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2014-08-15 更新

イントロダクション

　今や歌舞伎界を背負う存在でありながら、今年、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、映画界でも活躍がめざましい市川海老蔵。日本映画界を代表するヒット・メーカー三池崇史。お互いの才能に惚れあう二人の最新作がついに実現する。

　四世鶴屋南北により、1825年に初演された歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」は、日本三大怪談のひとつにも数えられ、ジャパニーズ・ホラーの元祖として、今も上演が相次ぐ。2010年に、歌舞伎で伊右衛門を演じて以来、映画化を熱望した市川海老蔵が、本作の企画に名を連ね、製作から公開まで作品を牽引する。市川海老蔵が演じる“色悪”の魅力が、傑作「四谷怪談」をモチーフにした「現代劇」で花開き、愛憎と狂気のホラー作品を創り上げる。

ストーリー

　舞台「真四谷怪談」で、お岩役を演じるスター女優・後藤美雪（柴咲コウ）。美雪の強い推挙により、恋人である俳優・長谷川浩介（市川海老蔵）が伊右衛門役に大抜擢される。さらに、鈴木 順（伊藤英明）と朝比奈莉緒（中西美帆）がキャストとして決定する。

　、伊右衛門のエゴや非道さに傷つくお岩の怨みと恐ろしさを舞台にうつし出す【四谷怪談の世界】と、それを演じる男女の愛と欲が渦巻く【現実世界】。舞台に集った俳優陣が、稽古と日常のはざまで、それぞれの想いが募っていく。

　二つの世界で裏切りを知った“叶わぬ想い”は現実と舞台をオーバーラップし、やがて一つの怨念となり、膨れ上がる。

　彼らを待ち受けるのは愛の成就か、それとも残酷な闇か。

（2014年、日本、上映時間：94分、PG12）

キャスト＆スタッフ

監督：三池崇史
原作・脚本：山岸きくみ「誰にもあげない」（幻冬舎文庫）
出演：市川海老蔵、柴咲コウ、中西美帆、マイコ、根岸季衣、勝野 洋、古谷一行、伊藤英明ほか

配給
東映
８月23日(土) 全国ロードショー

オフィシャルサイト
http://www.kuime.jp/

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