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舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『6才のボクが、大人になるまで。』公開記念トークショーイベント

『6才のボクが、大人になるまで。』
公開記念トークショーイベント

2014-11-06 更新

千原せいじ

6才のボクが、大人になるまで。boyhood

配給:東宝東和
11月14日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
© 2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.

 第64回ベルリン国際映画祭で監督賞にあたる銀熊賞に輝いたリチャード・リンクレイター監督作品『6才のボクが、大人になるまで。』の公開記念トークショーイベントが都内にて行われ、お笑いコンビ千原兄弟の兄・千原せいじが出席した。

boyhood 本作は『ビフォア・ミッドナイト』のリチャード・リンクレイター監督が主人公や両親を演じた俳優など、同じキャストとともに12年にわたって撮り続けるという斬新な手法で描いたヒューマンドラマ。6歳の少年メイソン(エラー・コルトレーン)の成長とその家族の変遷を描く。

 千原はWEBで連載中のブログ「千原せいじの悩まんでもええねんで!」で、世間の子育ての悩みをバッサリ辛口に切っており、普段から自身の子育て論を語っている。この日も10歳の息子を持つという客席いた母親からの質問に答えていた。

boyhood まず、作品の感想を聞かれた千原は「急激に成長してるのが気になった。もうちょっと世代、世代に時間が欲しかったけど、12年撮り続けたものを観られるというのがこの映画の一番の見どころ。監督は12年間一つの作品を撮り続けるのに、どうやってモチベーションを保っていたのかな。素晴らしい。俺やったら8分が限度や」と笑いをとりつつ、リチャード・リンクレイター監督の斬新な手法を絶賛した。

 また、主人公の実の父親を演じたイーサン・ホークについて「彼の能天気なところがこの映画を救っている。いい親父や。俺もあんな親父にオレもなりたい」と感想をもらす。子育てのシーンを観て共感したらしい。さらに、「親父の偏った教育の仕方は好きですよ。俺は子供も極端なほうが分かりやすいと思う。

 千原には11歳の長男がおり、息子について「自分の部屋によう入ってくる。ぼくに興味があるみたい」と仲の良さをアピールしつつ、「(長男は)よそで自己紹介するときは、『(弟で相方の千原)ジュニアの甥っ子です』って言うてるみたいや(苦笑)」とコメント。そんな息子には、「基本、夢は叶わないものだと教えている。頑張ってなれるもんじゃない」とプロの道の厳しさを教えているという。

boyhood そして、自身の少年時代を振り返った千原は、「今の子は大人に憧れない。かっこ悪いと思ってるらしい。もっと大人がしっかりせなあかんよね」としみじみ。また、千原は小5のときにしていた交換日記に「吉本笑い芸人になりたい」と書いていたことを明かし、「田舎を出て、飯食うために芸人を目指したんや。有言実行や。ある意味サッカーの本田(圭佑)と一緒なんや」と得意顔で語っていた。


(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)



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