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作品紹介

トップページ > 作品紹介 ロパートキナ 孤高の白鳥

2016-01-23 更新

原題:OULIANA LOPATKINA, LA DIVINE
ロパートキナ 孤高の白鳥lopatkina
© DELANGE PRODUCTION



イントロダクション

lopatkina ロシアで最も格調の高いバレエ団と称えられる、マリインスキー・バレエ。チャイコフスキーの名曲にマリウス・プティパが振り付けた三大バレエ「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」を世に送り出したバレエ団としても知られている。200年以上の歴史を誇るこのバレエ王国で、現在頂点に立つプリンシパル、ウリヤーナ・ロパートキナ。彼女の踊る“白鳥”は世界一と評されるなど、現役にして既に伝説の称号を手にしている奇跡のダンサーだ。

 ロパートキナの踊る姿を永遠に残すことこそが、バレエを愛する者の使命だと考えたのは、『至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~』、『バレエに生きる~パリ・オペラ座のふたり~』のマレーネ・イヨネスコ監督。バレエ映画をライフワークとする彼女が、ロパートキナからの厚い信頼を得て、ドキュメンタリー映画を完成させた。

 なぜ、彼女は踊り始めたのか? ロパートキナの原点を探るべく、カメラは母校のワガノワ・バレエ・アカデミーを訪れる彼女を追いかける。懐かしい場所でロパートキナが口にしたのは、少女の頃の厳しい修業時代についての意外な告白だった。

lopatkina さらにイヨネスコ監督は、ロパートキナを取り巻く人々の証言を集め、孤高のプロフェッショナルの素顔を紐解いていく。「誰にも迎合せず、自分の芸術にひたすら奉仕する人よ。敬服するわ」と絶賛するのは、パリ・オペラ座のかつてのエトワールであるアニエス・ルテステュ。マリインスキー劇場に招かれて「白鳥の湖」を踊った時にロパートキナと「昔からの親友みたいに話せた」と微笑む。「感動の舞台だった」と、昨日のことのように瞳を輝かせるのは、ロパートキナのパリ・オペラ座の初舞台で、「ダイヤモンド」を一緒に踊ったガルニエのジャン=ギョーム・バールだ。また、ロパートキナのプライベート・ライフにも密着、サンクトペテルベルクにあるお気に入りのカフェや、最愛のひとり娘との微笑ましい交流も紹介される。

lopatkina しかし、何と言っても圧巻なのは、めったに入れないマリインスキーの稽古場に踏み込んだカメラが捉えた、成功した今も変わらない過酷なリハーサル。そして、それらの気の遠くなるような日々の鍛錬が、一気に花開く華麗なる舞台だ。ロパートキナが現在最も入れ込んでいる『愛の伝説』は、「この作品は人生の縮図よ」と語る彼女自身の深く熱い解説と共に味わえる。他にも、『瀕死の白鳥』『レ・シルフィード』『カルメン』などの貴重な映像がふんだんに登場し、客席からは見ることのできないつま先の繊細な動きや、指先に込めた想いまでを映し出す。

 舞台では決して味わえない、もうひとつのバレエ体験が、ここにある。


(2015年、フランス、上映時間:90分)

キャスト&スタッフ

監督:マレーネ・イヨネスコ
出演:ウリヤーナ・ロパートキナ、アニエス・ルテステュ、ジャン=ギョーム・バール、ピエール・ラコットほか

配給
ショウゲート
2016年1月30日(土)、渋谷Bunkamuraル・シネマほか全国公開

オフィシャルサイト
lopatkina-movie.jp (外部サイト)

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