ありがとう”と“謝罪”の意味を込めてピンクのカーネーションです。数々のNGすみませんでした」とコメント。中嶋は「謝られてしまいました」と恐縮しながらも「林家ペー、パー子さんのように末永くよろしくお願いします」応え、現場の和やかさも伝わる花束贈呈となった。

 最後に山田監督が「昔の映画館はもっとにぎやかだった。遠慮なく笑ってしゃべって、楽しくにぎやかにご覧ください。そして少しでも元気になってもらえれば幸いです」とコメントし、舞台挨拶は終了。終始和やかな雰囲気で絶妙のコンビネーションをみせた一行だった。


(オフィシャル素材提供)



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