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『TOKYO TRIBE』完成披露試写会イベント

2014-06-24 更新

鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、竹内 力、園子温監督

TOKYO TRIBEtokyotribe

配給:日活
8月30日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー!
© 2014 INOUE SANTA / "TOKYO TRIBE" FILM PARTNERS

 常にセンセーショナルな作品を放ち続ける園子温監督が挑む最新作は、近未来の"トーキョー”を舞台に、ストリートギャングたちが大暴れする『TOKYO TRIBE』。90年代ストリートカルチャー&ファションを牽引した累計250万部超え、井上三太による伝説的コミックの映画化となる。

 この度、新宿バルト9にて完成披露試写会が実施され、NHK朝の連続テレビ小説に出演中、今年大注目の俳優・鈴木亮平、一般オーディションから大抜擢! 北海道在住で本職がHIPHOPアーティストのYOUNG DAIS、園監督が見初めた期待の新進女優・清野菜名らフレッシュな主要キャストが、園子温監督とともに登壇した。サプライズで竹内 力も駆けつけ、誰よりも早く映画を観ようとかけつけた観客・マスコミ関係者で超満員となった会場は大盛り上がりだった。


まずはご挨拶をお願いいたします。

鈴木亮平: いよいよ完成しました。今日は『TOKYO TRIBE』の完成披露試写会にお越しくださりありがとうございます。この映画は世界初のバトル・ラップ・ミュージカルで、今まで誰も作ったことのないものになったと自負しています。

YOUNG DAIS: 映画に出たのが初めてなので、こういう舞台挨拶も初めての経験で。天気に恵まれて今日を迎えられて心から嬉しいです。上映、トークも楽しんでいただけたらと思います。

園子温監督: 今日は本当にめでたい日です。本当に感謝しています。世界でも絶対なかった<バトル・ラップ・ミュージカル>。アクションが盛んのアジア映画界に挑戦状をたたきつける、この作品をぜひ見ていただきたいと思います。


「TOKYO TRIBE2」映画化のオファーを受けた時の心境は?

園子温監督: 最初は、自分では無理だと思いました。すごい世界観で、どうやって実写にすれば?と。それで、本物のラッパーをいっぱい出すことを思いついて、次第に全部ラップにしちゃえ!ミュージカルにしちゃえ!スタントなしで役者全員がアクションをやってる!……と盛り上がってきて、次第にこれはいけるわ、と。ひとつ重要なのは、本物の街がひとつも出てこないんです。街は全部つくちゃった。最初はこれは失敗するだろ……と思ったけど(笑)、作っているうちにノリノリになっていった感じですね。


鈴木さん、『TOKYO TRIBE』に出演することになった感想をお聞かせください。

鈴木亮平: 原作は、中高時代にどんぴしゃだったんです。カッコいい先輩たちが皆読んでました。メラは好きな役だったから、演じる上ではプレッシャーでした。園監督と仕事ができるというのはこれほど名誉なことはないし、そこが嬉しかったです。セリフをラップでしゃべってくれればいいからと監督に言われて、それならできるかなと思って、自信をもってやりました。
 ト書きを読んだら、「Tバックでラップをするメラ」とか「Tバックでバッサバッサと切っていくメラ」とだけ書かれてあって、Tバックで一番強そうな体を作らないと……と、プロレスラーをイメージして体を作っていきました。今よりも10キロぐらい体重が多かったと思うんですけど、今まででの自分にとっての最大体重で。街で「あの……プロレスラーの方ですよね?」と声をかけられて、よしと(笑)!
 現場では1カット1カット撮るごとに拍手が起こったりして、そういう現場は初めてでものすごく刺激的でした。


YOUNG DAISは、YouTube公開オーディションや一般オーディションが行われ、その中を勝ち抜いて主演を演じることになったことになったのですよね?

YOUNG DAIS: 漫画は僕もリアルタイムで、その頃からHIP HOPに魅了されてました。いろんな要素が散りばめられて、影響をたくさん受けた作品です。時を経て映画としてカムバックするということで、ぜひ参加したいと。
 僕は北海道出身で、監督にお会いして演技をしたりお話をしたりして、まさか自分が主演に選ばれるなんて思ってなかったけれど、少し時間がたったら自分が海にちょっと似てきてるぞと(笑)。不安もあったけど、やるしかないと気持ちが乗ってきました。役作りは、原作と台本を見比べたりして海になりきるために時間を費やしました。現場はお祭りみたいでした。1シーンを6時間かけて撮ったりして。

鈴木亮平: あの一体感があったからラッパーと役者がひとつになれた気がします。


清野さん、原作を読まれたときの印象はいかがでしたか?

清野菜名: オーディションに出ることが決まって初めて読んだんですが、クレイジーだなと思いました。決まった時は本当に信じられなくて何回もマネージャーさんに確認して、ふたりで泣きながらハグをして(笑)。これまでにないチャンスだから清野奈名をぶつけたいと思いました。
 アクションは元々得意でしたが、ブランクがあって不安がありましたから、撮影の1ヵ月前からDAISさんと練習をしました。


 ここで、サプライズゲストとしてブッバを演じた竹内力さんが登場! 冗談を飛ばして場内を温めたところで、「園監督は本当に爆発的。すさまじいエネルギーで現場を飲み込んでしまうパワーがありました。これから作品を観るので、どんな作品になっているか楽しみです」とコメント。
 ブッバという極悪非道なキャラクターについて、鈴木さんは「いい意味で開いた口がふさがらなかったです。自分は振り切ってやったけど、完成した作品を観たら、竹内さんははるか上を行ってましたね(笑)」と語り、園監督は、「作品を観た方は、これはもう人間じゃない……と。動物映画だなと(笑)」とそれぞれ絶賛のコメント。


最後にひと言ずつお願いいたします。

園子温監督: 世界初のバトル・ラップ・ミュージカル! 言いづらいですけど、皆さんだんだん慣れてくると思います。今、『アナと雪の女王』やってますけど、蹴散らしますから! 何回も観れば皆さんラップもできるようになりますから(笑)。

鈴木亮平: 今年のミュージカル映画の本命はこっちです!(超満員の会場から大きな拍手)

YOUNG DAIS: バトル・ラップ・ミュージカルが世界初で観られるということです。最後、皆さんの心に残るものがあればと思います。

鈴木亮平: 世界で誰も作ったことがないということは、誰も観たことがないということです。刺激の洪水になってますから、皆さん体を揺らしながら観ていただけたらと思います。


 この日、会場で初めて作品を観る竹内の音頭で「バトル・ラップ・ミュージカル!」という大きな掛け声が場内に響き渡り、上映後は率先して自ら再び舞台に立った。この日は、誰よりも早く作品を観ようと観客のみならず多くのマスコミ関係者も駆けつけ、超満員となった劇場は大きな盛り上がりを見せた。


(オフィシャル素材提供)



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