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『母と暮せば』音楽が坂本龍一に決定!!

2015-08-03 更新

<br />hahatokuraseba © 2015「母と暮せば」製作委員会


 松竹配給にて12月12日(土)より公開となる、山田洋次監督の83作目となる最新作『母と暮せば』。この度、本作にて音楽を坂本龍一が担当することが決定した。山田洋次監督とは今回が初タッグ。昨年より療養中だった坂本にとって、今作が復帰第一作となる。

 今作の企画が立ち上がってすぐに、山田監督から坂本龍一の名前が挙がり、映画音楽の仕事をオファーしたところ、『男はつらいよ』シリーズの大ファンだという坂本もすぐさま快諾し実現に至ったという。

 企画が立ち上がって間もない2014年4月、山田監督は吉永小百合とともに東京芸術劇場で行われた坂本のコンサートを訪れた。吉永はライフワークとしている原爆詩の朗読で坂本がピアノ伴奏を担当するなど、坂本とは親交があり、このコンサートで山田監督に坂本を紹介したことが今回の話のきっかけともなっており、吉永が二人をつなぐのに一役買ったかたちとなった。

 本作は4月下旬から7月中旬までの約2ヵ月半におよぶ撮影を終え、秋の完成に向け、現在ポストプロダクション中。


【坂本龍一のコメント】

 『寅さん』映画は、歳をとるほどに味わい深く感じられます。最近などはタイトルバックの江戸川が見えるだけで、涙目になってしまいます。もう帰ってくることのない昭和の日本への郷愁でしょうか。小津安二郎や成瀬巳喜男の映画にも共通のものを感じます。
 その山田洋次監督から、次回作の音楽を頼まれました。しかも吉永小百合さんが同席しています。このお二人に何かを頼まれて断れる日本人がいるでしょうか。そして内容は井上ひさしさんの『父と暮せば』へのオマージュとして呼応するように、長崎が舞台となっています。核のない世界を望んでいるぼくとしては、これはやるしかありません。
 このような大作が、病気からの復帰後第一弾の仕事なのですから、ぼくは本当に幸せ者です。

【山田洋次監督のコメント】

hahatokuraseba 『母と暮せば』の企画を発想したとき先ずぼくの念頭にあったのは、主役は吉永小百合、音楽は坂本龍一、このお二人しか考えられないということでした。最初に吉永さんの承諾を得てそのあと、彼女と二人でコンサート中の坂本龍一さんの楽屋に押しかけ口づてで企画を話しました。彼の口から快い承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかったものです。坂本龍一さんと組んで仕事をするのは長年の夢でした。ぼくの頭の中にはすでに坂本龍一の美しい音楽が鳴り始めています。

【吉永小百合のコメント】

hahatokuraseba 昨年の四月、山田監督とご一緒に坂本さんのコンサートに伺いました。
 坂本さんが『母と暮せば』の音楽を創って下さることになって、嬉しくて嬉しくて舞い上がっています。


映画『母と暮せば』

■ストーリー

 1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。
 その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。
 そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた――。

■監督:山田洋次
■脚本:山田洋次・平松恵美子
■出演:吉永小百合、二宮和也、黒木 華、浅野忠信、加藤健一、広岡由里子、本田望結、小林稔侍、辻 萬長、橋爪 功ほか
■配給:松竹

 12月12日(土) 全国ロードショー

 © 2015「母と暮せば」製作委員会

オフィシャルサイト
http://hahatokuraseba.jp/ (外部サイト)

(オフィシャル素材提供)



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